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Lamborghini Miura for sale - The Italian Job ミニミニ大作戦に出ていたランボルギーニ・ミウラ [車、カーデザイン]

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映画、ミニミニ大作戦(原題:The Italian Job)で印象的な使われ方をしていたランボルギーニ・ミウラ。
そのオレンジの固体が売りに出ているようです。

Famous Lamborghini Miura From Original "The Italian Job" Is For Sale http://www.carscoops.com/2015/11/famous-lamborghini-miura-from-original.html


映画に出ていたとかはあまり興味がありませんが、このスタイリングはやはり魅力的です。


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きわめて意欲的、しかし後から考えれば色々と無理のあるエンジニアリング。それをとにもかくにも実車化してみて
ショーに出した。そこから熟成していこうと思っていたんだと思います、当事のこの車の開発者達は。
しかし反響は想像以上で、いつ売り出すんだ?すぐ売ってほしい、そんな声があまりに多く、すぐにでも見込める
売り上げ(きっとそれは同社としては願ってもないことであったことでしょう)、その魅惑的な見込みに、熟成不足で
あることは重々承知の上で、なかば確信犯ともいえるような状況で、大急ぎで販売を始めてしまった。そんな成り行き
だから、製造しながら、販売しながら、常に設計と製法は細かく“改善のために予告なく変更”され続ける事となった…。

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後のインタビューで開発に携わったボブ・ウォレスが「ミウラは私達のプライドを傷つけるものだった…」と語って
いるのですが、これは上記の事情を言っているのだと思います。本当はもっと熟成して、納得のいくものにしてから
売りたかった、そういうことだと思います。そうだとしたら本当につらかったことだろうと思います。

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ただ、その熟成のための十分な期間をランボルギーニ社と裕福でわがままな顧客達が許容していたら、もしかしたら
この美しいボディをまとった車は世に出なかったかもしれない、そんなことになっていたかもしれません。
それはどういうことかというと、同社が次のフラグシップ・カーとして発表したカウンタックの成り立ちが、
スタイリング的にもエンジニアリング的にもミウラとはほとんどつながりが無い(ミッドシップ、後輪駆動という
ことだけは共通しますが)ようなものに見えて、そこにはミウラで試してみてうまくいかなかった“反省”が強く現れて
いるともとれるからです。
詳細はここではあえて書きませんが、ミウラを発表してから4年も5年も開発を続けていたら、細かな修正はたまりに
たまって規模も大きくなり、結果としてエンジニアリングに大変革が行われ、パッケージングとスタイリングはそれに
合わせて大変更に…、結果として一代すっ飛ばしてカウンタックになっていたかも… などと思うわけです。
(まさか、そんな、ありえない…そう思われる方も多いと思います。あくまで個人的見解、ひとつの、ややとっぴな
意見ととらえていただいてかまいません)
だから、ミウラがあまり素性のよろしくない熟成不足のエンジニアリングの車となってしまったのは大変残念なことでは
ありますが、このベルトーネの傑作がこの形で世の中に出てきてくれた事は、それだけはつくづく良かったと思います。
ミウラがあってカウンタックがあって、それでこそのランボルギーニだと思います。




そこまで思わせるスタイリング、その力はやっぱりすごいな…。


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Honda V8 Cafe Racer CBR400の並列4気筒エンジン2基を使ったV8縦置き(!)のカフェレーサー [車以外のデザイン、バイク、航空機、Web、他]

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最近のことではないらしいのですが、ネット上で偶然見かけたすごいバイク
ホンダ製エンジン、V8縦置きのカフェレーサーだそうです。

Honda V8 Cafe Racer - восьмицилиндровый кафе-рейсер / Cafe Racer / БайкПост http://bikepost.ru/blog/cafe_racer/42781/Honda-V8-Cafe-Racer-vosmitsilindrovyj-kafe-rejser.html


CBR400の並列4気筒エンジンを2基使ってクランクケースをスペシャルで製作、ということでしょうか。
元のエンジンがこれくらいの大きさだからこそ成り立つ、V8縦置きというのが良いです。いたく惹かれますw

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動画
この音がまたすごいです。400のエンジン2基とは思えない大迫力。
出来ればもっと高回転のときの音を聞いてみたいものです。

Home-made V8 motorcycle




何でこのバイクにこんなに強く引かれるかというと…
学生の頃こんな絵↓を描いていて、今見ると笑っちゃうほど(スズキ刀の)ハンス・ムートに影響されまくってるところ
とか、よくわかっていないトラス風フレームとか、色々ありがたそうなスペックを(スペルを間違えたまま書き込んで
るところとか、突っ込みどころ満載でお恥ずかしい限りなのですが、とにかくこういう形のものが良かったらしくて、
しかもエキゾーストパイプを沢山にしたいらしくて4バルブの排気ポートそのまま細いエキゾーストパイプにしてて…、
もう並々ならぬV型多気筒エンジン縦置きへの憧れがうかがわれますww
この超スペシャルカフェレーサーを見て若ぁい頃の思い出がよみがえってきたわけです。ちょっと恥ずかしいですけどw

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いいなぁ、V8エンジン縦置きのバイク…w


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NISSAN IDS concept 日産自動運転コンセプトカーIDS [車、カーデザイン]

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一つ前の記事、ボルボインテリアコンセプトモデルに続いてですが、
先日閉幕した東京モーターショーで公開されていた日産の自動運転コンセプトカー、IDS。


2105 東京ショー 動画:日産、自律走行技術を搭載した電気自動車のコンセプト"IDS"をワールドプレミア http://blog.livedoor.jp/motersound/51926031#PVPkSg6.twitter_tweet_ninja_l


上記リンクの記事は2015年10月28日のもので、私がモタモタしていてちょっと遅くなってしまいましたが、
ここではページの下のほうで動画がいくつか紹介されていて、この車を知るには画像だけよりもずっといいと思います。

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全体的な印象は、格別すばらしいというほどではないですが、ここがものすごくイヤ!というようなところは無く、
悪くはないと思います。今となってはあまり先進的には見えないのですが、リーフのデザインがこれだったら
どんなだったろう… という気はします。少なくとも今のよりは売れたんじゃないでしょうか。

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こういう意思表示が明確になるのは良いですよね。実現には(技術的なことではない)色々メンドクサイことが
あるんでしょうけど。
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このステアリングとインフォメーションパネルの格納/表示方法がこの車の見所のひとつで、下のほうで紹介している
動画でその動きがご覧いただけます。こういう動きものは好きな方多いんじゃないかと思います。私もこの車で一番
良いところだと思いました。この方法なら、コラムの伸縮は大きくなりますがステアリング機構の機械的な結合は
保てそうなので、いざというとき(走行中にステアバイワイヤなどのシステムがダウンした場合など)に安心なものが
作れそうな気がします。
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ステアリングの格納にあわせてシートアレンジが少し変わるのですが、ちゃんと人が乗れる大きさのシートで、
しかも人が乗った状態tとなると、動いたとしてもこの程度が現実的には精一杯。あんまり意味無いような感じです…。
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動画。
同じような内容、重複する映像がいくつもあるのですが、長尺の本編作って、編集の違いでいくつかのバージョン
を作ったのでしょう。かなり力を入れて作っているように見えます。興味のある方はいろいろご覧になってください。


Introducing the Nissan IDS Concept



Technology: Nissan IDS Concept



Nissan and the Future of Intelligent Driving: the IDS Concept Car



Together We Ride







日産さんには早いとこリーフのデザインを何とかしてほしいです…。


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Volvo Concept 26 自動運転を考慮したごく近い近未来インテリア [車、カーデザイン]

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ボルボが発表した、自動運転を考慮した近未来インテリアのコンセプトモデルです。

Volvo Presents Luxurious 'Concept 26', Previews Autonomous Future http://www.carscoops.com/2015/11/volvo-presents-luxurious-concept-26.html


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近未来といっても本当にすぐそこ、というくらいにごく近い感じのデザインにまとめられていて、
リアリティがあります。シンプルですっきりしててわりと好みのインテリアです。
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こんなふうにパッセンジャー側のインパネがごっそり回転して超大型モニターが現れる仕組みです。
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他の部分はモニター格納状態とあまり違いが無いように見えますが、上の2枚の写真を比較すると、
メーターフードやステアリングホイールが少しだけ移動(モニター表示状態では前進)しているのがわかります。
完全なステアバイワイヤーならもっと大胆に(日産のコンセプトカーIDSのように)格納してスッキリさせたり、
別の何かしら今風のありがたいものが出てくるとかもできそうなものですが、ステアリングという超重要保安部品
というか、操縦の要ですから、システムがダウンした時のために何らかの機械的な連結を残しておくという考え
なのでしょう。そうするにはこういうわずかな移動くらいしかできないというのはわかります。
近未来のコンセプト~といいながら中途半端な感じもするかもしれませんが、個人的には現実的で好感が持てます。
こうしたほうが安心です。

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ただ、ボルボって…、自動運転の前段階の、障害物を検知して自動ブレーキをかけてとまる(スバルのCMなどで
よく見るあれです)というデモンストレーションを、プレスを沢山招いてやったんですが、かっこ悪いことに
失敗してるんですよね。それも1回ではなく複数回。もう2~3年前のことですが。で、そのときの言い訳もまた
説得力の無いもので、障害物が人間の動きに近いものでないと検知しにくいことがあって、ゴニョゴニョ…
なんて言ってて、それを聞いたみんな、それはちょっと苦しいんじゃないか…と思ったはずです。
ちょっと前までボルボは、安全性ならボルボ!みたいなイメージ戦略できてたんですが、最近はもうボルボが備える
ような安全装備(マルチエアバッグとかABSとか)は他もみんな装備するようになって、そのイメージも希薄になって、
元々たいした特徴の無い(と言ったら失礼なのですが)同社としては、このままではまずい…そういうあせりも
あったんだろうと思います。ですが、そんな開発途中みたいなのをお披露目しておいて、失敗して、変な言い訳
(説得力の無い)されてたら、信頼とかできないじゃないですかね。
スバルのアイサイトなど、開発に20年くらいかけていたと思うんですが、ボルボはどうだったんでしょう? 
いずれにしても、自動運転が実用化されるようになったとしても、ボルボの自動運転車はあんまり乗りたくない…
といったら何だかネガキャンやってるみたいで嫌な感じなのですが、どうも自分の中ではボルボとか同じスウェーデン
のサーブ(こちらは2011年に破産)とかは、またまた失礼千万なのですが、存続していること自体が不思議に思える
ようなメーカーだったので(他のメーカーに対して明確ないいところが無くて、その割に高価で)、“ボルボの安全神話”とかいわれても、えぇ… (;´Д`)  って感じでしたので…。


以前、スバルのアイサイトについて触れた記事を書いています。↓
運転のうまいめがね君、アイサイト、JAXA D-SEND プロジェクト?  2014年8月11日
http://ash-institute.blog.so-net.ne.jp/2014-08-11






でも最近のボルボのデザインは中々いい、と思います…。


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Fiat 124 Spider 2017 フィアット新型124スパイダー発表 [車、カーデザイン]

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マツダ・ロードスターと基本シャシーを共用するフィアットの新型124スパイダーが発表されました。


Top Gear: Meet Fiat's 124 Spider, Italy's MX-5-based answer to the MX-5
http://www.topgear.com/car-news/first-look/meet-fiats-124-spider-italys-mx-5-based-answer-mx-5

News: 2017 Fiat 124 Spider Lands In L.A., Just Don't Call It A Miata http://www.motorauthority.com/news/1100815_2017-fiat-124-spider-lands-in-l-a-just-dont-call-it-a-miata

New Fiat 124 Spider Shines From The L.A. Auto Show Floor
http://www.carscoops.com/2015/11/new-fiat-124-spider-shines-from-la-auto.html


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かつてのスパイダーをモチーフにしているところが散見されますが(ヘッドライトとか)、いかがでしょうか。
個人的には正直言って期待はずれです…。

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オープンにあまり魅力を感じない(むしろプロポーションを壊してしまっているように思えて…)
というのもありますが、それを差し引いてもどこもあんまり惹かれるものがないです…。
マツダのほうが全然いいじゃないですか。

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リヤも、悪いというほどではないですが、いまひとつ切れが無いというか…。
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この顔つき、良く言えばファニーフェイス、というところでしょうか。
ボンネットの上のレリーフ状のへこみも、なんだかちょっとだるい感じ…。
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しかしすごいな、この顔つきは。
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で、驚いたのが上記Top Gearの投票結果。私が見たときでこうでした。
マツダよりもこっちがいいという人が多いんですね、驚き。
Fiat_new_124_spider_21_vs_Mazda_MX-5.jpg>

マツダMX-5(ロードスター)。こっちがいいと思うけどなぁ…。まぁ、人の好みは色々ですよね。
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いずれにしても、こうはならなかったのだな、残念ながら。 期待してたんだけどな…。
Alfaromeo 2uettottanta(Pinifarina-2010 Geneva)
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これはほんとに魅力的だな、デュエットッタンタ。日本語だと語感がちょっとあれだけど。





期待してこの発表を待った自分を慰めてあげたい…。


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Ferrari Enzo for sale 事実上新車、約4億6千万円! [車、カーデザイン]

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フェラーリ・エンツォが売りに出ています。


Virtually Brand New Ferrari Enzo For Sale Has Only Pre-Delivery Inspection Miles http://www.carscoops.com/2015/11/virtually-brand-new-ferrari-enzo-for.html


上記サイトによれば、事実上新車のフェラーリ・エンツォ。走行距離は登録検査前のものと思われる220kmのみ。
英国登録、1オーナー(実際には走ってもいないらしい)。オリジナルの書類完備。販売価格4億6千万円超(!)
ということのようです。


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日本人デザイナー、奥山清之さんがピニンファリーナ在籍時に手がけ、その名を世界に知らしめた、
当時のフェラーリのフラッグシップカーであることは有名ですが、その開発時のエピソードもすごい。


“10年に一度、チャンスが巡ってくるか来ないかわからないスーパーカー・プロジェクト。社内呼称「FX」は
スタートしてから2年を経て、混沌を極めていた。あの日、デザインにOKが出なければ、プロジェクトは
時間切れで中止になりそうな時点まで来ていた。一度提出した案は否決されていた。
会長を待つヘリコプターのエンジン音が響き渡る中、残された最後の15分で描き上げた、文字通り渾身の一枚。
自分の人生の中で、恐らく最も凝縮された15分。あの瞬間のことは、生涯忘れないと思う。
帰りかけていた会長に、通路で息を切らせながら、僕はギリギリで仕上がったスケッチを見せた。
「やればできるじゃないか」
次のプレゼンまで残された期間は4日間。その中でレンダリングを描き、社内のモデラーとエンジニアに指示を出し、
原寸のモデルを完璧に仕上げなくては先につながらない。常識では、今まで2年掛けてもいかなかったクルマを、
わずか4日で完成できるわけがない。でもできなければ終わる。不可能にも思えることを成し遂げ、常識を覆すのが
僕らの仕事だ。”

奥山さんの著書「人生を決めた15分 創造の1/10000」 冒頭の文章より抜粋 


2回目のプレゼンにも満足することはできず、帰ろうとする当事のフェラーリ社会長、ルカ・モンテツェーモロ。
彼を乗せるためのヘリは既にエンジンをかけて、彼が乗り込むのを待っている状態。
ここでモンテツェーモロ会長をそのまま帰して、このプロジェクトが中止になってしまっては、長年にわたって
フェラーリのスタイリングデザインをほぼ独占してきたピニンファリーナ社としては、どう考えても非常にまずい。
そこで当事の同社ダイレクター、ロレンツォ・ラマチョッティ氏は奥山さんに、「私が何とか時間を稼ぐから、
その間に何とか別案を描いてくれ。時間は20分、いや15分が限界だ。」というような指示を出し、奥山さんは
それにこたえて本当に15分で修正案のスケッチを描き上げて走って持っていった…ということだそうです。
このエピソードは奥山さんの著書以外でも、講演などで奥山さん自身の口からも語られていますので、お聞きに
なられた方もいらっしゃると思います。私も聞きましたが、なんともすごいエピソードです。



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上記のエピソード、すごいエピソードなのですが…、
猛烈に急いで描いたスケッチを基にして、4日間という突貫も突貫で仕立てたモデルが元だからというわけでも
ないのでしょうが、出来上がったエンツォのデザインは結構乱暴というか、熟成不足に見えるところが散見され、
これでほんとにいいのかな… と思えるような処理が目立ちます。
特に気になるのはフロントウインドー上端とルーフのつながりが滑らかでなく、カクッとしているところ。
ここは2002年、東京都現代美術館で行われた「疾走するアート:フェラーリ&マセラティ“アルテディナミカ”」で
見たFXの1/1モックアップでは普通に滑らかにつながっていて、ここまでひどくなかったので、恐らく合わせガラス
の成形上の問題。そうだとしても、それを考慮してガラスの上端を少し下げて、ルーフ側もフロントガラスとの連続
性を持たせた曲面にすればいいはずなのですが、そうなっていない。上方の視界用件もあるのかもしれませんが、
単純に開発の遅れからの時間切れでこうなっているのだとしたら、なんとももったいない…。
このクルマが奥山さんが手がけた多くのモデルの中で一般的には最も有名なことは間違いないですが、
それが必ずしもベストデザインとは限らないと思いますし、最も奥山さんらしいとも思えないです。
個人的にはプジョー・ノーチラスあたりが最も印象的で、奥山さんらしいエレガントさも感じられて好きです。
リヤビューなどに少しばかり未完成な感じはありますが、他の部分の魅力が大きいです。

Peugeot Nautilus (Pininfarina 1997)
http://www.conceptcars-peugeot.com/peugeot-nautilus-pininfarina/

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エンツォの販売価格は確か日本円で7850万円だったと思います。もっとも、市場での流通価格はこの新車価格を
下回ることはなく、ほぼ1億円以上、それもだんだんと上がっていく一方ではありました。
フェラーリ社に購入権ありと判断されて、新車で購入して、保管して、今この価格(4億6千万円)で売れたら…
確かにものすごくいい投資ではありますね。




初めてエンツォの写真見た時の衝撃…決していい意味ではなかった…。


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MRJ初飛行成功! 2015年11月11日午前、ついに飛んだ! [車以外のデザイン、バイク、航空機、Web、他]

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やっと飛んでくれました! 嬉しい。とにかく嬉しいです。


いきなり離陸動画



MRJ:国産初の小型ジェット旅客機 初飛行 - 毎日新聞 http://mainichi.jp/select/news/20151111k0000e020179000c.html

【MRJ初飛行】夢を乗せて離陸、53年ぶりに国産旅客機が初飛行 - 産経ニュース http://www.sankei.com/economy/news/151111/ecn1511110009-n1.html @Sankei_newsさんから

【MRJ初飛行】白い機体 ふわり浮き上がり、ぐんぐん上昇 「来た―」 - 産経ニュース http://www.sankei.com/west/news/151111/wst1511110043-n1.html @Sankei_newsさんから

【MRJ初飛行】無事着陸 半世紀ぶりの国産旅客機 初飛行に成功 - 産経ニュース http://www.sankei.com/economy/news/151111/ecn1511110023-n1.html @Sankei_newsさんから



これまでにもう何度も延期されてきた初飛行。今回もどうだろうと期待と心配が半分半分でしたが、
やってくれました、ついに。動画を見ると、思いのほか短い距離でフワッと軽やかに滑らかに離陸しているのが
わかります。ああ、良かった。

細かいことは上記の各リンクをご覧いただくとしてw、それらから拝借した写真を並べておきます。

乗り込む前のクルーと地上班。嬉しそうです。
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初飛行を見守る人達に向けてパイロットが親指を上げる、いわゆるサムズアップをしているのが確認できます。
カッコイイなぁ。
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向こうに見えるのは名古屋城でしょうか。いい絵柄です。(←小牧城でした)
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航空自衛隊機が一緒に飛んで見守ります。
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スマートで美しい機体。
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無事に帰ってきました。最初のテスト飛行は大成功。
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ロールアウトしたときの式典の様子。この先端部分の形がいいです。子顔でパッチリ目のハンサム顔。
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以前、MRJを取り上げた記事
三菱MRJ、ロールアウトから半年  2015年 3月24日
http://ash-institute.blog.so-net.ne.jp/2015-03-24






ようやく飛んでくれた。嬉しい。機体が美しいのがまた誇らしい…。



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Lincoln Continental Mark V (ダンボール製) [車、カーデザイン]

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驚愕のクォリティです!

「完成度高すぎ…」 祖父の思い出の自動車ダンボールで作ってみた→ http://www.scienceplus2ch.com/archives/5137228.html

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リンカーンがリンカーンらしかった頃のデザイン、好みかどうかは別にして、この時代のアメリカ車を代表する
1台といっていいかと思います。

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特徴的なトランクエンドの造形。その昔スペアタイヤを後ろに積んでいた頃のイメージを形にしたもので、
発表当時から賛否はありましたが、このアイディアはいい意味で個性的と、市場には受け入れられたようです。
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最初、これ、ダンボールじゃなくてボール紙(Card paper)じゃないのかな?と思ったのですが…、
この写真で、間違いなく(表面が白い)ダンボールだとわかりました。
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インテリアまで!しかもエクステリア同様、クォリティが高い! シート越しに見るインパネ、いい雰囲気です。
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このメーターとかww 作りこみの勘所というか、バランスがとてもいいです。
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さすがにシートは、あのふかっとした感じは難しかったんでしょうね。
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まぁ、この頃のアメ車は紙で作りやすいほうのデザインだとは思いますが、そうは言っても、ここまでのもの、
なかなか出来るものではないです。センスと技術力、根性に脱帽です。



ちなみに、こちらが本物。

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同じようにキャディラック・アランテ作ってくれないかな…。


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東京モーターショー2015閉幕 入場者数10%減の81万人 [モーターショー、ニュース、レース、他]

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2年に一度の東京モーターショーが閉幕しました。

【東京モーターショー15】入場者10%減の81万人で閉幕 - 【モーターショー】ニュース - carview! - 自動車 http://carview.yahoo.co.jp/news/motorshow/20151109-10233660-carview/

写真も全てcarview! さんから
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上記carview! の記事中では“天候の影響もあり~”と書いていますが、根本的にはそういうことじゃないと思います。
内容がつまらない、行って現物見ないと後悔する!と思えるほどのものが、もうなかなか出展されなくなったから
ではないでしょうか。私の場合、是非見たいと思ったのが2台、見れるのならまぁ見ておこうかな、くらいのものが
せいぜい数台、そんなものでした。
同じ年のジュネーブやフランクフルトで既に発表された欧州メーカーの、自分が魅力的と思ったコンセプトカー
などもほとんど来ていないし(わりとどうでもいいようなのは少数来ていた)、さみしいものです。
日本の市場規模はもうあまり大きくならなそうだし、保安基準などが厳しくて(というかとても保守的)、
面白そうなものが出てきにくい。ただでさえ、冴えたアイディア、洗練されたデザインはなかなか出てこない
お国柄(失礼千万とは思いますが、実際にそうだと思います)ですから、どんどん負の循環におちいってしまって
いるように思います。

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あと、これはもういい加減やめたほうがいいんじゃないかなと思っているのは、ナレーターコンパニオンによる
プレゼンテーション。あれに女性は(というか人は)無くてもいいと思います。
どうしても何らかのプレゼンテーション的なことをやりたい、その必要がある!というのなら、映像と音声だけで
きれいにまとめてくれたら、それでいいと思うんです。
あのナレーターの子達もプロといえばプロなんでしょうけど(ただ車のそばに立つ子達よりも見た目や知的な面など
色々な意味でグレードが高く、ギャラもいい)、どう見ても専門的な知識を持っているとは思えない、いくらかの
期間で丸暗記したと思しきことをそれなりにうまくしゃべってくれるわけですが、ああいう演出はもう何だかとても
幼稚なものに見えて、見ていてつらくなります。
全く女性がいなくなると来客数が激減しかねないので(それも何だかなぁと思いますが)、それはいていただいて
いいと思います。いていただいたほうがいいです。

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ハイブリッドEVやFCEVなどでは世界をリードし、自動運転などの先進技術ももしかしたら世界をリードするかも
しれませんが、それを包む形が…、肝心なそれが、魅力的なものがなかなか出てきてくれない。それを見たいのに。

先進技術で世界をリードし続け、デザイン(スタイリング)でも世界をリードするほどになれれば、そしてその
お披露目の場となれば、ほうっておいても東京モーターショーは世界が注目するショーになると思います。
現状を見る限り、それはかなり厳しそうですが…。





偉そうなこといってすみません…。

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Ferrari 488 GT3 & 488 GTE フェラーリ488レーシングバージョン、ムジェロで発表 [モーターショー、ニュース、レース、他]

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フェラーリ488GTBのレーシングバージョン、488 GTEと488GT3がムジェロで発表されたようです。

Ferrari unveils new 488 GTE, GT3 models at Mugello
http://www.motorsport.com/ferrari/news/ferrari-unveils-new-488-gte-gt3-models-at-mugello//

Ferrari 488 GTE and 488 GT3 revealed during Finali Mondiali at Mugello
http://www.worldcarfans.com/1151108100849/ferrari-488-gte-and-488-gt3-revealed-during-finali-mondiali-at-mugello

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細かいことはともかく(というか、全体の詳細がまだつかめていないということなんですが…)、
顔つき、フロントエンドのデザインは458、488のこの一連で一番好みになりました。
口が小さく、おとなし目になったのがいいです。
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フロントフェンダー後端とドアの段差を見ると、結構ワイドトレッド化されているのがわかります。
ホイールもこれまでとちょっと雰囲気が違います。
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このテールランプ、どうなっているんでしょう?何だか真ん中が回っているように見えるんですけど…。
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フロントフェンダーには(先日bbdさんに教えていただいた)負圧を発生すると思われるスリット/ルーバーが。
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この新しいホイールデザイン、少し前から使われていたのですね。(この写真は今回発表されたものではないです)
モダンな感じがしてちょっと新鮮で好みです。気に入りました。
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リヤクォーターのエアインテークには仕切りというか、整流板というか、そういうものが追加されています。
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インテリア
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ラッピング作業の動画







レーシングバージョンの顔つきが一番おとなしい…。


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