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クレイモデル完成(2016年8月上旬)IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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クレイモデル完成。ロードバージョンとしての形が出来上がった。
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前の記事でも書いたが、この時点では全ての凹みなどを再現しているわけではない。
カウル締結用の3方向ファスナー取り付けのための凹みなどの造作は後工程での作業となり、
この時点ではラインテープによるマーキングのみ。これで成形型にもFRPにも位置と面上の形は反映される。
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フロントフェンダーは別体で整形するのでクレイモデルもこんな風に単独。
このフロントフェンダー内側(車両中心側)のほぼすい直面にあるマーキングはのはヘッドライトの光軸調整用の
サービスホール(いわゆるふたのついたサービスリッド)。
ヘッドライトはフロントフェンダー(フロントカウルとボルトで結合)にマウントされるのだが、光軸調整のために
いちいちフロントカウルを開閉していたらやりにくくてしょうがないと思うので、ここにサービスリッドを設けて
ヘッドライトハウジングの背面にアクセスできるようにした。
ちなみに、ロービームの光軸調整機構はオリジナルの設計で、少しばかり不安要素もあるのだが、出来上がってきた
各パーツを仮組みした状態では何とかうまく機能しそうな動きが確認できたので、少なくとも最悪なこと(再設計、
再製作 → うまく機能しない →再々設計、再々製作 → ループ…)にはならなそうで良かった。
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フロントカウル前端においてある板は、大きさから想像がつくかと思うがライセンスプレートの大きさ、位置の確認用。
しかし、このライセンスプレートが…
最新の保安基準(最近変わってもうじき施行される)ではこの状態ではダメで、縦方向も水平方向も傾きが10度以内
でないといけないという事になるらしい。
そんな、今さらそんな情け容赦無い無体なことを言われても…と思えど、もうそれはどうしようもない…と。
この話が出て、池谷さんから、何とか、かっこ良くとはいわないまでも見栄え悪くないように出来ないでしょうか?
と相談され、検討してはみたが(フロントカウルの一部を切り欠いたり、へこませたり、3Dデータ上で色々やってみた)…、
残念ながらこれに関してはギブアップ。本当にどうしようもない。
何らかのマウントステーをカウル上につけて立たせるしかなさそう。 つらい…。
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サイドビュー、リヤクォータービュー。
この写真だけ見ると1号車(2013年製作)とあまり変わった印象は無いように思える。
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フロントビュー
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各部ディティール
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リヤビュー。リヤカウルは1号車からほぼキャリーオーバー。
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フロントクォータービュー。 ライセンスプレート…。
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ちなみに、1号車のクレイモデルはこんな感じだった。製作は2013年の春。
クレイモデル完成 4月8日時点 Vol.2 2013年04月13日(土)
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この1号車、キャビンの丸みとスリークさがあらためてすごい。
このフロントスクリーン、アクリル製だが形状がすばらしくいい。
やっぱりこれはこれで、作っておいて良かった。あくまで結果としてだが、そういう機会に恵まれたことに感謝したい。




写真は全て、この作業をお願いしている NY Connect の内藤さん撮影。



とって置けるものならとっておきたいクレイモデル。でもそれは出来ない…。



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クレイ仕上げ、R取り(2016年8月初め) IF-02RDS Road version 開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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大きな面が出来て、細かい部分の仕上げ、角のR取り。
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仕上げといってもこの段階では細かい凹みなどは反映しない。例えばサイド面のファスナーをおさめるための
くぼみなどは位置とふちの形状がわかるようにラインテープなどでマーキングしておくがへこみはつけない。
型をどういう分割にして、どういう方向に抜けるようにするかによるのだが、少なくとも、型が抜ける方向と
直行するような方向にあいた穴とかへこみは、それがあると型からFRPを抜けなくなってしまうので、この段階では
反映せず、メインボディ成形後にそれに穴をあけてまたクレイなり何なりで造形し、その部分のみ別に成形して、
接合面を合せて、接着なり貼り込みすることになる。
こういうところにスライド型など使えればいいのだが、さすがにちょっと現実的ではない。
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フロントウインドーとサイドウインドーは滑らかにつなごうとすると結構無理があって、そのため両者の間の
Aピラーは1号車よりもずっと太い(幅が広い)ものにせざるを得なかった。全然性質の違う2つの面を、その広く
なった幅の中である種強引になじませているわけだ。
以前もこのことには触れているが、データ上では何とかまとまったように思えていたのでそれほど不安は無かったが、
このクレイモデルで見ても大丈夫そうだ。
実はAピラーもそうなのだが、そのすぐ上、Aピラー上端と接するルーフ面は複数方向からの造形上のしわ寄せが
結構来ていてまとめるのに苦労したところ。厳密には完璧な面にはなっていない。専門用語で言うと極率連続が
保てていない。普通のシェーディングなどではパッと見わからないがゼブラチェックをするとわかる。
データ上はそうなのだが、このクレイモデルでは作業をお願いしている NY Connect の内藤さんがきれいに
仕上げてくれた。こういうのはスキルの高い人の手が入ることのいいところ。そういうところが他にも色々ある。
データ上で気になっていたところが1/1の立体できれいになって、それを自分の目で確認できる。何ともありがたい。
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Aピラーに関しては他にも思うところがあって…
フロントウインドーの形状変更のためにAピラーはその位置も1号車よりも前に出ていて、そのため前方視界は
1号車より悪化している。単純に水平方向の見渡せる範囲が狭まっているということ。フロントウインドーが
もっと極率が強くてもOKなら、よりサイドに回り込ませて、Aピラーを1号車に近い所に出来れば斜め前方の視界は
ずっと良くなる…のだが、そうは出来ない。
保安基準の中の、主にガラスを通して見える2重像の要件でこうなるのだが、多少その問題があったとしても、
あるいは景色が多少ゆがんで見えたとしても、向こうが見えるほうが、ここにAピラーが来て視界をさえぎるより
ずっとマシじゃないか、と個人的には思う。
そういうことが保安基準について詰めていくと良くある。
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あともう少しでクレイモデル完成。


写真は全て、この作業をお願いしている NY Connect の内藤さん撮影。



もう少しで完成、というのはどの工程でもいいものだな…。



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クレイ左右反転(2016年7月下旬) IF-02RDS Road version 開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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出来上がった車両左側の測定データを車両右側にポイントとして置いていく。
NC切削なら機械任せで容易にできることだが、今回は手作業。
ポイントを置くためにその部分にクレイを盛る。なんだか岩とかにたくさんはりついたフジツボのよう。
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ポイントまで荒削り。
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一般面の仕上げ削り。
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フロントカウルとフロントフェンダー。
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ここで、イケヤフォーミュラさんからリクエストのあった、サイドポンツーン下側の造形変更。
ここにエアコンなどのホース類を取りまわしたいのでそのためのスペースを確保して欲しいとのことで、
それ用のふくらみを設ける。
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ほぼ形になって、フロントフェンダー左右も合体。
とはいっても、この後の作業を考えて、また分離できるような構造になっている。
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フロントウインドーの合せガラス越しに中の合板製のコアが見える。この珍しい光景ももうじき見納め。
クレイモデルなのだが、フロントウインドーはあるしリヤカウルもあるので、なんだかいつもとは違う感覚。
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大きな塊としての造形はこれで出来上がり。あとは角Rや穴、凹みなどのディティール処理。



写真は全て、この作業をお願いしている NY Connect の内藤さん撮影



先にガラスがあるって安心できていいな…。


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クレイ荒削り、修正(2016年7月中旬) IF-02RDS Road version 開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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クレイの荒盛りが出来たら荒削り。サクサク削って形を出していく。
このあたりの工程が一番楽しいというデザイナー(自分でクレイも削るタイプの)、モデラーは多い。
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荒削りが進んで大まかに形が出来ると、気になるところも出てくる。
基本的に3Dデータに沿って(荒盛りしたクレイの上に)いくつもポイントを置いて、それらを滑らかに
つなぐように荒削りしていくので、3Dデータが完璧ならそれを仕上げればいいだけ…、
なのだが実際にはいろいろ気になる点が出てくるわけだ。
そういうところに、修正案の表現としてラインテープを貼って検討する。
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純粋に造形として気になる点の他に、FRP化するときに成形できない(狭くて貼りこめないなど)ような
ところもあるので、そういうところには現実的な修正を施す。
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何度か修正を繰り返し、それぞれの面のいわゆる一般面は仕上げに入る。
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比較的大き目なノッチ部分の凹Rは処理するが、凸Rはまだ取らない。エアインテークやライト類用の穴もラフなまま。
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通常は車両左側半分をまず形にして、良し、これで行こう、となってから左右反転する。だから車両右側はまだ荒盛り
状態のまま。左右反転作業を行うには、角Rを取らない状態で要所を3次原則定期でポイントを測定し、その数値を
左右反転して車両右側に反映する。この測定時に角Rを処理してしまっているとやりにくいのでそのままにしておいた。
角Rの処理は左右反転ができてから一気に。(このやり方クライアント、プロジェクトなどによって異なる)
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仕上げられたクレイ表面特有のマットな質感。 このあともまだ修正は続く。
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写真は全て、この作業をお願いしている NY Connect の内藤さん撮影。



修正しないでいいようなデータが作れれば一番いいことはいいのだが…。



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クレイ荒盛り、荒削り(2016年7月上旬) IF-02RDS Road version 開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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FRPを1プライした上にクレイを荒盛り。フロントフェンダーは別体で、まずはフロントカウルとキャビンから。
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フロントフェンダーも仮置きして荒盛り。こうすると少し全体像が見えてくる。
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再びフロントフェンダーをはずして荒削り。NY Connect の内藤さん、仕事が速いからどんどん進む。
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フロントウインドーは保安基準を満たすために材質を合せガラスにするとともに全面的に形状も変更。
3次元の自由曲面だったものをほぼ2次曲面に近い形状に。しかも1号車から結構拡幅(片側50mm程度)
されているのだが、この状態でこれだけ見るとそうとは思えないほどで、やっぱり小さなキャビンだなと思う。
3D CAD上で形状修正し始めた頃は、うわぁ、幅なんて広げたくないなぁ…などと思っていたのだが、
やっているうちに段々いけそうな気がしてきて、最終的には、案外これうまくまとまったかもしれない、
少なくとも画面上では大丈夫そうだ、と半分ホッとしてもいた。
とはいえ、やはり現物を確認するまでは不安要素のひとつだったので、こうして現物で確認して、
十分スリムに見え、まとまりも悪くなく思えて良かった。安心した。


写真は全て、この作業をお願いしている NY Connect の内藤さん撮影



荒削りが始まって形が見えてくるとやはり嬉しい…。



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クレイ前処理:FRP 1プライ(2016年7月1日時点) IF-02RDS Road version 開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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全体に張ったネットの上にFRPを1プライ。
これが硬化すればようやくこの上にクレイを盛り付けられる。
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独立した状態のフロントフェンダー。
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この時点で、合せガラス製のフロントウインドーも載せて位置出しをする。
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これが届くまでは色々心配したし、悲観的になったりもしたが、出来上がってみれば光学試験も一発で余裕でクリア
(数値的に余裕があるという意味ではないが…)、保安基準をちゃんと満たし、その証であるJISマークも刻印され、
しかも当初聞かされた見込み納期よりも早くに納品された。。(まぁ、この納期に関してはガラスメーカー特有の安全を
みての返答だったのだと思うが)
この車を作るにあたり、いくつかあった大きな懸案事項のひとつであったフロントガラスが、この時点でここにある
ということがとても嬉しい。信じられないくらいに嬉しい。
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1号車からキャリーオーバーするリヤカウル。ごくわずかに改修する箇所はあるが、それはまたあとの工程で。
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フロント用の合せガラスが完成し、そのあとを追ってサイドウインドー(ドアガラス)も同じガラスメーカーで
製作するのだが、当初ここはポリカーボネートで製作するつもりでいたものを、途中でやはりここもガラス製で
なければダメかもしれない…という話がポリカの成形業者から出てきて、急遽ポリカをやめて本物のガラス製、
それもフロントと同じ合せガラスにすることになった、という経緯がある。
当初想定したポリカなら普通に成形できる3次曲面(自由曲面)が、本物のガラスで成形できるのかどうか、
またそこから検討しなおし…。
縦横ともにあまり極端な曲率にならないよう、また曲率変化もなるべく押さえて、それに合うようにルーフまわり、
ドアまわりともに形状修正。そうやっていくつかのパターンを考えてみたが、やはりどう考えても当初のポリカを
想定していたものよりもぐっとカッコ悪くなる。(何も知らずに見る人にはそれ程ではないかもしれないが…)
うーん、ここに来てこういうことにしなければならないのか…、悲しくなった。
当初案があきらめきれないので、ダメもとで修正した案と、当初の案の両方のデータをガラスメーカーに渡して
検討してもらったところ、“3次曲面で出来ると思います” と案外あっさり返答が来て、それなら是非そちらにして
ください!ということで発注し、納品を待つこととなった。良かった。
しばらくしてそれらも完成し、8月下旬頃にはイケヤフォーミュラさんに納品されている。
私は今日の時点でもまだ見ていないのだが、もうじきシャシーとともに(他の色々な部品とともに)持ってきても
らえるので、こちらの指定した箇所に刻印されているであろうJISマークを見るのが楽しみだ。


写真は全て、この作業をお願いしている NY Connect の内藤さん撮影。



オリジナル形状のガラスにJISマークが刻印されるって、嬉しいものだな…。



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クレイ前処理2:ネット(2016年6月末頃) IF-02RDS Road version 開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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合板の要所にワイヤーを張る修理が終わったら、全面にネットを張る作業。

フロントカウル
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フロントフェンダー
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キャビン部分。今回はリヤカウル部分はクレイモデリングは行わないのでネットもここまで。
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クレイモデルも最近は面データから切削で作ることが多い(1次モデルをNC切削で作り、それをたたき台にして
スタイリングCAD上ではわからなかったディティールの微妙に出来の良くないところを修正するためにクレイを
盛ったり削ったりして人の手で微調整。そうやって熟成していき、何度かのチェックを経てようやく承認をもらい、
それをまた測定してデータ化…という長い工程を要する)が、今回は既に出来上がっているリヤカウルと現物合せ
する必要があるので(出来上がっているものに対して機械で作ったものをぴったり合わせるのは至難のわざなので)、
それを最も合理的にやるには…と考えて、結局この車に関しては1号車の時と同じように手作業でクレイモデルを
作ることにした。
クレイでやる限りついて回る形状的な制限はあるし、ドア開口部などの造作(結構複雑)も人手に頼らざるを得ず、
そういう工数のかかる作業が他にも色々あって、それは1号車のときから気にしてはいるのだが…、1号車のときから
製作を請け負っていただいているNY Connect の内藤さんがまたやってくれるので、手間はかかるが心配は無い。
このクレイを盛り付ける前の一連の処理、ワイヤーやネットを使ってFRPのベースとする方法も内藤さんが考案、
実行してくれたもので、合理的でいい方法だと思う。


実はこの車とは別にもう1台、同じような車体寸法(全長は少し長く、車高はより低い)で、少しだけロードカー
寄りのスタイリングの車を開発中なのだが、そちらはパワーユニットなどこれとは全然違うもので、ゼロからの開発
スタートということもあり、思い切ってデータから直接マスターモデルを切削で作り(9月下旬に既に完成済み)、
そこからCFRPボディの成形型、CFRPボディ本体の製作を別のところでやっていただいている真っ最中…である。
マスターモデルを切削で作るとなると、手作業によるクレイモデリングではやや面倒な左右反転など、機械任せで
完璧だし、ドア開口部のやや複雑な造作もマスターモデルに反映できるので、そのあたりに後々の手間がかからない
のもいい。いわゆるアンダーカットに注意すること、成形型の作り勝手なども考慮してデータを仕上げるのみ。
ただ、この大きさのマスター型を切削で作るとなると、どうしてもその費用はかさんでしまう。
発注するにあたって複数の業者に見積もりをお願いしたのだが、この大きさをまかなえるちゃんとした大型の設備を
持っているところ自体が限られているし、実績なども考えると更に選択肢は狭まる。普段自動車メーカーなどを相手に
しているようなところだと相応な価格を言ってくることは目に見えているし(正直そこまではかけられない)、
あまり慣れていないところだととんでもない見積り額を出してくることもあって、もらってみて驚く…。
製法を工夫してなるべく材料(高価)を少なく済ませるように考え、可能性のあるいくつかの業者に対してその説明を
して、その上で見積もってもらったのだが、その説明をしても業者によっては、うちではそのやり方は出来ませんわぁ…
とか言われたり、説明したことがなかなか理解してもらえなかったりして、同じようなことをやっている業者でも色々
である。それに、理解してもらえないのは先方のせいだけではなくこちらの実績不足ということも多分にあるだろう…。
結局発注したのは、そういうことに慣れていて、品質としても人としても安心できる旧知の業者となったのだが、
フロントウインドーガラスの時と同様、いわゆる“餅は餅屋”の言葉通りの世界がここにはあるなとあらためて思った。


写真は全て、この作業をお願いしている NY Connect の内藤さん撮影。



もう1台のことも紹介できたらいいのだが…。



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クレイ前処理1:ワイヤー(2016年6月下旬) IF-02RDS Road version 開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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イケヤフォーミュラさんから届けられたクレイモデルのコア(中子)に、クレイを盛り付ける前の処理について
書いていきます。
1/1スケールのクレイモデルのコアは普通もっと合板の間隔が大きく空いていて(300mmとか500mmとか)、
それぞれの隙間に硬質ウレタンなどを詰めていくのだが、これはそうしないで済むように合板をたくさん使って
こんな目の詰まった間隔で組み合わせている。それでも、このままではまだクレイを盛り付けられないので、
この表面を家庭用の網戸などで使うような目の細かいネットで覆い、その上にFRPを1プライだけ貼って下地とする。
これは前回の1号車のクレイモデルを作った時と同じ方法。

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そのネットを張る前の作業として、角部分など要所にワイヤーを張ってネットを張りやすくする。

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フロントフェンダーは形状的に一体では作りにくいので、コアの時点から別体で作業を進める。

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合板だけではどうしても形状が追いきれないところは硬質ウレタンを入れ込んだり、ホイールアーチ部分には
塩ビを貼り付けたり…、細々と下準備を整えていく。

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これらの作業だけでも数日を要すので、進行上はその数日間はやや歯がゆいように感じるのだが、
この沢山の合板を組んで出来たコアの姿も魅力的なので、これが見れるのもこの時までと思うと、
それはちょっと惜しまれるような気持ちにもなる。

写真は全て、この作業をお願いしている NY Connect の内藤さん撮影。



このコアのスケールモデル、本当に企画したいなと思う…。



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クレイモデルコア到着(2016年6月13日時点) IF-02RDS Road version 開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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今年の忙しさはかつて無いレベルでこのブログの更新もなかなかできずにいる。
そろそろ書こうか、いいかげん書かないとな、でも、もう疲れたから明日にしよう、そうしよう、手も痛いし…
この繰り返し。
ここしばらくずっと並行していくつかの案件が進行していて、今年に入ってからというもの、父親の葬儀を含めて
新潟の実家に帰省した数日を除いて、丸1日休んだという記憶が無い。
常時かかえている複数の案件のうち、ようやくひとつの終わりが見えてきて、良し、これが終わったらブログ再開だ。
うまくしたら自転車も再開だ、などと思っているうちに、また別の見積り依頼だの、相談だの…。
いつになったらやれそうですか?と聞かれて、2ヶ月くらい後なら…と断った仕事もいくつか。
で、その2ヶ月が経つ前にまた別の依頼があって、いつまで経ってもその2ヵ月後がやってこない。
 
だが、もう本当にいいかげんに書いていかないと自分の中でも記憶が風化するし、純粋に写真と文章で記録しておきたい
という思いも強いので再開を強行しようと思う。

で、とりあえずはIF-02RDSロードバージョンの製作過程、まずはクレイモデルのコア(中子とも言う)の話から。
さかのぼること4ヶ月、今年、2016年6月13日に栃木県鹿沼市のイケヤフォーミュラさんから神奈川に到着した。
前回の1号車のときと同じように積載車で運ばれてきた。あれからもう3年が経つ。もうそんなに経ったのか…と思う。
積載車を運転してきてくださったのは池谷さんとイケヤフォーミュラさんでこの車の製作を担当していただいているTさん。
おだやかで仕事のできる人たち。私はこの人たちが大好きだ。

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届いたクレイモデルコアは前回同様、角パイプで組んだベースフレームの上にたくさんの合板を組んだもの。
ボディの面データに100mmピッチでX-Z、Y-Zの断面線を引いて、そこからマイナス10mmのオフセット断面線を作り、
そのオフセットした断面線に沿って合板をレーザーでカット。それをベースフレームの上に格子状に組んだもの。
基本ピッチは100mmだが、部分的にそれではすまないところは少し細かくしている。
合板に描かれた数値はX,Yそれぞれの番線方向の数値。この文字もレーザーで入れていて、ちょっといい雰囲気。

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最大の懸案であったフロントウインドーも間に合った。ちゃんと合せガラスで出来ていて、左下には(保護のための
養生シートでくるまれていて見えないが)JISマークも刻印されている。

このガラスのために池谷さんといっしょに富山県のガラスメーカーに出張に行ったのだが、そのときの打合せがまた…、
先方の反応が何とも積極性にかけるというか…、むしろネガティブと言ったほうが適切なくらいのもので、約束らしい
事柄は何ひとつ出来なくて、かなりガッカリしたことを覚えている。
ただ池谷さんと一緒の出張は、北陸新幹線にも初めて乗ったし、好きな人達と富山に旅行に行ったみたいで楽しかったw
結果としてガラスはこうしてちゃんと出来てきたし、当初の見込みよりも早く来たし、まぁお願いして良かった、
このメーカーに。 このガラス製作の経緯も、今日のところはともかく、いつか書いてみようと思う。


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このフロントウインドーガラスを保安基準に沿ったものにするため(屈折率などの関係であまり曲率が強いものや
傾斜がきついものは保安基準を満たせない)、キャビンは下側が100mm程度拡幅されている。サイドビューでの
傾斜角度はほぼ同一。これは何とか死守したかったので実現できて良かった。
拡幅された100mmという数値は変化幅としてはかなり大きく感じるが、とにかく保安基準を満たすガラス形状を
実現するためにはしょうがない。そんな大幅な変更をしてデザインが成り立つのか?という心配さえあったが、
何とかギリギリのところでまとめられたのではないかと思う。

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この車で唯一カーボン目がむき出しのリヤウイング。

リヤカウルはリヤウイングを含めて保安基準に抵触するところがないので、1号車のものをほぼそのまま使う。
“ほぼそのまま”というのはリヤコンビライトの変更があって、2号車で使うリヤコンビライトの形状に合わせて
わずかに修正が必要なため。

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このリヤコンビライトは…1号車では、私の設計ミスでアウターレンズの形状と位置の修正をしなければならなかった
(製作を担当してくれたNY ConnectのNさんに迷惑をかけてしまい申し訳ないことをしてしまった)し、池谷さんも
あまり気に入っていないようだったし、私自身、その仕上がりは不本意なものだったので、2号車では変えたいと思って
いた箇所のひとつだった。

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新しいリヤコンビライトは少し幅が広いため、リヤカウルの切り欠きがその分大きくなる。そしてそのままだと
左右のエンブレムぎりぎりになってしまうので、それらは車両中央よりに移動することになる。


再開初日はなるべく簡潔に…と思っていたのだが、やはり書き出すと長くなる。
めんどくさいなと思わないでもないが、やっぱり楽しくもある。なるべく続けられるようにしたい。





仕事して、その記録をつけて楽しいと思える…幸せなことだ。多くの人と色々な事に感謝。



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度重なる修正(2016年1月頃) IF-02RDS Road version 開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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しばらく更新できなかったブログ、今年に入って1月に2つ、2月と4月に1つずつ、3月と5月はひとつもアップせず。
それだけ通常業務が忙しかったのだが、普通に考えればありがたいこととはいえ、そうそうありがたい話ばかりでは
ないところが何とも…。

さて、開発中のIF-02RDSのその後だが、保安基準を満たすための詳細条件を洗い出すため、イケヤフォーミュラさんが
国交省とのやり取りをずっとやっていたのだが、これがまぁ長い長いやり取りで…、何かひとつ聞くたびに1ヶ月2ヶ月は
平気で待たされる。これはもう普通にやっていたらいつまでたっても決着しないかも…、そんなどうしようもない雰囲気
を感じながらも忍耐強く交渉を続けたところ、ある筋からの協力を得ることが出来、とたんに一気にスピードアップ。
そこからとんとん拍子に懸案事項がひとつずつ解決していき、ある条件の範囲内なら、オリジナルデザインのイメージを
大きく壊さずにいけそう、ということが判明した。それが昨年の12月頃だったかと思う。この連絡を受けたことが昨年の
一番嬉しいことだった。

色々懸案事項というか不安要素があるのだが、デザイン上の最大の懸案は歩行者保護の観点からフロントノーズ前端の
高さと形状を維持できないのではないか?ということだったのだが、これはそのある条件の範囲内なら問題無しとのこと。
もちろんアプローチアングル(と最低地上高)は確保しなければならないが、ここが厚ぼったくなって鼻先が上がって
しまったら、このデザインは成立しない。まるっきり別の車になってしまう。最近のフェラーリなども、かつてほど
低くシャープなフロントではなくなっているのはこの理由が大きいのだが、これを必ずしもそれに倣った形にしなくても
いいということで、これは本当に良かった。 この言質をとるのに2年以上かかったわけだが、それでも良かった。

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画像は今年の1月頃のもので、フロントウインドー、フロンとフェンダー、ヘッドライト、ノーズ前端高さなどが
1号車と違っている。
2台並んだ車は、乗車した人の目で見て右が1号車と同じフロントフェンダーに、ライト類だけ保安基準を満たす高さに
するために取り付け用の穴の位置が変わっているボディ
左は、その高さに保安基準を満たす(レンズにEマーク入りの)IPF製の汎用品を取り付けるためにフロントフェンダーが
ボリュームアップしている(前方に膨らんでいる)。


これらの画像だけ見ると1号車とどう違っているのかわかりにくいと思うが、上記保安基準のアプローチアングルを満たす
ためにフロントエンドの高さは少し上がっていて、フロントウインドーの形状が変わり、それにつながるルーフ、Aピラー、
サイドウインドーなどが全て変更されている。

フロントウインドーを1号車のアクリル製から一般的な量産車に使われるものと同じ安全ガラス(この場合、合せガラス)
に変更するのにともない、保安基準を満たす形状で、かつガラスメーカーで成形可能な形状ということで検討を重ね、
何とかたどり着いた形状。
この形状変更にともない、サイドウインドー、Aピラー、キャビン全体が全面的な変更となるのだが、なるべくオリジナル
(1号車)のイメージを壊さないようにということを心がけた。

1号車のフロントスクリーンはまるっきりレーシングカータイプというか、まさにそのものずばりの形状だったのだが、
これを旭硝子さんのご好意で光学シミュレーションしてもらったところ、案の定、保安基準を満たしていないことがわかり、
じゃぁどうすればいいかということになるのだが、旭硝子さんからのアドバイスもあり、2次曲面に近い形状にすれば
可能性があるとのことだったので、その方向で修正デザインをやってみることにした。

だが、普通に考えれば自由曲面で作られた3次元形状のフロントスクリーンから2次曲面に近い形になどしてしまったら、
とてもこのデザインが成り立つようには思えない。  思えないのだが、ナンバー取るためにはやるしかない。
ということで色々修正、試行錯誤していくのだが、まずサイドウインドーとのつながりがうまくいかない、ルーフとの
つながりもそう。
うまくいかないだろうなと思いながらも、それでも強引にそれらをつなげてはみて、造形として破綻気味なところを
洗い出し、それを緩和するように調整を加え、形を作っては引いて見て…、気になるところをまた修正…。
というようなことを何度も繰り返し、何とかこれならいいかも、と思えるくらいにはまとめることが出来た。
これは正直、当初思っていたよりも案外うまくいったかなと思う。
1号車のレンダリングと並べて比較すればその違いがわかるが、単独で見たらそれ程違和感無いレベル、悪くない。

ということで、イケヤフォーミュラさんにも画像で見てもらって承認をいただき、このフロントウインドーの形状データを
旭硝子さんに渡して再度光学シミュレーションをやっていただいたところ、保安基準を満たします、とのこと。良し!
ただし、数値上の余裕は少なく、実際に試作して光学試験してみないと本当のところは何ともいえないとのこと。
旭硝子の方々はここまでご好意で色々やってくださったのだが、ガラスメーカーさんはなかなか安請け合いはしない、
うっかりしたことなど絶対言わないのだ。

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下の画像、左上のプランビューの2つはキャビンの形状が違うのがわかると思う。
上はフロントウインドーとサイドウインドーをなるべく滑らかにつないだものでキャビンの幅が広がっている。
下(この時点での採用案)はやや強引につないで、その分キャビンはタイトに。これでも1号車よりは広がってしまっている。

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左下のサイドビューでは、1号車(ボディが全部白っぽいほう)のフロントフェンダーと、新しいフロントフェンダー
(ボディの一部が赤いほう)の違いが良くわかると思う。新しいほうはIPF製のヘッドライトユニットを仕込むために
前方にボリュームアップして、ややこんもり、ちょっとだけ“でこっぱち”風になってしまっている。
とはいえ、クォータービューで見るとそれ程違和感は無いし、心配していたよりもずっとうまくまとまったように思えた。

IPFのヘッドライトユニットは、市販されているこの種のライトの中では事実上最も小型なものなのだが、それでも
こんな風になるんだなとあらためて思うとともに、1号車に比べて大きくなったヘッドライトユニットは悪いばかりでも
なく、イメージしている“涼しそうな”目つきから、ややパッチリ眼になったが、それも悪くないなとも思った。


この時点ではこれで決まりかなと思っていたのだが…、まだこの後変更が入ることになる。その経過はまた後ほど。








予想よりうまくまとまったと思うが、やっぱりオリジナルの戦闘機のキャノピーのようなフロントスクリーン、細身で滑らかでカッコイイな…。



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