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Lancia Stratos Zero (1970) [車、カーデザイン]

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前回取り上げたフェラーリ 512S モデューロと同じ年、1970年に発表されたベルトーネのコンセプトカー、
ランチア・ストラトス・ゼロ。もうほんとに刺さるようなというか、切れ味のいい刃物のようなデザインです。


Old Concept Cars
Lancia Stratos Zero (1970)
http://oldconceptcars.com/1930-2004/lancia-stratos-zero-1970/


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モデューロと比較すると、同じような平べったいシャープな形でありながら、ストラトス・ゼロのほうは前傾姿勢を
とっているように感じられることと思います。これはデザイナー、ガンディーニの特徴のひとつといえます。
モデューロのほうは平和で明るい未来、ストラトス・ゼロは何だかちょっと危なそうな雰囲気が…しないでもありません。
個人的な好みとしてはずっとこちら、ストラトス・ゼロのほうが上です。

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このサイドパネルの造形、すごく惹かれます。魅力的。 技術的な意味はあんまり無さそうなのがアレですけど…。

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一見してドアがどうなっているのか、サイドウインドーはどうなっているのか、色々疑問が出てくるデザインです。
ガンディーニのデザインするいわゆるスーパーカーのデザインを、第一印象で見る人の神経を軽くさっと逆撫でし、
そのすぐ後でひきつけずにおかない、そんな表現をした人がいますが、まさにそんな感じ、うまい表現だなと思いました。
また、“とても車とは思えない。でも、これぞ車っていう気もする。” これは随分古いあるマンガの中で、カウンタックを
初めて見た、車にあまり興味が無いカメラマンのセリフなのですが、これも本当にそうだなと思い、いたく共感しました。
このストラトス・ゼロも同じようなものを感じます。これぞ車、という感覚はやや薄いですが。

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この車が出来たとき、ヌッチオ・ベルトーネはとても気にいって、すごくいいのが出来た!これ見たらみんな驚くぞー
…と思って意気揚々とショーに出展したのですが、ショーでの反応はいまひとつパッとせず…、随分ガッカリしたと、
後に語っています。 ヌッチオの気持ちも、あんまり反応しなかったまわりの反応も、どちらもわかる気がします。 

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これがサイドウインドー。乗員の横顔は見えないようです。

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メーターパネル。前に置けないのでこの位置に。やや強引な未来っぽさの演出を感じますが、それはこの車は他の箇所も
いろいろみんなそうなので…。現代のテスラなどの超大型タッチパネルと同じくらいの大きさでしょうか。

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フロントウインドシールドを開けて…、これが乗降用のドアなわけです。その前側の黒い部分は踏んでもいいように
普通の塗装面ではなくてこういう処理をしてあるんだそうです。ボディを踏んで乗り込むって…。

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こんな狭いところに無理やり乗り込んで何がいいんだか…でも、なんか楽しそう。

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エンジンフード。このデザインは正直どうかと思います。
そして、開けると…古色蒼然。でも、ちゃんと縦置きミッドシップ。

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かなしくもオークションに出品されたときの写真。
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ベルトーネの世代違いの他のコンセプトカー達と。左からブラーボ、アトン、ストラトス・ゼロ。
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デザインとして破綻気味のディティールが散見されたり、どう見ても実現しなそうなところも多々ありますが、
シャープで繊細、独特な造形は他に代えがたい魅力的なものです。そしてこのデザインを現物(もちろんランニング
プロト)にして見せたというところがまたすばらしいです。いい意味で時代を感じる、とても惹かれるデザインです。






批判する人も多いけれど、他に代えがたい魅力的なデザイン…。


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