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2018年06月| 2018年07月 |- ブログトップ

LeEco LeSEE all electric car concept [車、カーデザイン]

LeEco_LeSEE_01.jpg

今から2年前、私がイケヤフォーミュラさんからの依頼でアスパーク社のスーパーEV(後のOWL、
このときはまだ名前は無かった。決まっていたのかもしれないがこちらには聞かされていなかった)
の開発でまともに寝る時間も無くてクラクラしていたw 4月頃、時々見ていたサイトで見つけた
中国のLeEco(ル・エコ)というメーカーのLeSEEというコンセプトカーです。
この会社は元々あまり自動車とは縁の無いNet系の企業です。親会社に自動車メーカーを持つところも
含めて、この種の振興EVメーカーは中国にいくつかありますが、その中で特にスタイリングがきれいに
まとまっていて印象的だったので、いつかそのうちこのブログで取り上げよう…と思っていました。
ただ、しばらくの間はやらなければいけない事が山のようにあって、ブログどころの騒ぎではなく…、
書くまでに随分かかってしまいました。

LeSEE Chinese Autonomous EV Looks like the First Proper Tesla Rival
https://www.autoevolution.com/news/lesee-chinese-autonomous-ev-looks-like-the-first-proper-tesla-rival-106734.html#

China’s Answer To Tesla Breaks Cover: Meet The LeEco LeSEE [21 Pics & Video]
https://www.carscoops.com/2016/04/chinas-answer-to-tesla-breaks-cover/


あっさり目のレンダリング。(この手のレンダリングは必ずしも開発初期のアイディアスケッチと
いうわけではなく、プレス向けの資料用として実物が出来てから描いたり、3Dデータが出来てから
描いたりもしますので、どのタイミングで描かれたものかはわかりません)
デザインはどこかで見たような…というところが散見されますが、素直にきれいな形の近未来の
車を作ろうとしていることが見てとれて、好感が持てます。

LeEco_LeSEE_02.jpg

LeEco_LeSEE_03.jpg

LeEco_LeSEE_04.jpg

3D CGによるレンダリング。ほぼスケッチのイメージどおり、細部まできれいにまとまっています。
強く意識したであろうテスラなどにも通じる、基本的に素直で滑らかなプロポーションと面構成。
伸びやかさはテスラを上回り、優雅な雰囲気がします。個性を出さんがためのエグイ造作のような
ものが無いのもいいです。

LeEco_LeSEE_05.jpg

LeEco_LeSEE_06.jpg

LeEco_LeSEE_07.jpg

ここはちょっとなぁ…と思うのはフロントドアの下側の開口ライン。こんな風に前上がりのラインでは
足がつかえて乗り降りしにくくてしょうがないんじゃないかと。スーパースポーツで、ドアの開口部が
全体的に狭いとかいうのでなければ、こんな事はしないほうがいいのにな、と思います。(剛性確保と
いう点では有効ですが)

LeEco_LeSEE_08.jpg

前後のバンパーが引き出しみたいになっているのも、コンセプトカーならではというか、現実的には
やらないことだと思います。ただ、もしも実現するならば、ここのクッションストロークを衝撃吸収
にも有効に使える…なんていうことになるのなら、それはすごくいいと思います。サイズ的には
どんどん大きくなる方向ですが…。

LeEco_LeSEE_09.jpg

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フロント、サイド、リヤそれぞれの下側にある開口部は、恐らく床下にレイアウトする事になるであろう
バッテリーの冷却を考慮したもの、あるいはそれをイメージさせる造作かと思いますが、これらの周囲に
ある縁取りは個人的には無いほうがスッキリしていいと思います。

LeEco_LeSEE_11.jpg

LeEco_LeSEE_12.jpg

LeEco_LeSEE_13.jpg

スタジオの定盤の上の実車、コンセプトモデル。3D CGのレンダリングとほとんど変わらない。
写真で見る限り、少なくともエクステリアの仕上がりは良い。

LeEco_LeSEE_14.jpg

LeEco_LeSEE_15.jpg

LeEco_LeSEE_16.jpg

インテリアも作り込まれてはいますが、あくまでコンセプトモデル然としたもののようです。
ブレーキは容量の大きそうな立派なもの。回生システムがあるにしても、多分かなりの重量になると
思われるので、ブレーキはこういう大型のものが必須でしょう。見た目も良いし理にかなっています。

LeEco_LeSEE_17.jpg


ショー会場での様子。

LeEco_LeSEE_18.jpg

LeEco_LeSEE_19.jpg

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インテリアは、よく言えばコンセプチュアル…と言えなくもないですが、そうだとしてもこれが
魅力的かどうかは微妙な気がしますし、どう見てもあまり現実的には見えません。特に後席…。

LeEco_LeSEE_21.jpg

観音開きのドアもコンセプトカーにはありがちですが、実際にはあまりいいものではないと思います。
開口部の断面を見ると、ボディ側もドア側もいかにもコンセプトカーらしい単純なもので、ウェザー
ストリップらしきものも見当たらず、これでは雨も騒音も防げそうにない…コンセプトカーですから
そこまでうるさいこと言わなくても全然いいのですが、もう少しリアリティを出してほしかったなと。

LeEco_LeSEE_22.jpg



ということで、個人的には(特にエクステリアデザインに)好感を持っていたこの車ですが…、
冒頭で書いた、私が山ほどの作業にアップアップしているその間に、飛ぶ鳥を落とす勢いのように
見えていた振興EVメーカーの地盤のもろさが顕在化し、この手の↓あぶなっかしい残念なニュースが
色々聞こえてくるように…。

テスラに太刀打ちできるか…中国系EVベンチャー「BYTON」の実力
http://news.livedoor.com/article/detail/14183250/

---------- 上記ページ中ほどから抜粋 ----------
“相次ぎつまずく中国発ベンチャー
一時はテスラのライバルとも持てはやされたベンチャーのファラデー・フューチャーは、
重役の離職や技術的なトラブルに加え、資金繰りが悪化。2017年10月には米ネバダ州に
10億ドルをかけて建設中だった工場の建設を取りやめた。
さらに、ネット分野からEVに参入したLeEco(ル・エコ)も、資金面の悪化でトップが
辞任する事態に見舞われている。こうした惨状を指して、「パワーポイント上だけで
車作りをしている」と揶揄する声もある。”
---------- 以上抜粋 ----------


あぁ、やっぱりこうなってしまうのか…。
あのテスラでさえも経営危機が伝えられていて、先行きがどうなるか何ともいえないような状況に
なっているようですし…。
テスラの場合は、モデルSの完成度の高さに驚愕しましたが、一方で、初期のうちから規模を大きく
やり過ぎではないかとも思っていました。 ですが、そうしなければ生産コストを下げられない、
逃れられないジレンマ…、スケールの大きなばくちのようなものなのはどうしようもないか…。
まぁどんな企業でも仕事でも、多かれ少なかれそういう面はありますが、スケールが何しろ大きい。
個人的には同社に対して希望の星のように思うところもあって、何とかうまくいってほしいと願う
のですが、どうも脳裏にはかつてのデロリアンが浮かんでしまって、心配にもなります…。

EVに実用化の目処がついてからというもの、私のところでこれまでに受けてきた相談も含めて、
どうもこう…皆さんちょっと自動車の生産というか、その前の段階の開発とか、もの作りそのものを
なめてかかっているように感じることが少なくないです。これは物理的なもの作りをしないIT系や
金融系の方に限らず(そういう方に多いのは確か)、日本を代表するような一流企業(自動車系では
ないが工業製品を生産する)の役員などでもしばしばいらして、そういう方の相手は中々骨が折れます。
安く作るためにものすごくお金がかかる、と言うと何だかよくわからないかもしれませんが、
ちゃんとしたものを価格を抑えて生産するためには莫大な開発費がかかる、ということです。
あたり前の事なのですが、それを理解して欲しい、そう思います。

振興EVメーカーはどこがうまくいくのか、生き残るのか?
もしかしたら既存の自動車メーカー意外は結局モノにならないんじゃないか…そんな気さえしています。



日本のメーカーからもこれくらいのモノ、出ればいいのに…。






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トヨタ新型センチュリー 21年ぶりのモデルチェンジ [車、カーデザイン]

Toyota_Century_2018_01.jpg

21年ぶりに新型となったトヨタ・センチュリー。
このブログで取り上げる対象としてはちょっと異質というか、全然私の好きなタイプではないのですが、
前から気になっていて、なぜこうなっているのかな?という点について書いてみました。


“走る伝統工芸品”トヨタ・センチュリーが21年ぶりに世代交代!
https://motor-fan.jp/article/10004641

ハイブリッドの新型「トヨタ・センチュリー」発売
http://www.webcg.net/articles/-/38979

実車 トヨタ新型センチュリー 写真32枚でみる内装/デザイン/V8エンジン
https://www.autocar.jp/news/2018/07/04/300990/

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もう、プロポーションからディティールまで、外観も内装もほとんど心惹かれるところはありません。
全く失礼千万だとは思いますが、私あたりに好かれなくてもこのクルマとしては全然問題無いでしょう。

そういうクルマなので、昨年の東京モーターショーで見た時も、どうでもいいけど(本当に失礼…)
せっかく来たんだし一応写真撮っとくか…くらいの気持ちで撮ったのが下の4枚の写真です。

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前のモデルもこの新型も、特に好みのところはないけれど(何度も失礼過ぎ…)、まぁしいて言えば
この新型のヘッドライトの作りは、透明感が感じられて、ちょっとだけ惹かれるところもあるかな…
と思い、ここだけズームして何枚か撮りました。

ですが、このヘッドライトの外形形状、もう少し横に伸ばしてサイドパネルまで回りこませればいいのに
どうしてそうしないでこういう形にするんだろう? これだけの車両寸法があるのに、ここがこんなふうに
なっていることでなんだか窮屈な印象を受けてしまうし、正直古臭いイメージがしてどうにも…。
ひとつ前のモデルチェンジの時も私としては同じように感じたのですが、今回のモデルチェンジでも
またこうしているということは、これはもうトヨタとして確固たる信念があってこうしている、という
ことなのでしょうね。
しかし、なぜなんだろう?何を狙っているんだろう…? ここがセンチュリーらしくていいという方も
いらっしゃるのでしょうけど、元々このクルマの良さがあまりわからない私には本当にサッパリです。
初代のイメージを守っているのかもしれないけれど、初代がそれほどいいものだったとも思えないし…。
もしかしてロールスとかと似たようなイメージを狙っているのかな…? それにはちょっと中途半端じゃ
ないかな…、でもそうだとすれば、ロールスのこともあんまり良く思えない私にはわからなくてあたり前
なのかもしれないな…。そんなふうに思いました。


そんな事を思いながら、ちょっと安易かもしれないけど、自分ならこうするかな、という別案をやっつけで
作ってみたのが下の2枚の画像です。どちらも上段が元画像、下段が修正版で、フロントはヘッドライトのみ、
リヤはリヤコンビライトのみ、それぞれ側面に回り込むようにワイドな形状に変わっています。他の部分は
プロポーションから何から全てそのまま据え置きです。

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Toyota_Century_2018_12.jpg

何だか普通っぽくなってセンチュリーっぽさはやや薄まりますし、古臭さも中途半端ではありますがw、
私のような普通の人間にはこのほうがまだしっくりきます。
リヤビューはフロントほど印象の違いはないですが、それでもやっぱり修正版のほうが普通というか
まともに見えて、ちょっとはマシかなと思えます。


まぁ、まるっきり余計なお世話だということは重々承知していますし、いろんな意味でこのクルマと
関わることは多分この先一生無いと思うのですが、単純に、日本の最高級車のひとつとして色々な面で
世界に誇れるようなものであって欲しい、そう願う気持ちでこのクルマを見ています。
それで勝手に残念な気持ちになっているだけなんですけど…。





国産唯一のV型12気筒エンジンが廃止になったのも残念…。






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Hennessey Venom F5(1600hp、最高速483km/h 世界最速に挑む) [車、カーデザイン]

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昨年発表された最高速の世界記録を狙うヘネシー社の新モデル、ヴェノムF5。
ブガッティ・シロン、ケーニグセグなどと真っ向勝負という事になるようですが、少なくともパッと見、
それもフロントビューに限ってはこれらの中で一番まともというか自分の好みに近いように思えます。

なぜ最高速をめざすのか ヘネシー社、ブガッティ/ケーニグセグとどう戦う?  2018.07.01
https://www.autocar.jp/news/2018/07/01/293197/

【SEMA 2017】ヘネシーが新型ハイパーカー F5 を発表…1600hp、最高速483km/h  2017年11月2日
https://response.jp/article/2017/11/02/302033.html

【SEMA2017】最高速度484km/h、最高出力1600馬力! ヘネシーが新型ハイパーカー「ヴェノム F5」を初公開  2017年11月04日
https://jp.autoblog.com/2017/11/04/301-mph-1-600-hp-hennessey-venom-f5-details-emerge/

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ただ、このリヤビューは…、あくまで個人的にはですが、どうにも洗練されているとは言い難いし、
カッコイイとも思えない。もっと言うと、素人っぽいというか、おもちゃっぽいというか…、
狙いはわからないでもないですが、色々残念…。


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気になりだすと他にもいろいろ気になってきて、たとえばフロントの普通はラジエーターグリルとかがある
ところの奥、ただの塗り面で軽く驚きます。しかも2本の黒い縦桟みたいな出っ張りは別パーツでもなくて
塗り分けっぽく見えます。 この作り方、仕上げは無いんじゃないか…。
この固体自体はモックアップと思われる(ウインドーグラスが真っ黒で中が見えない、ということは
インテリアはまだ作っていないと思われます)ので、全てのディティールまでランニングモデルと同じ
作りこみでなくてもいいと思いますが、そうだとしても、せめてここは網でも張って内部をブラックアウト
するとかしてくれればいいのに、そう思ってしまいます。

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Hennessey_Venom_F5_10.jpg

上の2枚の写真を見るとサイドウインドーの周囲との段差も気になります。Aピラーからルーフ側にかけての
段差が結構あって、それもリヤクォーターウインドーとつながるあたりで段差が徐々に変化していっています。
リヤクォーターウインドー(?)と接するところでも妙な段差があってスムーズにつながっていない。
何でこういうことになっているのか? もしかしたらデザインモデルではある程度フラッシュサーフェイスに
なるように作っていたのだが、そこに昇降するサイドウインドーをレイアウトしようとしたら、そのままの
曲面ではうまくいかないことがわかって、でももう時間がないので強引に何とかそれらしく見えるように
何とかまとめた…、という事なのかもしれませんが、そうだとすれば単純に設計段階での検討不足だったと
いうことだし、それならモックアップのうちはこんなことしないで(その種の設計要件は次のステップで
反映するとして)、きれいに面がつながるようにしておいても良かったのではないかと思うのですが…。


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インテリアのレンダリングを見ると、これは3D CGにもなっていない、2次元の絵であろうことがわかります。
インテリアは基本的にエクステリアが完成した後でないと作りこめないのですが、甘く考えられている事が
多くて、まともにデザイン、設計しようとすると非常に手間がかかる作業であるにもかかわらず、そのための
望ましい状況が作れない(時間も人も足りない)事が多々あります。ありがちなことなのですが、このモデルも
そういうことになっているのではないかな…と想像されます。

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目標とする最高速を実現するにはタイヤの問題もあって、それはそんなに簡単なものではないと思いますが、
そういう目標を持ってこういうことをやっているということ自体が大したものだと思います。
また、同社としては今回のこのモデルが完全に一からデザインした最初のモデルになると思いますので
(以前のモデルはロータスの大幅改造版といえるようなものだった)、まだ色々と詰めていかなければ
いけないところがあるであろうことは容易に想像できます。ですので批判的な気持ちではなく、応援する
ような暖かい目で見守っていきたいです。





ランニングプロトになったらもう少し洗練されますように…。






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