So-net無料ブログ作成




度重なる修正(2016年1月頃) IF-02RDS Road version 開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

shading_20160116_01.jpg

しばらく更新できなかったブログ、今年に入って1月に2つ、2月と4月に1つずつ、3月と5月はひとつもアップせず。
それだけ通常業務が忙しかったのだが、普通に考えればありがたいこととはいえ、そうそうありがたい話ばかりでは
ないところが何とも…。

さて、開発中のIF-02RDSのその後だが、保安基準を満たすための詳細条件を洗い出すため、イケヤフォーミュラさんが
国交省とのやり取りをずっとやっていたのだが、これがまぁ長い長いやり取りで…、何かひとつ聞くたびに1ヶ月2ヶ月は
平気で待たされる。これはもう普通にやっていたらいつまでたっても決着しないかも…、そんなどうしようもない雰囲気
を感じながらも忍耐強く交渉を続けたところ、ある筋からの協力を得ることが出来、とたんに一気にスピードアップ。
そこからとんとん拍子に懸案事項がひとつずつ解決していき、ある条件の範囲内なら、オリジナルデザインのイメージを
大きく壊さずにいけそう、ということが判明した。それが昨年の12月頃だったかと思う。この連絡を受けたことが昨年の
一番嬉しいことだった。

色々懸案事項というか不安要素があるのだが、デザイン上の最大の懸案は歩行者保護の観点からフロントノーズ前端の
高さと形状を維持できないのではないか?ということだったのだが、これはそのある条件の範囲内なら問題無しとのこと。
もちろんアプローチアングル(と最低地上高)は確保しなければならないが、ここが厚ぼったくなって鼻先が上がって
しまったら、このデザインは成立しない。まるっきり別の車になってしまう。最近のフェラーリなども、かつてほど
低くシャープなフロントではなくなっているのはこの理由が大きいのだが、これを必ずしもそれに倣った形にしなくても
いいということで、これは本当に良かった。 この言質をとるのに2年以上かかったわけだが、それでも良かった。

shading_20160113_01.jpg
shading_20160113_02.jpg

画像は今年の1月頃のもので、フロントウインドー、フロンとフェンダー、ヘッドライト、ノーズ前端高さなどが
1号車と違っている。
2台並んだ車は、乗車した人の目で見て右が1号車と同じフロントフェンダーに、ライト類だけ保安基準を満たす高さに
するために取り付け用の穴の位置が変わっているボディ。
左は、その高さに保安基準を満たす(レンズにEマーク入りの)IPF製の汎用品を取り付けるためにフロントフェンダーが
ボリュームアップしている(前方に膨らんでいる)。


これらの画像だけ見ると1号車とどう違っているのかわかりにくいと思うが、上記保安基準のアプローチアングルを満たす
ためにフロントエンドの高さは少し上がっていて、フロントウインドーの形状が変わり、それにつながるルーフ、Aピラー、
サイドウインドーなどが全て変更されている。

フロントウインドーを1号車のアクリル製から一般的な量産車に使われるものと同じ安全ガラス(この場合、合せガラス)
に変更するのにともない、保安基準を満たす形状で、かつガラスメーカーで成形可能な形状ということで検討を重ね、
何とかたどり着いた形状。
この形状変更にともない、サイドウインドー、Aピラー、キャビン全体が全面的な変更となるのだが、なるべくオリジナル
(1号車)のイメージを壊さないようにということを心がけた。

1号車のフロントスクリーンはまるっきりレーシングカータイプというか、まさにそのものずばりの形状だったのだが、
これを旭硝子さんのご好意で光学シミュレーションしてもらったところ、案の定、保安基準を満たしていないことがわかり、
じゃぁどうすればいいかということになるのだが、旭硝子さんからのアドバイスもあり、2次曲面に近い形状にすれば
可能性があるとのことだったので、その方向で修正デザインをやってみることにした。

だが、普通に考えれば自由曲面で作られた3次元形状のフロントスクリーンから2次曲面に近い形になどしてしまったら、
とてもこのデザインが成り立つようには思えない。  思えないのだが、ナンバー取るためにはやるしかない。
ということで色々修正、試行錯誤していくのだが、まずサイドウインドーとのつながりがうまくいかない、ルーフとの
つながりもそう。
うまくいかないだろうなと思いながらも、それでも強引にそれらをつなげてはみて、造形として破綻気味なところを
洗い出し、それを緩和するように調整を加え、形を作っては引いて見て…、気になるところをまた修正…。
というようなことを何度も繰り返し、何とかこれならいいかも、と思えるくらいにはまとめることが出来た。
これは正直、当初思っていたよりも案外うまくいったかなと思う。
1号車のレンダリングと並べて比較すればその違いがわかるが、単独で見たらそれ程違和感無いレベル、悪くない。

ということで、イケヤフォーミュラさんにも画像で見てもらって承認をいただき、このフロントウインドーの形状データを
旭硝子さんに渡して再度光学シミュレーションをやっていただいたところ、保安基準を満たします、とのこと。良し!
ただし、数値上の余裕は少なく、実際に試作して光学試験してみないと本当のところは何ともいえないとのこと。
旭硝子の方々はここまでご好意で色々やってくださったのだが、ガラスメーカーさんはなかなか安請け合いはしない、
うっかりしたことなど絶対言わないのだ。

shading_20160115_01.jpg
shading_20160116_02.jpg

下の画像、左上のプランビューの2つはキャビンの形状が違うのがわかると思う。
上はフロントウインドーとサイドウインドーをなるべく滑らかにつないだものでキャビンの幅が広がっている。
下(この時点での採用案)はやや強引につないで、その分キャビンはタイトに。これでも1号車よりは広がってしまっている。

shading_20160118_01.jpg

左下のサイドビューでは、1号車(ボディが全部白っぽいほう)のフロントフェンダーと、新しいフロントフェンダー
(ボディの一部が赤いほう)の違いが良くわかると思う。新しいほうはIPF製のヘッドライトユニットを仕込むために
前方にボリュームアップして、ややこんもり、ちょっとだけ“でこっぱち”風になってしまっている。
とはいえ、クォータービューで見るとそれ程違和感は無いし、心配していたよりもずっとうまくまとまったように思えた。

IPFのヘッドライトユニットは、市販されているこの種のライトの中では事実上最も小型なものなのだが、それでも
こんな風になるんだなとあらためて思うとともに、1号車に比べて大きくなったヘッドライトユニットは悪いばかりでも
なく、イメージしている“涼しそうな”目つきから、ややパッチリ眼になったが、それも悪くないなとも思った。


この時点ではこれで決まりかなと思っていたのだが…、まだこの後変更が入ることになる。その経過はまた後ほど。








予想よりうまくまとまったと思うが、やっぱりオリジナルの戦闘機のキャノピーのようなフロントスクリーン、細身で滑らかでカッコイイな…。



nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(1) 

nice! 2

コメント 2

triton

ご無沙汰しております。
進行状況はいかがでしょうか?
次のステップが見れる日を楽しみにしております。
それでは・・・
by triton (2016-10-22 01:44) 

ash_institute

tritonさん
今コメントに気がついたんですが、ものすごい偶然ですね!
ついさっき更新して4ヶ月ぶりに開発経過を書いたところでした。
途中をすっ飛ばしていますので、またおいおいそのあたりも書いていこうと思います。

by ash_institute (2016-10-23 05:39) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 1