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White McLaren F1 Could Sell For $14 Million [車、カーデザイン]

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This Unique White McLaren F1 Could Sell For $14 Million
https://jalopnik.com/the-worlds-only-white-mclaren-f1-could-sell-for-14-mil-1612982357

Top Gear Meet the $14m McLaren F1
https://www.topgear.com/car-news/british/meet-14m-mclaren-f1

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貴重なマクラーレンF1の中でも更に少ない白いボディカラーのものが来月ペブルビーチで行われる
オークションに出品されるようです。予想落札価格は1200万〜1400万ドルの間ということです。
さすがに高価でが、この車の価値からすれば欲しい人はいそうです。

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上記のサイトはどちらもあっさりした内容で、もう少し詳しいことがわからないかなと思ったのですが、
自動翻訳ではいまひとつ日本語爆裂状態で…なんだかよくわからないところも多いです。
写真もわりと無造作で荒く、せっかく天気のいい日に撮ってるのにもったいないな…と思ったのですが、
同じ写真を以前他のところでも見たような気がしますし、今回のオークション出品のために撮影された
ものとは限らないようですね、これらの写真は。

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設計者、ゴードン・マーレーが思い描いた理想主義的ともいえるレイアウトや、モノコックを含む
フルカーボンボディ、正統派エンジンのの王様とも言える自然吸気V型12気筒6,000ccエンジン、
基本的にはオーソドックスなダブルウィッシュボーンでありながら巧妙なマウントで衝撃を和らげる
サスペンションなどなど…、メカニズム的には唯一無二、孤高の存在だと思います。

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ただ…個人的にはですが、純粋なスタイリングとしては正直それほど魅力は感じないといいますか、
このすばらしい素材にこのエクステリアデザインはちょっともったいないな…と前々から思っています。

かつてブラバムF1ですばらしく個性的で魅力的なマシンをデザインしていたゴードン・マーレーが
纏め上げた究極のロードカー…なのに、どういう理由かそのスタイリングは彼自身ではなく、同じ
イギリス人のピーター・スティーブンス氏に依頼されています。
スティーブンス氏は70年代には自身のデザイン会社を立ち上げていたのですが、この車の開発に
携わる期間、1990年~1993年の間はマクラーレンカーズのチーフデザイナーとして同社に在籍して
いたようです。

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個人的にこのピーター・スティーブンス氏の作品がどうもあまり魅力的には思えなくて…
(ちなみにピーター・スティーブンス氏の手がけた車は、ロータス・エスプリSE(第2世代)、
ジャガーXJR-15、涙目のスバル・インプレッサなどあるのですが、XJR-15(中身はほぼ
レーシングカー、このデザインはまとまっていて悪くは無いが…)はともかく、少なくとも
第2世代のエスプリSEと涙目のインプレッサに関しては今ひとつどころか、オリジナルよりも
悪くなっているように思えて ー 完成度の高いものをいじるのは難しいものではありますが… ー
何度も言いいますがあくまで個人的にという限りにおいて、どうもダメです…。

エスプリSEのほうはそれだけ見れば悪くない、十分魅力的なスポーツカー(或いはスーパーカー)
だと思いますが、オリジナルの切れの良さが随分薄れてしまってダルくなってしまって…残念です。

そしてどうしても許容できないのが涙目のインプレッサ。色々制約があったのでしょうし、何とか
元のもの(批判の多かった丸目)との差異を出さなければならなかったのだろうとは思いますが、
これはどうしてもいただけません。私の中ではスバル史上最低なデザインかも、そう思うほどです。
(チョットひどいこと言い過ぎかなとは思います。好きな方、すみません…。)
同じインプレッサのひとつ前の世代(初代)のWRカーも彼の仕事ですが、あれは素性のいいベース
があって、そこに彼がオーバーフェンダーなどを付加したもので、いい感じに魅力アップしていて
結構いいなと思いました。


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ゴードン・マーレーファンの私としては、かつてのブラバムF1で見せてくれたような、彼らしい
切れ味鋭いカッコいいデザインをこの究極のロードカーでも見てみたかったです。そういうものを
見れると思って期待していた時間も長かったので、いざ現物の写真を見た時は正直ちょっと拍子抜け
しました。 あぁ、こんな風にしたんだ。そうかぁ…。チョットガッカリ

後にこのスタイリングがピーター・スティーブンス氏のものであると知って、どうしてゴードン・
マーレーは自分以外の人に依頼したのかな…せっかくのすばらしいチャンスに…、と考えたのですが、
上記の私の好きだった若き日の彼がデザインしたF1マシンデザインをあらためて見てみるに、
カッコいいところはすごくカッコいいのだけれど、その分破綻気味ともいえるところもあって、
レーシングカーならそれはそれで問題無い、目的のためにだけある形で他はどうでもいいという
割りきりがむしろカッコいい、と好意的な解釈も出来るのですが、これがロードカーとなるとさすがに
そういうのはちょっとまずかな…とか思ったのでしょうか。
それで、ちょうどその少し前に(自分はまだ手がけた事が無い)ロードカー、ロータス・エスプリSEや
ジャガーXJR-15を手がけたばかりの旧知の仲のピーター・スティーブンス氏がいる。
彼に頼めばいいんじゃないか、自分の好みを色々伝えるのも彼ならやりやすいし…。
そんなところだったのかな、と想像はしますが…、今もやっぱりちょっと残念な気はします。

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とはいえ、ゴードン・マーレー自身はすごく気に入ったものが出来たと満足していたようなので、
それは本当に良かったと思います。




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↑この画像は以前の記事でとりあげたもので、こんなところまでいいなぁ…と思いました。
Mclaren F1 マクラーレン F1(ロードカー) のオーナーズマニュアル   2014年11月2日
http://ash-institute.blog.so-net.ne.jp/2014-11-02






それでもやっぱり孤高の存在、マクラーレンF1。色も白だし…w






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Ferrari SP38 - 488 GTB base one off model [車、カーデザイン]

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フェラーリSP38発表 488 GTBベースのワンオフ・モデル - 海外ニュース | AUTOCAR JAPAN
https://www.autocar.jp/news/2018/05/23/291893/

フェラーリがワンオフ『SP38』を発表…F40 のモチーフ採用
https://response.jp/article/2018/05/24/310053.html?gp=1_email_20180524

Ferrari SP38
https://www.ultimatecarpage.com/cg/7265/Ferrari-SP38.html


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フェラーリ SP38。最新のワンオフモデルだそうで、ベースは488GTB。
308GTBやF40へのオマージュでもあり、フロントエンドは308GTB、リヤウイングはF40を、
それぞれデザインモチーフにしているそうです。
そのデザインモチーフについては言われなければそれほど強くは感じないような…とか、ベースの
488、その前の458などに対して新しさはあまり無いような…とか、いろいろ思ったのですが、
そういううるさいことはどうでもいいんですね、この車は。

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この車はワンオフ、たった一人のオーナーのために作られたもので、これから量産に取り掛かって
沢山売っていく!という種類のものではありませんので、セールスプロモーション的なことは
考えなくていいし、他の人がどう思おうが全く関係ないわけです。デザインについて何を語ろうが、
あるいは何も語るまいが、どっちでもいいわけです。
プロジェクトとしてはこの時点でもう完了しているのですから。

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ここからの写真は背景の湖から察するに、毎年コモ湖畔で行われるヨーロッパ最古の自動車コンクール
Concorso d’Eleganza Villa d’Este (コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ)に出展するために
会場近くに到着したところなのかな、と思われます。

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個人的にはこのホイールのデザインが気に入りました。

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かつてあこがれた車のイメージに、自分の好みを加えて、新たなアイディアも盛り込んで、
中身は最新のメカニズムで…、そんな車好きなら誰でも考える夢のようなことを現実のものとした
ワンオフモデル。 そのことがもうただすばらしく、うらやましいことだと思います。




ワンオフといわず、色違いとか何らかのバリエーションも…なんて、いいなぁ。






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Lamborghini Marzal in Monaco again [車、カーデザイン]

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1967年3月のジュネーブショーで発表されたLamborghini Marzal(ランボルギーニ・マルツァル)が
きれいに仕立て直されてモナコを走ったようです。

Lamborghini Marzal at the Grand Prix de Monaco Historique driven by Prince Albert of Monaco
https://www.youtube.com/watch?v=80TWjizCu-0


One-Off Lamborghini Marzal Returns To Monaco After More Than 50 Years - CarBuzz
https://carbuzz.com/news/one-off-lamborghini-marzal-returns-to-monaco-after-more-than-50-years

Lamborghini Marzal concept returns to Monaco for another l | Hemmings Daily
https://www.hemmings.com/blog/2018/05/15/lamborghini-marzal-concept-returns-to-monaco-for-another-lap-of-the-grand-prix-circuit/


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ランボルギーニ・マルツァル。
私の尊敬するデザイナーの一人、マルチェロ・ガンディーニのいくつかある傑作のうちの1台。

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古さを感じないとはいいませんが、独特で魅力的なデザインは今も輝きを放っているように思えます。
プロポーションにもディティールにも当時の雰囲気がいい意味であふれています。

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残念ながら私は実車を見たことは無いのですが、この車にはやや特別な思い入れがあります。
子供の頃、父親に初めて買ってもらったミニカーがこの車でした。

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小学校低学年だったと思いますが、珍しくおもちゃ屋に連れて行ってもらい、小さいサイズの一連の中で
1台だけということで選ばせてもらいました。この小さいサイズ…というのは多分みんなマッチボックス製で、
当時(1960年代末頃)まだトミカはあまり種類が無かった頃だと思います。他にはポルシェカレラ6とか、
キャデラックとか欧米の車はありましたが、国産車はほとんど無く、どれをとってもメーカー名も車名も
全然わかりませんでした。私も小さかったですし。

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お店にあったミニカーの中ではこの車(メタリック調の赤)とフォードGT(白に青いストライプ入り)
の2台がカッコ良く見えたのですが、父からは1台だけといわれていましたので、かなり悩んだ末に
こちらにしました。どちらもそこで初めて見る車ですので、単純に、純粋に形だけで選んだわけです。

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買ってもらってすぐの頃はやっぱりあっち(フォードGT)にしておけば良かったかな…とも思いましたが、
何年かして車の名前を色々覚えるようになって、この車のことも、あの時選ばなかったフォードGTのことも
車名とメーカー名くらいはわかるようになって…、やっぱりこっちを選んで良かったと何となく思いました。

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更に年月が経過し、車のデザインについてそれなりに明確な好みを自分なりに整理して考えられるようになると
あの時こちらを選ぶ判断をした幼い自分を褒めてあげたいような気さえしました。 それは今も変わりません。

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下側までガラス張りで中が丸見えの特徴的なガルウイングドア。
このドアの開閉機構がまた凝ってて変わっているんですよね。
この種のドアに良く使われるガススプリング(ガスステーなどともいう。ダンパーという人が多いですが
正しくはダンパーではありません。外観は似ていますし付随的にダンピングもしますが…)が見当たりません。
どうなっているのかというと、ドア後ろ側にあるステーの付け根がその奥に隠れたシャフトに連結されていて、
それがユニバーサルジョイントを介してルーフラインに沿って下側に伸びて、その先でボディの横幅いっぱいに
渡された長いコイルスプリングと連結されていて、そのスプリングの力で開閉補助をするようになっています。

ごく短時間ですが下の動画の45秒あたりからそのシャフトとコイルスプリングなどが見えます。

Lamborghini Marzal
https://www.youtube.com/watch?v=Qh6b9-pR8UU


以前別の動画でこの部分が動くところを見たのですが(検索してみたのですが見つかりませんでした…)、
こうなっていたのか…と感心しました。巧妙でいかにもコンセプトカー(当時はそうはいわなかったですが)
らしい機構だなと思います。


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なんかみんな楽しそう。こういうのに乗り込むとどうしてみんなこういう顔になるんでしょう。

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コースイン。
私は知らなかったのですが、発表された1967年の5月、モナコグランプリのイベントのひとつとして
コースを走っていたようですね。51年前ということにあらためて驚き、大好きなこの車がこんなに
きれいにしてもらえて、またここを走る…すごく嬉しい気持ちになります。

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後ろはランボルギーニ・エスパーダ。この車をデザインモチーフにして開発したといわれる市販車です。
抜かりの無いステキな演出。この2台を同時に見れるなんていいなぁ。

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以下2枚は1967年当時のものと思われます。

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これだけの観客がいるということはレース直前でしょうか? 助手席にグレース王妃の姿が無いのは残念。

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好みの本質的なところは子供の頃からほとんど変わらないな…。






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ASPARK OWL 0-100km/h 発進加速2秒以下の記録達成! [車、カーデザイン]

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「モンスターEV「アスパーク OWL(アウル)」が世界初の市販車0-100km/hで2秒切りを達成、
暴力的な加速を見てきた」 Gigazine
https://gigazine.net/news/20180211-aspark-ev-project-3rd/


ようやく出ました。0-100km/h 発進加速2秒以下という当初の目標を達成です。
残念ながら私は立会わせていただいていないのですが、ものすごく嬉しいことに変わりありません。
当初は実現不可能とも思われたこの目標数値。達成出来て良かったです。
イケヤフォーミュラさんで開発を担当した方々の努力がどれほどのものだったか、想像するしかないですが、
とにかく開発陣の皆さんとアスパークさんの関係者の皆さんに心からおめでとうございますと言いたいです。

ここに到るまでには、途中何度か仕様変更が行われたことは池谷さんから聞いていました。
動力性能と重量のいたちごっこのようになって、なかなか思うように進展しない次期があったり、
あと少し、あともう少し、やっと問題を乗り越えた、と思えばまた予想もしなかった別の問題が…、
そんな感じで予定変更に告ぐ予定変更…、結局ここまでかかってしまったようです。
当初は昨年の夏頃までには記録を出して、その記録を持ってIAA(フランクフルトショー)に出展、
大きくアピール…というつもりでしたので、結構ずれ込んだわけです。

しかし、結果として一年で一番寒いこの時期に記録を出せたということ、その意義は小さくないと思います。
ここ最近の異常なほどの寒さの中での記録達成、それも結構余裕を持ってですので、開発の方向性は
間違っていない、ある程度自信を持って進めると思います。

ああ、とにかく良かった。本当に良かった。



以下の写真は全てGigazineさんの記事からのものです。
詳しくはGigazineさんの記事をご覧ください。記事中に動画もあります。
https://gigazine.net/news/20180211-aspark-ev-project-3rd/


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記録挑戦車両はショーカーのシルバー塗装とは違ってドライカーボンの地肌むき出し。
これはこれで魅力的と感じていただく方も多いと思うので、ショー会場に2台並べて展示できたら、
よりインパクトがあって良かったんではないかな、と個人的には思います。
更に言えば、赤い車、IF-02RDSも一緒に並べられたらもっと良かったのにな…とも思います。

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これはこの車両に搭載されているPCの画面ですが、100km/h到達時間は1.921秒だったということが
ここからわかります。公称1.9秒と言ってもいいのかもしれません。


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長いブラックマーク。



少々時間がかかったとはいえ、こんな無理かもしれないと思われた性能目標をちゃんと達成してしまう、
イケヤフォーミュラさんの能力の高さにはあらためて感嘆します。敬意を抱かずにいられません。

これでようやくこの車も次のステップに進むことになるわけですが、まぁどう考えても茨(いばら)の道、
それも特大のとげが何本も待っていそうなことは、容易に想像がつきます。
ただ、必要以上に心配してもしょうがないので、今はとりあえずこの記録達成を喜びたいです。



あぁ良かった。本当に良かった…。






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Lancia Stratos HF Prototype (1971) [車、カーデザイン]

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随分間が開いてしまいましたが(2月いっぱい仕事がきつくてキツクテ…ブログどころの騒ぎじゃありませんでした)、
前回取り上げたランチア・ストラトス・ゼロに続いて今回取り上げるのは、そのストラトスの量産版に向けての
プロトタイプ、ストラトスHFプロトタイプ。名前こそ同じストラトスとつきますが、形はかなり変わって、
かなりまともというか、すくなくとも不通に乗り降りできるようなごくまっとうなドアがついています。
とはいえ、この形。2次曲面の一部を切り取ったと思われるフロントウインドーの形状が特に印象的です。


1971 Lancia Stratos HF Prototype - Conceptcarz
http://www.conceptcarz.com/vehicle/z1573/Lancia-Stratos-HF-Prototype.aspx


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このフロントビューはいつ見ても惹かれます。シャープでモダンで、当時考えられた未来を感じます。
横から見ると、前から見た印象と違って、あれ?っと思うほど、かなり寸詰まりなことに驚きます。
もっとうんと長く見えた鼻先はこんなに短くて、ホイールベースも極端なまでに短く、全体的にはこんなに
短いのか…。

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実際にはコンパクトでありながら、もっとずっと大きくて立派なものに見える、こういうのはとても優れた
そして魅力的なデザインだと個人的には思うのですが、これにはノーズ全体の強い傾きとフロントウインドーの
やはり強い傾き、そしてプランビューでの絞りがほとんど無いことなどがあいまって、前から見たときにルーフ
が随分遠く、フロントエンドから距離があるように見えて、ある意味遠近感を狂わされてこう感じるのか…、
この感覚は当時のいわゆるスーパーカーの多くでしばしば感じられることで、好きなポイントのひとつです。

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フロントはとても好みなのですが、このリヤコンビランプは…、
なんかもうちょっとやりようが無かったものかと正直思います。

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このドアハンドルも、よく見るとこんな針金みたいに細いレバーで、色々むき出しのまま。機能を満たせば
それで良しということなのか、ある意味アヴァンギャルドなのか…。

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こういうシンプルな矩形を並べたパターンのスリット状のエアアウトレットはこの頃のベルトーネ作品、
アルファロメオ・カングーロとかモントリオールとかでも見られる処理ですし、車に限らずこの頃の他の
工業製品でもよく見られたデザインで、いわば当時のトレンドといえるものだったと思います。
いい意味で当時を感じられて個人的には心地よく思えるところのひとつです。

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ホイールも近くで見るとこんなことになっています。鋳造の鋳肌も粗さが当時らしいです。このホイール、
あまり軽そうにも見えないし…、これに関しては市販版のスポークの長いほうのデザインが一番いいと思います。

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こちらに向かって走ってくるHFプロト、カッコイイです。

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走り去る後姿は…、悪くない、ですね。 リヤコンビランプはやっぱりちょっとびっくり、なんですけど
それでも全体的な雰囲気が周囲の景色から浮いてて非日常を感じさせてくれて、そのことのほうが大きくて、
単独で見ると何でこんな…と思ったリヤコンビランプもそれほどは気になりません。

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多分本物だと思うのですがなんだかミニカーっぽく見える写真。この車はそう見えることがしばしば。

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フロントフェンダーは大きなホイールストロークをまかなうために一般面から飛び出した形になっていて、
それがこの車のデザイン上の魅力のひとつにもなっているのですが、その他の部分、全体的にはごくシンプルな
造形といえます。
短く極端なウェッジシェイプ、豊かな張りのサイドパネル、それだけで造形されたウェストラインより下の
ボリュームに、2次曲面から切り出したシンプルにしてシャープなイメージのフロントウインドーとそれにつながる
サイドウインドーとルーフで構成されるキャビンを載せた、わかりやすい(認識しやすい)造形。余計なものが
あまり無く、それがとても心地よく魅力的です。うるさいほど色々なキャラクターライン、プレスラインの入った
最近の多くのものよりもずっと。

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隣のターコイズブルーというかエメグリーンというかのコンセプトカーも当時らしいデザインですが、
おもむきはかなり異なります。

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この前後カウルの開き方がまたいいですね。


カウンタックもそうですが、このストラトスもこのデザインで(市販版はまた少し変更はありますが、形状的には
ほぼこのままといえますので)実際に市販車を作って売ったということがすごいと思います。しかもストラトスの
場合は世界ラリー選手権に出て、総合優勝するという目的をきっちりと達成しているのですから、もう本当に立派、
大したものです。このデザインだから速かった、このデザインだから勝てた、というわけではないんでしょうが、
何にしても、こんな形の車がラリーで本当に速いなんて、関係者以外は信じられなかったのではないかと思います。






ゼロもいいけど、こっちのプロトタイプもいいなぁ、すごく魅力的…。


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Lancia Stratos Zero (1970) [車、カーデザイン]

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前回取り上げたフェラーリ 512S モデューロと同じ年、1970年に発表されたベルトーネのコンセプトカー、
ランチア・ストラトス・ゼロ。もうほんとに刺さるようなというか、切れ味のいい刃物のようなデザインです。


Old Concept Cars
Lancia Stratos Zero (1970)
http://oldconceptcars.com/1930-2004/lancia-stratos-zero-1970/


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モデューロと比較すると、同じような平べったいシャープな形でありながら、ストラトス・ゼロのほうは前傾姿勢を
とっているように感じられることと思います。これはデザイナー、ガンディーニの特徴のひとつといえます。
モデューロのほうは平和で明るい未来、ストラトス・ゼロは何だかちょっと危なそうな雰囲気が…しないでもありません。
個人的な好みとしてはずっとこちら、ストラトス・ゼロのほうが上です。

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このサイドパネルの造形、すごく惹かれます。魅力的。 技術的な意味はあんまり無さそうなのがアレですけど…。

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一見してドアがどうなっているのか、サイドウインドーはどうなっているのか、色々疑問が出てくるデザインです。
ガンディーニのデザインするいわゆるスーパーカーのデザインを、第一印象で見る人の神経を軽くさっと逆撫でし、
そのすぐ後でひきつけずにおかない、そんな表現をした人がいますが、まさにそんな感じ、うまい表現だなと思いました。
また、“とても車とは思えない。でも、これぞ車っていう気もする。” これは随分古いあるマンガの中で、カウンタックを
初めて見た、車にあまり興味が無いカメラマンのセリフなのですが、これも本当にそうだなと思い、いたく共感しました。
このストラトス・ゼロも同じようなものを感じます。これぞ車、という感覚はやや薄いですが。

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この車が出来たとき、ヌッチオ・ベルトーネはとても気にいって、すごくいいのが出来た!これ見たらみんな驚くぞー
…と思って意気揚々とショーに出展したのですが、ショーでの反応はいまひとつパッとせず…、随分ガッカリしたと、
後に語っています。 ヌッチオの気持ちも、あんまり反応しなかったまわりの反応も、どちらもわかる気がします。 

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これがサイドウインドー。乗員の横顔は見えないようです。

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メーターパネル。前に置けないのでこの位置に。やや強引な未来っぽさの演出を感じますが、それはこの車は他の箇所も
いろいろみんなそうなので…。現代のテスラなどの超大型タッチパネルと同じくらいの大きさでしょうか。

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フロントウインドシールドを開けて…、これが乗降用のドアなわけです。その前側の黒い部分は踏んでもいいように
普通の塗装面ではなくてこういう処理をしてあるんだそうです。ボディを踏んで乗り込むって…。

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こんな狭いところに無理やり乗り込んで何がいいんだか…でも、なんか楽しそう。

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エンジンフード。このデザインは正直どうかと思います。
そして、開けると…古色蒼然。でも、ちゃんと縦置きミッドシップ。

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かなしくもオークションに出品されたときの写真。
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ベルトーネの世代違いの他のコンセプトカー達と。左からブラーボ、アトン、ストラトス・ゼロ。
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デザインとして破綻気味のディティールが散見されたり、どう見ても実現しなそうなところも多々ありますが、
シャープで繊細、独特な造形は他に代えがたい魅力的なものです。そしてこのデザインを現物(もちろんランニング
プロト)にして見せたというところがまたすばらしいです。いい意味で時代を感じる、とても惹かれるデザインです。






批判する人も多いけれど、他に代えがたい魅力的なデザイン…。


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Pininfarina Ferrari 512S Modulo (1970) [車、カーデザイン]

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前回取り上げたフェラーリ 512S スペチアーレ に続いて、ピニンファリーナが1970年3月ジュネーブショーで
発表したコンセプトカー、フェラーリ 512S モデューロ。
デザインの方向としてはとにかく未来。とにかく明るい安村 みたいですが、もう本当に未来、迷い無く明るい未来
を見ています。そういうことですからタイヤは隠す方向(本当は無くしたいくらいのいきおい)、まさに未来都市の
透明なチューブの中を飛んでいるエアカーのようなイメージです。

Ferrari 512 S Modulo Concept (1970)
http://oldconceptcars.com/1930-2004/ferrari-512-s-modulo-concept-1970/


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前回取り上げた512S スペチアーレ の写真に登場する女性モデルについては無いほうがいいと書きましたが、
このモデルさんはいいですね。こういう上品な使い方は好みです。また、ピニンファリーナらしい気もします。

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発表されたのは512S スペチアーレよりもこちらのほうが後なのですが、実はこちらのほうが先に完成して
いました。それが順番を変えて発表したのには訳があります。

ピニンファリーナ社内での評価は2台ともすばらしいものでした。
フェラーリ製の同じシャシーを使って社内で競作させたら、すっごくいいのが2台出来てしまったわけです。
さすがピニンファリーナ、当時同社に在籍していたのデザイナー達の力量がいかにすばらしいものだったか、
それがうかがえる(いくつかある)エピソードのひとつでもあります。

さて、この2台のどちらかをウイナーにして、他方をお蔵入りにしてしまうのはあまりにもったいない。

どうする?

両方発表したい。
だが、これを出来た順番に発表したら、モデューロを見た後では512S スペチアーレが古く見えてしまう(!)かも
しれない…。それは避けたい。こんなにステキなデザインなのだから。

じゃ、どうする?

うーむ…、順番を変えよう。

というような経緯で、後から完成したにもかかわらず、まず512S スペチアーレが1969年11月のトリノショーで
発表され、そのすぐ後、翌年1970年3月のジュネーブショーでモデューロが発表されることとなりました。
モデューロはあまりに先進的、未来感あり過ぎだったのです。



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発表されたモデューロの評判は…
まさにピニンファリーナが危惧したとおりというか、きっとそれ以上に、世界的に高い評価を得ました。
いわく、史上最も未来的な車。こんな表現は時代とともに現れる新しい車に受け継がれていくのではないかと
思うのですが、これに関してはそうはならず、この言い方がその後何年たっても特に訂正もされていないようです。
いかにこの車のデザインが突出していたかということです。車に大して興味が無い人も、素直にそう受け止めたの
ではないでしょうか。

この車がそんな高評価を世界的に得たものですから、当初ピニンファリーナが恐れたこと、十分傑作といえる
512スペチアーレが不本意な評価を受けてしまうこと… は直接的には避けられたのかもしれませんが、人々の
記憶にはモデューロだけが強く残り、他はかすんでしまった。そしてその中の1台になってしまった、というのは
残念ながら事実のようです。

モデューロは当時タイミング良く開催された日本の大阪万博にも展示され、そこでも人気を博しました。


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かなりあっさりしたインテリア。こういう傾向はこの頃のコンセプトカーに多いのですが、まだ皆さんインテリアに
それ程力を入れていなかったようで、ガンディーニが何かのインタビューで、“当時のインテリアはエクステリアが
出来てからサクサクッと作ったもので…”などと言っていて、まぁそういうことなんでしょう。大体、まだこの頃は
インテリアデザイナーというくくりも無かったんじゃないかと思いますし。

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ただ、個人的にはこのモデューロのデザインにそれほど共感するものではなく、好みというわけではありません。
表現が適切かどうかはさておき、良く出来た学生の作品のような、車以外のインダストリアルデザイナーの作品の
ような、未来都市を舞台にした映画に出てくる架空の車…そんな感じがして、いまひとつ魅力的に見えないです。
良くも悪くも車らしく見えないところがそう思わせるのかもしれません。

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ばん金のための木型と一緒に。

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この木型自体がステキなオブジェのよう。

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この写真自体はやらせでしょうけど、ボディはFRPではなく金属の薄板、恐らくアルミを手叩きでしょうか。

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デザイナー、パオロ・マルティンの描いたアイディアスケッチ。これが描かれたのは1967年のようです。

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当時のスケッチと、後年イラストレーターとかフォトショップで描かれたと思しきスケッチ。



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同じ時期に発表されたベルトーネのストラトス・ゼロと並んで展示されているモデューロ。こんな2台を同時に
見られるなんて、何ともうらやましい状況。
そういうテーマでカラボとか、ブーメランとか集めて展示してくれたら…、いやいっそのこと、60年代末から
70年代前半頃の傑作コンセプトカーを一堂に集めて見せてくれるようなイベント、やってくれないかな。
“1970年前後の傑作コンセプトカー展”とか銘うって、美術品の絵画や彫刻などで行われているように世界ツアーを
やっても…というのはさすがに無理があるか。でもそんなのあったら、普通のモーターショーよりも間違いなく
行きたいです。

という妄想はさておき…、上の写真を見て感じるのは、とがり具合ではモデューロを上回るほどでありながら、
タイヤが露出していることもあって、幾分車らしく見え、しかも独創性に富んだストラトス・ゼロのデザインの
何と魅力的なことかということ。次はこれを取り上げてみようと思います。







好みかどうかはさておき、非常にレベルが高いデザイン…。

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Pininfarina Ferrari 512S Berlinetta Speciale (1969) [車、カーデザイン]

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ピニンファリーナが1969年11月のトリノショーで発表したコンセプトカー。
ランボルギーニカウンタックの発表が1971年ですので、それよりも2年早いタイミングです。
これをもって、さすがピニンファリーナ、ベルトーネの先を行っていたか… ということではなくて、
この種の極端なウェッジシェイプはこの頃のトレンドだったということです。思いつくところで、
アルファロメオ・カラボ 1968年
ランチア・ストラトス・ゼロ 1970年
マセラティ・ブーメラン 1971年
などなど…、刺さりそうなほど鋭い形がワラワラ出てきます。これらコンセプトカーの情け容赦ない
とがりっぷりをみると、カウンタックなど、むしろおとなし目のほうであったかとさえ思えてきます。

1969 Ferrari 512S Speciale (Pininfarina) - Studios
http://www.carstyling.ru/en/car/1969_ferrari_512s_speciale/

969 Ferrari 512 S Berlinetta Speciale Pininfarina Concept
https://www.facebook.com/1969Ferrari512SSpecialePininfarinaConcept.V.C0071



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ウェッジではありますが、ショルダーラインの抑揚など、車らしさというか、ピニンファリーナらしい
優雅さのようなものが感じられますし…、
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同じ頃に同社が発表したアバルト2000スコルピオーネなどとも共通性が感じられるデザインです。

Fiat Abarth 2000 Scorpione 1969年発表コンセプトカー  2014年8月4日
http://ash-institute.blog.so-net.ne.jp/2014-08-04

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カラーがイエローというところも、最初のカウンタックのプロトタイプと同じで(繰り返しますがこっちが先)、
余計そう思わされるのかもしれませんが、このフロントまわりなど、カウンタックとかなり似たイメージです。
当時のベルトーネのチーフ、若き日のガンディーニは結構影響を受けた…かどうかわかりませんが、似てはいます。
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こういう女性モデルの使い方、車のデザインとともに時代を感じさせます。 車のデザインでは60年代後半から
70年代前半は本当にすばらしいと思うのですが、こういう写真の女性モデルの使い方はちょっと…正直いないほうがいいなぁと思います。

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こんなふうにギヤボックスが後ろから見えるのって魅力的。今ならディフューザーで隠れてしまいますけど。

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総じて、当時としては十分前衛的でまとまりもよくきれいなデザイン(あっさり目で個人的にはかなり好み)
ですが、後のカウンタックななどと比べるとややインパクトが弱かったかもしれません。
それでも、もしもこれが市販されていたら…、それはそれでセンセーショナルで、カウンタックがあれほどの
インパクトを世界中に与えられたかどうか、少しばかり疑問にもなります。

カウンタックの特徴としては、まずあの前衛的なデザイン、メカニカルレイアウト、そして剛性の塊のような
パイプワークのフレーム…などなど色々ありますが、何よりすごいのはあの形でちゃんと市販されたということ
です。(ちゃんとというのはとらえ方次第で色々ありますが…、それはまた話が違うので、ここでは触れません)
ショーモデルを見た誰もが、まさかあの形のまま市販されるとは、夢にも思わなかったでしょう。
よく見ていくと、ちゃんと市販車として成り立つように色々考えられていることがわかるのですが、そんなことを
思わせないほどの浮世離れっぷり。まさに冒頭で取り上げたコンセプトカー達の仲間にしか見えませんでした。

そしてもうひとつ、この車、512S Berlinetta Speciale がこれだけのデザインのわりに記憶に強く残らなくなった
理由があります。同じピニンファリーナでほぼ同時期に(正確にはこれよりも少し前に)作られ、この車のすぐあとで発表され、同社のイメージシンボルにもなるような傑作が翌年発表されるからです。
その傑作については次回取り上げようと思います。








黄色って、形が良くないと似合わない というのは持論のひとつ…。

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Vector W2 and W8 衝撃の世界最速(当時)の車 [車、カーデザイン]

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前の記事に続いて、最近のニュースでもなんでもなく、ただ好みということで今回はアメリカのベクター。
初めて雑誌で見たときは結構な衝撃を受けました。
世界で最も速い車はフェラーリ?ランボルギーニ?そのどれでもなくこのベクターです。
という当時のうたい文句もセンセーショナルでした。

Wikipedia ベクター・W8

Wikipedia ベクター・M12



1978年に発表されたプロトタイプ、W2。
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カウンタックなどとイメージが重なる(特に前半)ウェッジシェイプのスタイリング。そこにステルス戦闘機を
思わせるような雰囲気が加わって独特の迫力をかもし出していて、それが大きな魅力です。最初に見たボディ
カラーがブラック系だったこともその印象を強めたものと思われます。

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ものすごく見づらそうなメーター(?)類。戦闘機っぽいといえばいえなくもないですが…。
インテリア全体の雰囲気はエクステリアと合っているとは思いますし、個人的には嫌いじゃなくて、
むしろ他のどの車にも似ていない魅力を持たせられる可能性は感じました。
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W2の発表から10年が経過した1988年、ようやく発表された市販版であるW8。
サイドウインドーの一部が開閉可能になったり、他にも細かい変更があるようです。
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フロントフードの開き方が独特。長いアームを使った、“大きく逃げる”ダブルリンク。
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インテリアの計器類は洗練されて随分見やすくなったようです。それでもスイッチ類を含めて全体の雰囲気は
やはり戦闘機調。車のインターフェイスとしてはまだ全然不親切に思えますが、個人的には好みの傾向なので
悪くないです。魅力的に見えますw
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ビジネスとしては決して成功とは言えなかったようですが、いい意味でひとつのアメリカらしさがあふれた
すごい車だったと思います。

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時々売り物が出ていて、それなりの値段がついているようです。

1992 Vector W8 Twin Turbo | Monterey 2014 | RM Sotheby's
http://www.rmsothebys.com/mo14/monterey/lots/1992-vector-w8-twin-turbo/1067559

1992 Vector W8 Twin Turbo | Automobiles of London 2010 | RM Sotheby's
http://www.rmsothebys.com/lf10/automobiles-of-london/lots/1992-vector-w8-twin-turbo/568153



この車も、いつか現物を見てみたいと思っているもののひとつなのですが…、なかなかかないません。

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独特のカッコ良さ、魅力があるということはすばらしいこと…。

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Chevrolet Aerovette 1973 4Rotor Concept Corvette XP-882 [車、カーデザイン]

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突然ですが、今回は70年代の初めにシボレーが発表したコルベットのコンセプトカー、いわゆるエアロベットを
取り上げてみます。単純に好きなスタイリングだから、ということです。

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歴代コルベットの中で私が一番好きなのはC3型の後期ウレタンバンパーになった頃のもので、年代でいえば
73年から79年までのものなのですが、この車はそのフロントのイメージを強く感じさせ、いい意味で70年代らしい
クリーンな造形がとても好みです。サイドビューではどちらが前か後ろかわからないようなプロポーションですが
それも悪くありません。
ちょっと驚くのはエンジン、なんと4ローターのロータリーでミッドシップという、ある意味70年代初め頃らしい
当時の先進のコンセプトです。しかしながら、現在に至るまでロータリーエンジンのまともな市販車はマツダ以外
からはリリースされていない事実からわかるように、この野心的なプロジェクトは、直後のオイルショックの影響で
まず燃費の悪いロータリーエンジンの採用が見送られ、後にレシプロV8エンジン搭載を考えたものの、この種の
スポーツカー自体の開発がないがしろにされ…結局お蔵入りとなってしまいました。

このあたりのことについてはこちら↓に書かれていることが簡潔でわかりやすく、共感できました。

エアロベット
http://blog.goo.ne.jp/kitazawa1961/e/2fee12f22fe837227bfd8df804912247


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このフロントエンドと、フロントウインドシールドグラスの形状、いいなぁ。
実際にはフロントガラスをこんなふうに“真ん中で折る”なんていうのはとても許されなさそうですが。
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ガルウイングドアも当時のかっこいいアイテムのひとつですね。
しかし、このガルウイングドアは…ドアを開けた時に上にあんまりスペースを必要としないように考えてか、
中間で折れる機構にしてあるのですが、こうすると窓ガラスは昇降できなくなるし、何よりこれでは乗り降り
しにくくなっているんではないかと(折れたドアの下端に頭をぶつないようにするのが結構大変そう)…、
余計なお世話でしょうが心配になってしまいます。

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さすがロータリーエンジン、コンパクトそうです。
この頃はメルセデスベンツだってロータリーエンジン搭載のスーパースポーツを開発してたんだものな…。
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ミッドシップでこの形、でもちゃんとラッゲージスペースも結構な容積が考えられていたようです。
それにしても、ほんとにこの車のサイドビューをシルエットで見たらどっちが前か後ろかわからなそう。
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確かに時代を感じるが、それも悪くない…どころかとても魅力的。


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