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車、カーデザイン ブログトップ
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LeEco LeSEE all electric car concept [車、カーデザイン]

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今から2年前、私がイケヤフォーミュラさんからの依頼でアスパーク社のスーパーEV(後のOWL、
このときはまだ名前は無かった。決まっていたのかもしれないがこちらには聞かされていなかった)
の開発でまともに寝る時間も無くてクラクラしていたw 4月頃、時々見ていたサイトで見つけた
中国のLeEco(ル・エコ)というメーカーのLeSEEというコンセプトカーです。
この会社は元々あまり自動車とは縁の無いNet系の企業です。親会社に自動車メーカーを持つところも
含めて、この種の振興EVメーカーは中国にいくつかありますが、その中で特にスタイリングがきれいに
まとまっていて印象的だったので、いつかそのうちこのブログで取り上げよう…と思っていました。
ただ、しばらくの間はやらなければいけない事が山のようにあって、ブログどころの騒ぎではなく…、
書くまでに随分かかってしまいました。

LeSEE Chinese Autonomous EV Looks like the First Proper Tesla Rival
https://www.autoevolution.com/news/lesee-chinese-autonomous-ev-looks-like-the-first-proper-tesla-rival-106734.html#

China’s Answer To Tesla Breaks Cover: Meet The LeEco LeSEE [21 Pics & Video]
https://www.carscoops.com/2016/04/chinas-answer-to-tesla-breaks-cover/


あっさり目のレンダリング。(この手のレンダリングは必ずしも開発初期のアイディアスケッチと
いうわけではなく、プレス向けの資料用として実物が出来てから描いたり、3Dデータが出来てから
描いたりもしますので、どのタイミングで描かれたものかはわかりません)
デザインはどこかで見たような…というところが散見されますが、素直にきれいな形の近未来の
車を作ろうとしていることが見てとれて、好感が持てます。

LeEco_LeSEE_02.jpg

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3D CGによるレンダリング。ほぼスケッチのイメージどおり、細部まできれいにまとまっています。
強く意識したであろうテスラなどにも通じる、基本的に素直で滑らかなプロポーションと面構成。
伸びやかさはテスラを上回り、優雅な雰囲気がします。個性を出さんがためのエグイ造作のような
ものが無いのもいいです。

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ここはちょっとなぁ…と思うのはフロントドアの下側の開口ライン。こんな風に前上がりのラインでは
足がつかえて乗り降りしにくくてしょうがないんじゃないかと。スーパースポーツで、ドアの開口部が
全体的に狭いとかいうのでなければ、こんな事はしないほうがいいのにな、と思います。(剛性確保と
いう点では有効ですが)

LeEco_LeSEE_08.jpg

前後のバンパーが引き出しみたいになっているのも、コンセプトカーならではというか、現実的には
やらないことだと思います。ただ、もしも実現するならば、ここのクッションストロークを衝撃吸収
にも有効に使える…なんていうことになるのなら、それはすごくいいと思います。サイズ的には
どんどん大きくなる方向ですが…。

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フロント、サイド、リヤそれぞれの下側にある開口部は、恐らく床下にレイアウトする事になるであろう
バッテリーの冷却を考慮したもの、あるいはそれをイメージさせる造作かと思いますが、これらの周囲に
ある縁取りは個人的には無いほうがスッキリしていいと思います。

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スタジオの定盤の上の実車、コンセプトモデル。3D CGのレンダリングとほとんど変わらない。
写真で見る限り、少なくともエクステリアの仕上がりは良い。

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インテリアも作り込まれてはいますが、あくまでコンセプトモデル然としたもののようです。
ブレーキは容量の大きそうな立派なもの。回生システムがあるにしても、多分かなりの重量になると
思われるので、ブレーキはこういう大型のものが必須でしょう。見た目も良いし理にかなっています。

LeEco_LeSEE_17.jpg


ショー会場での様子。

LeEco_LeSEE_18.jpg

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インテリアは、よく言えばコンセプチュアル…と言えなくもないですが、そうだとしてもこれが
魅力的かどうかは微妙な気がしますし、どう見てもあまり現実的には見えません。特に後席…。

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観音開きのドアもコンセプトカーにはありがちですが、実際にはあまりいいものではないと思います。
開口部の断面を見ると、ボディ側もドア側もいかにもコンセプトカーらしい単純なもので、ウェザー
ストリップらしきものも見当たらず、これでは雨も騒音も防げそうにない…コンセプトカーですから
そこまでうるさいこと言わなくても全然いいのですが、もう少しリアリティを出してほしかったなと。

LeEco_LeSEE_22.jpg



ということで、個人的には(特にエクステリアデザインに)好感を持っていたこの車ですが…、
冒頭で書いた、私が山ほどの作業にアップアップしているその間に、飛ぶ鳥を落とす勢いのように
見えていた振興EVメーカーの地盤のもろさが顕在化し、この手の↓あぶなっかしい残念なニュースが
色々聞こえてくるように…。

テスラに太刀打ちできるか…中国系EVベンチャー「BYTON」の実力
http://news.livedoor.com/article/detail/14183250/

---------- 上記ページ中ほどから抜粋 ----------
“相次ぎつまずく中国発ベンチャー
一時はテスラのライバルとも持てはやされたベンチャーのファラデー・フューチャーは、
重役の離職や技術的なトラブルに加え、資金繰りが悪化。2017年10月には米ネバダ州に
10億ドルをかけて建設中だった工場の建設を取りやめた。
さらに、ネット分野からEVに参入したLeEco(ル・エコ)も、資金面の悪化でトップが
辞任する事態に見舞われている。こうした惨状を指して、「パワーポイント上だけで
車作りをしている」と揶揄する声もある。”
---------- 以上抜粋 ----------


あぁ、やっぱりこうなってしまうのか…。
あのテスラでさえも経営危機が伝えられていて、先行きがどうなるか何ともいえないような状況に
なっているようですし…。
テスラの場合は、モデルSの完成度の高さに驚愕しましたが、一方で、初期のうちから規模を大きく
やり過ぎではないかとも思っていました。 ですが、そうしなければ生産コストを下げられない、
逃れられないジレンマ…、スケールの大きなばくちのようなものなのはどうしようもないか…。
まぁどんな企業でも仕事でも、多かれ少なかれそういう面はありますが、スケールが何しろ大きい。
個人的には同社に対して希望の星のように思うところもあって、何とかうまくいってほしいと願う
のですが、どうも脳裏にはかつてのデロリアンが浮かんでしまって、心配にもなります…。

EVに実用化の目処がついてからというもの、私のところでこれまでに受けてきた相談も含めて、
どうもこう…皆さんちょっと自動車の生産というか、その前の段階の開発とか、もの作りそのものを
なめてかかっているように感じることが少なくないです。これは物理的なもの作りをしないIT系や
金融系の方に限らず(そういう方に多いのは確か)、日本を代表するような一流企業(自動車系では
ないが工業製品を生産する)の役員などでもしばしばいらして、そういう方の相手は中々骨が折れます。
安く作るためにものすごくお金がかかる、と言うと何だかよくわからないかもしれませんが、
ちゃんとしたものを価格を抑えて生産するためには莫大な開発費がかかる、ということです。
あたり前の事なのですが、それを理解して欲しい、そう思います。

振興EVメーカーはどこがうまくいくのか、生き残るのか?
もしかしたら既存の自動車メーカー意外は結局モノにならないんじゃないか…そんな気さえしています。



日本のメーカーからもこれくらいのモノ、出ればいいのに…。






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トヨタ新型センチュリー 21年ぶりのモデルチェンジ [車、カーデザイン]

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21年ぶりに新型となったトヨタ・センチュリー。
このブログで取り上げる対象としてはちょっと異質というか、全然私の好きなタイプではないのですが、
前から気になっていて、なぜこうなっているのかな?という点について書いてみました。


“走る伝統工芸品”トヨタ・センチュリーが21年ぶりに世代交代!
https://motor-fan.jp/article/10004641

ハイブリッドの新型「トヨタ・センチュリー」発売
http://www.webcg.net/articles/-/38979

実車 トヨタ新型センチュリー 写真32枚でみる内装/デザイン/V8エンジン
https://www.autocar.jp/news/2018/07/04/300990/

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もう、プロポーションからディティールまで、外観も内装もほとんど心惹かれるところはありません。
全く失礼千万だとは思いますが、私あたりに好かれなくてもこのクルマとしては全然問題無いでしょう。

そういうクルマなので、昨年の東京モーターショーで見た時も、どうでもいいけど(本当に失礼…)
せっかく来たんだし一応写真撮っとくか…くらいの気持ちで撮ったのが下の4枚の写真です。

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前のモデルもこの新型も、特に好みのところはないけれど(何度も失礼過ぎ…)、まぁしいて言えば
この新型のヘッドライトの作りは、透明感が感じられて、ちょっとだけ惹かれるところもあるかな…
と思い、ここだけズームして何枚か撮りました。

ですが、このヘッドライトの外形形状、もう少し横に伸ばしてサイドパネルまで回りこませればいいのに
どうしてそうしないでこういう形にするんだろう? これだけの車両寸法があるのに、ここがこんなふうに
なっていることでなんだか窮屈な印象を受けてしまうし、正直古臭いイメージがしてどうにも…。
ひとつ前のモデルチェンジの時も私としては同じように感じたのですが、今回のモデルチェンジでも
またこうしているということは、これはもうトヨタとして確固たる信念があってこうしている、という
ことなのでしょうね。
しかし、なぜなんだろう?何を狙っているんだろう…? ここがセンチュリーらしくていいという方も
いらっしゃるのでしょうけど、元々このクルマの良さがあまりわからない私には本当にサッパリです。
初代のイメージを守っているのかもしれないけれど、初代がそれほどいいものだったとも思えないし…。
もしかしてロールスとかと似たようなイメージを狙っているのかな…? それにはちょっと中途半端じゃ
ないかな…、でもそうだとすれば、ロールスのこともあんまり良く思えない私にはわからなくてあたり前
なのかもしれないな…。そんなふうに思いました。


そんな事を思いながら、ちょっと安易かもしれないけど、自分ならこうするかな、という別案をやっつけで
作ってみたのが下の2枚の画像です。どちらも上段が元画像、下段が修正版で、フロントはヘッドライトのみ、
リヤはリヤコンビライトのみ、それぞれ側面に回り込むようにワイドな形状に変わっています。他の部分は
プロポーションから何から全てそのまま据え置きです。

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何だか普通っぽくなってセンチュリーっぽさはやや薄まりますし、古臭さも中途半端ではありますがw、
私のような普通の人間にはこのほうがまだしっくりきます。
リヤビューはフロントほど印象の違いはないですが、それでもやっぱり修正版のほうが普通というか
まともに見えて、ちょっとはマシかなと思えます。


まぁ、まるっきり余計なお世話だということは重々承知していますし、いろんな意味でこのクルマと
関わることは多分この先一生無いと思うのですが、単純に、日本の最高級車のひとつとして色々な面で
世界に誇れるようなものであって欲しい、そう願う気持ちでこのクルマを見ています。
それで勝手に残念な気持ちになっているだけなんですけど…。





国産唯一のV型12気筒エンジンが廃止になったのも残念…。






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Hennessey Venom F5(1600hp、最高速483km/h 世界最速に挑む) [車、カーデザイン]

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昨年発表された最高速の世界記録を狙うヘネシー社の新モデル、ヴェノムF5。
ブガッティ・シロン、ケーニグセグなどと真っ向勝負という事になるようですが、少なくともパッと見、
それもフロントビューに限ってはこれらの中で一番まともというか自分の好みに近いように思えます。

なぜ最高速をめざすのか ヘネシー社、ブガッティ/ケーニグセグとどう戦う?  2018.07.01
https://www.autocar.jp/news/2018/07/01/293197/

【SEMA 2017】ヘネシーが新型ハイパーカー F5 を発表…1600hp、最高速483km/h  2017年11月2日
https://response.jp/article/2017/11/02/302033.html

【SEMA2017】最高速度484km/h、最高出力1600馬力! ヘネシーが新型ハイパーカー「ヴェノム F5」を初公開  2017年11月04日
https://jp.autoblog.com/2017/11/04/301-mph-1-600-hp-hennessey-venom-f5-details-emerge/

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ただ、このリヤビューは…、あくまで個人的にはですが、どうにも洗練されているとは言い難いし、
カッコイイとも思えない。もっと言うと、素人っぽいというか、おもちゃっぽいというか…、
狙いはわからないでもないですが、色々残念…。


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気になりだすと他にもいろいろ気になってきて、たとえばフロントの普通はラジエーターグリルとかがある
ところの奥、ただの塗り面で軽く驚きます。しかも2本の黒い縦桟みたいな出っ張りは別パーツでもなくて
塗り分けっぽく見えます。 この作り方、仕上げは無いんじゃないか…。
この固体自体はモックアップと思われる(ウインドーグラスが真っ黒で中が見えない、ということは
インテリアはまだ作っていないと思われます)ので、全てのディティールまでランニングモデルと同じ
作りこみでなくてもいいと思いますが、そうだとしても、せめてここは網でも張って内部をブラックアウト
するとかしてくれればいいのに、そう思ってしまいます。

<Hennessey_Venom_F5_09.jpg

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上の2枚の写真を見るとサイドウインドーの周囲との段差も気になります。Aピラーからルーフ側にかけての
段差が結構あって、それもリヤクォーターウインドーとつながるあたりで段差が徐々に変化していっています。
リヤクォーターウインドー(?)と接するところでも妙な段差があってスムーズにつながっていない。
何でこういうことになっているのか? もしかしたらデザインモデルではある程度フラッシュサーフェイスに
なるように作っていたのだが、そこに昇降するサイドウインドーをレイアウトしようとしたら、そのままの
曲面ではうまくいかないことがわかって、でももう時間がないので強引に何とかそれらしく見えるように
何とかまとめた…、という事なのかもしれませんが、そうだとすれば単純に設計段階での検討不足だったと
いうことだし、それならモックアップのうちはこんなことしないで(その種の設計要件は次のステップで
反映するとして)、きれいに面がつながるようにしておいても良かったのではないかと思うのですが…。


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インテリアのレンダリングを見ると、これは3D CGにもなっていない、2次元の絵であろうことがわかります。
インテリアは基本的にエクステリアが完成した後でないと作りこめないのですが、甘く考えられている事が
多くて、まともにデザイン、設計しようとすると非常に手間がかかる作業であるにもかかわらず、そのための
望ましい状況が作れない(時間も人も足りない)事が多々あります。ありがちなことなのですが、このモデルも
そういうことになっているのではないかな…と想像されます。

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目標とする最高速を実現するにはタイヤの問題もあって、それはそんなに簡単なものではないと思いますが、
そういう目標を持ってこういうことをやっているということ自体が大したものだと思います。
また、同社としては今回のこのモデルが完全に一からデザインした最初のモデルになると思いますので
(以前のモデルはロータスの大幅改造版といえるようなものだった)、まだ色々と詰めていかなければ
いけないところがあるであろうことは容易に想像できます。ですので批判的な気持ちではなく、応援する
ような暖かい目で見守っていきたいです。





ランニングプロトになったらもう少し洗練されますように…。






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White McLaren F1 Could Sell For $14 Million [車、カーデザイン]

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This Unique White McLaren F1 Could Sell For $14 Million
https://jalopnik.com/the-worlds-only-white-mclaren-f1-could-sell-for-14-mil-1612982357

Top Gear Meet the $14m McLaren F1
https://www.topgear.com/car-news/british/meet-14m-mclaren-f1

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貴重なマクラーレンF1の中でも更に少ない白いボディカラーのものが来月ペブルビーチで行われる
オークションに出品されるようです。予想落札価格は1200万〜1400万ドルの間ということです。
さすがに高価でが、この車の価値からすれば欲しい人はいそうです。

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上記のサイトはどちらもあっさりした内容で、もう少し詳しいことがわからないかなと思ったのですが、
自動翻訳ではいまひとつ日本語爆裂状態で…なんだかよくわからないところも多いです。
写真もわりと無造作で荒く、せっかく天気のいい日に撮ってるのにもったいないな…と思ったのですが、
同じ写真を以前他のところでも見たような気がしますし、今回のオークション出品のために撮影された
ものとは限らないようですね、これらの写真は。

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設計者、ゴードン・マーレーが思い描いた理想主義的ともいえるレイアウトや、モノコックを含む
フルカーボンボディ、正統派エンジンのの王様とも言える自然吸気V型12気筒6,000ccエンジン、
基本的にはオーソドックスなダブルウィッシュボーンでありながら巧妙なマウントで衝撃を和らげる
サスペンションなどなど…、メカニズム的には唯一無二、孤高の存在だと思います。

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ただ…個人的にはですが、純粋なスタイリングとしては正直それほど魅力は感じないといいますか、
このすばらしい素材にこのエクステリアデザインはちょっともったいないな…と前々から思っています。

かつてブラバムF1ですばらしく個性的で魅力的なマシンをデザインしていたゴードン・マーレーが
纏め上げた究極のロードカー…なのに、どういう理由かそのスタイリングは彼自身ではなく、同じ
イギリス人のピーター・スティーブンス氏に依頼されています。
スティーブンス氏は70年代には自身のデザイン会社を立ち上げていたのですが、この車の開発に
携わる期間、1990年~1993年の間はマクラーレンカーズのチーフデザイナーとして同社に在籍して
いたようです。

McLaren F1 white for sale_06.jpg

個人的にこのピーター・スティーブンス氏の作品がどうもあまり魅力的には思えなくて…
(ちなみにピーター・スティーブンス氏の手がけた車は、ロータス・エスプリSE(第2世代)、
ジャガーXJR-15、涙目のスバル・インプレッサなどあるのですが、XJR-15(中身はほぼ
レーシングカー、このデザインはまとまっていて悪くは無いが…)はともかく、少なくとも
第2世代のエスプリSEと涙目のインプレッサに関しては今ひとつどころか、オリジナルよりも
悪くなっているように思えて ー 完成度の高いものをいじるのは難しいものではありますが… ー
何度も言いいますがあくまで個人的にという限りにおいて、どうもダメです…。

エスプリSEのほうはそれだけ見れば悪くない、十分魅力的なスポーツカー(或いはスーパーカー)
だと思いますが、オリジナルの切れの良さが随分薄れてしまってダルくなってしまって…残念です。

そしてどうしても許容できないのが涙目のインプレッサ。色々制約があったのでしょうし、何とか
元のもの(批判の多かった丸目)との差異を出さなければならなかったのだろうとは思いますが、
これはどうしてもいただけません。私の中ではスバル史上最低なデザインかも、そう思うほどです。
(チョットひどいこと言い過ぎかなとは思います。好きな方、すみません…。)
同じインプレッサのひとつ前の世代(初代)のWRカーも彼の仕事ですが、あれは素性のいいベース
があって、そこに彼がオーバーフェンダーなどを付加したもので、いい感じに魅力アップしていて
結構いいなと思いました。


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ゴードン・マーレーファンの私としては、かつてのブラバムF1で見せてくれたような、彼らしい
切れ味鋭いカッコいいデザインをこの究極のロードカーでも見てみたかったです。そういうものを
見れると思って期待していた時間も長かったので、いざ現物の写真を見た時は正直ちょっと拍子抜け
しました。 あぁ、こんな風にしたんだ。そうかぁ…。チョットガッカリ

後にこのスタイリングがピーター・スティーブンス氏のものであると知って、どうしてゴードン・
マーレーは自分以外の人に依頼したのかな…せっかくのすばらしいチャンスに…、と考えたのですが、
上記の私の好きだった若き日の彼がデザインしたF1マシンデザインをあらためて見てみるに、
カッコいいところはすごくカッコいいのだけれど、その分破綻気味ともいえるところもあって、
レーシングカーならそれはそれで問題無い、目的のためにだけある形で他はどうでもいいという
割りきりがむしろカッコいい、と好意的な解釈も出来るのですが、これがロードカーとなるとさすがに
そういうのはちょっとまずかな…とか思ったのでしょうか。
それで、ちょうどその少し前に(自分はまだ手がけた事が無い)ロードカー、ロータス・エスプリSEや
ジャガーXJR-15を手がけたばかりの旧知の仲のピーター・スティーブンス氏がいる。
彼に頼めばいいんじゃないか、自分の好みを色々伝えるのも彼ならやりやすいし…。
そんなところだったのかな、と想像はしますが…、今もやっぱりちょっと残念な気はします。

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とはいえ、ゴードン・マーレー自身はすごく気に入ったものが出来たと満足していたようなので、
それは本当に良かったと思います。




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↑この画像は以前の記事でとりあげたもので、こんなところまでいいなぁ…と思いました。
Mclaren F1 マクラーレン F1(ロードカー) のオーナーズマニュアル   2014年11月2日
http://ash-institute.blog.so-net.ne.jp/2014-11-02






それでもやっぱり孤高の存在、マクラーレンF1。色も白だし…w






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Ferrari SP38 - 488 GTB base one off model [車、カーデザイン]

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フェラーリSP38発表 488 GTBベースのワンオフ・モデル - 海外ニュース | AUTOCAR JAPAN
https://www.autocar.jp/news/2018/05/23/291893/

フェラーリがワンオフ『SP38』を発表…F40 のモチーフ採用
https://response.jp/article/2018/05/24/310053.html?gp=1_email_20180524

Ferrari SP38
https://www.ultimatecarpage.com/cg/7265/Ferrari-SP38.html


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フェラーリ SP38。最新のワンオフモデルだそうで、ベースは488GTB。
308GTBやF40へのオマージュでもあり、フロントエンドは308GTB、リヤウイングはF40を、
それぞれデザインモチーフにしているそうです。
そのデザインモチーフについては言われなければそれほど強くは感じないような…とか、ベースの
488、その前の458などに対して新しさはあまり無いような…とか、いろいろ思ったのですが、
そういううるさいことはどうでもいいんですね、この車は。

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この車はワンオフ、たった一人のオーナーのために作られたもので、これから量産に取り掛かって
沢山売っていく!という種類のものではありませんので、セールスプロモーション的なことは
考えなくていいし、他の人がどう思おうが全く関係ないわけです。デザインについて何を語ろうが、
あるいは何も語るまいが、どっちでもいいわけです。
プロジェクトとしてはこの時点でもう完了しているのですから。

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ここからの写真は背景の湖から察するに、毎年コモ湖畔で行われるヨーロッパ最古の自動車コンクール
Concorso d’Eleganza Villa d’Este (コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ)に出展するために
会場近くに到着したところなのかな、と思われます。

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個人的にはこのホイールのデザインが気に入りました。

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かつてあこがれた車のイメージに、自分の好みを加えて、新たなアイディアも盛り込んで、
中身は最新のメカニズムで…、そんな車好きなら誰でも考える夢のようなことを現実のものとした
ワンオフモデル。 そのことがもうただすばらしく、うらやましいことだと思います。




ワンオフといわず、色違いとか何らかのバリエーションも…なんて、いいなぁ。






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Lamborghini Marzal in Monaco again [車、カーデザイン]

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1967年3月のジュネーブショーで発表されたLamborghini Marzal(ランボルギーニ・マルツァル)が
きれいに仕立て直されてモナコを走ったようです。

Lamborghini Marzal at the Grand Prix de Monaco Historique driven by Prince Albert of Monaco
https://www.youtube.com/watch?v=80TWjizCu-0


One-Off Lamborghini Marzal Returns To Monaco After More Than 50 Years - CarBuzz
https://carbuzz.com/news/one-off-lamborghini-marzal-returns-to-monaco-after-more-than-50-years

Lamborghini Marzal concept returns to Monaco for another l | Hemmings Daily
https://www.hemmings.com/blog/2018/05/15/lamborghini-marzal-concept-returns-to-monaco-for-another-lap-of-the-grand-prix-circuit/


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ランボルギーニ・マルツァル。
私の尊敬するデザイナーの一人、マルチェロ・ガンディーニのいくつかある傑作のうちの1台。

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古さを感じないとはいいませんが、独特で魅力的なデザインは今も輝きを放っているように思えます。
プロポーションにもディティールにも当時の雰囲気がいい意味であふれています。

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残念ながら私は実車を見たことは無いのですが、この車にはやや特別な思い入れがあります。
子供の頃、父親に初めて買ってもらったミニカーがこの車でした。

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小学校低学年だったと思いますが、珍しくおもちゃ屋に連れて行ってもらい、小さいサイズの一連の中で
1台だけということで選ばせてもらいました。この小さいサイズ…というのは多分みんなマッチボックス製で、
当時(1960年代末頃)まだトミカはあまり種類が無かった頃だと思います。他にはポルシェカレラ6とか、
キャデラックとか欧米の車はありましたが、国産車はほとんど無く、どれをとってもメーカー名も車名も
全然わかりませんでした。私も小さかったですし。

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お店にあったミニカーの中ではこの車(メタリック調の赤)とフォードGT(白に青いストライプ入り)
の2台がカッコ良く見えたのですが、父からは1台だけといわれていましたので、かなり悩んだ末に
こちらにしました。どちらもそこで初めて見る車ですので、単純に、純粋に形だけで選んだわけです。

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買ってもらってすぐの頃はやっぱりあっち(フォードGT)にしておけば良かったかな…とも思いましたが、
何年かして車の名前を色々覚えるようになって、この車のことも、あの時選ばなかったフォードGTのことも
車名とメーカー名くらいはわかるようになって…、やっぱりこっちを選んで良かったと何となく思いました。

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更に年月が経過し、車のデザインについてそれなりに明確な好みを自分なりに整理して考えられるようになると
あの時こちらを選ぶ判断をした幼い自分を褒めてあげたいような気さえしました。 それは今も変わりません。

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下側までガラス張りで中が丸見えの特徴的なガルウイングドア。
このドアの開閉機構がまた凝ってて変わっているんですよね。
この種のドアに良く使われるガススプリング(ガスステーなどともいう。ダンパーという人が多いですが
正しくはダンパーではありません。外観は似ていますし付随的にダンピングもしますが…)が見当たりません。
どうなっているのかというと、ドア後ろ側にあるステーの付け根がその奥に隠れたシャフトに連結されていて、
それがユニバーサルジョイントを介してルーフラインに沿って下側に伸びて、その先でボディの横幅いっぱいに
渡された長いコイルスプリングと連結されていて、そのスプリングの力で開閉補助をするようになっています。

ごく短時間ですが下の動画の45秒あたりからそのシャフトとコイルスプリングなどが見えます。

Lamborghini Marzal
https://www.youtube.com/watch?v=Qh6b9-pR8UU


以前別の動画でこの部分が動くところを見たのですが(検索してみたのですが見つかりませんでした…)、
こうなっていたのか…と感心しました。巧妙でいかにもコンセプトカー(当時はそうはいわなかったですが)
らしい機構だなと思います。


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なんかみんな楽しそう。こういうのに乗り込むとどうしてみんなこういう顔になるんでしょう。

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コースイン。
私は知らなかったのですが、発表された1967年の5月、モナコグランプリのイベントのひとつとして
コースを走っていたようですね。51年前ということにあらためて驚き、大好きなこの車がこんなに
きれいにしてもらえて、またここを走る…すごく嬉しい気持ちになります。

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後ろはランボルギーニ・エスパーダ。この車をデザインモチーフにして開発したといわれる市販車です。
抜かりの無いステキな演出。この2台を同時に見れるなんていいなぁ。

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以下2枚は1967年当時のものと思われます。

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これだけの観客がいるということはレース直前でしょうか? 助手席にグレース王妃の姿が無いのは残念。

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好みの本質的なところは子供の頃からほとんど変わらないな…。






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ASPARK OWL 0-100km/h 発進加速2秒以下の記録達成! [車、カーデザイン]

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「モンスターEV「アスパーク OWL(アウル)」が世界初の市販車0-100km/hで2秒切りを達成、
暴力的な加速を見てきた」 Gigazine
https://gigazine.net/news/20180211-aspark-ev-project-3rd/


ようやく出ました。0-100km/h 発進加速2秒以下という当初の目標を達成です。
残念ながら私は立会わせていただいていないのですが、ものすごく嬉しいことに変わりありません。
当初は実現不可能とも思われたこの目標数値。達成出来て良かったです。
イケヤフォーミュラさんで開発を担当した方々の努力がどれほどのものだったか、想像するしかないですが、
とにかく開発陣の皆さんとアスパークさんの関係者の皆さんに心からおめでとうございますと言いたいです。

ここに到るまでには、途中何度か仕様変更が行われたことは池谷さんから聞いていました。
動力性能と重量のいたちごっこのようになって、なかなか思うように進展しない次期があったり、
あと少し、あともう少し、やっと問題を乗り越えた、と思えばまた予想もしなかった別の問題が…、
そんな感じで予定変更に告ぐ予定変更…、結局ここまでかかってしまったようです。
当初は昨年の夏頃までには記録を出して、その記録を持ってIAA(フランクフルトショー)に出展、
大きくアピール…というつもりでしたので、結構ずれ込んだわけです。

しかし、結果として一年で一番寒いこの時期に記録を出せたということ、その意義は小さくないと思います。
ここ最近の異常なほどの寒さの中での記録達成、それも結構余裕を持ってですので、開発の方向性は
間違っていない、ある程度自信を持って進めると思います。

ああ、とにかく良かった。本当に良かった。



以下の写真は全てGigazineさんの記事からのものです。
詳しくはGigazineさんの記事をご覧ください。記事中に動画もあります。
https://gigazine.net/news/20180211-aspark-ev-project-3rd/


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記録挑戦車両はショーカーのシルバー塗装とは違ってドライカーボンの地肌むき出し。
これはこれで魅力的と感じていただく方も多いと思うので、ショー会場に2台並べて展示できたら、
よりインパクトがあって良かったんではないかな、と個人的には思います。
更に言えば、赤い車、IF-02RDSも一緒に並べられたらもっと良かったのにな…とも思います。

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これはこの車両に搭載されているPCの画面ですが、100km/h到達時間は1.921秒だったということが
ここからわかります。公称1.9秒と言ってもいいのかもしれません。


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長いブラックマーク。



少々時間がかかったとはいえ、こんな無理かもしれないと思われた性能目標をちゃんと達成してしまう、
イケヤフォーミュラさんの能力の高さにはあらためて感嘆します。敬意を抱かずにいられません。

これでようやくこの車も次のステップに進むことになるわけですが、まぁどう考えても茨(いばら)の道、
それも特大のとげが何本も待っていそうなことは、容易に想像がつきます。
ただ、必要以上に心配してもしょうがないので、今はとりあえずこの記録達成を喜びたいです。



あぁ良かった。本当に良かった…。






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Lancia Stratos HF Prototype (1971) [車、カーデザイン]

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随分間が開いてしまいましたが(2月いっぱい仕事がきつくてキツクテ…ブログどころの騒ぎじゃありませんでした)、
前回取り上げたランチア・ストラトス・ゼロに続いて今回取り上げるのは、そのストラトスの量産版に向けての
プロトタイプ、ストラトスHFプロトタイプ。名前こそ同じストラトスとつきますが、形はかなり変わって、
かなりまともというか、すくなくとも不通に乗り降りできるようなごくまっとうなドアがついています。
とはいえ、この形。2次曲面の一部を切り取ったと思われるフロントウインドーの形状が特に印象的です。


1971 Lancia Stratos HF Prototype - Conceptcarz
http://www.conceptcarz.com/vehicle/z1573/Lancia-Stratos-HF-Prototype.aspx


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このフロントビューはいつ見ても惹かれます。シャープでモダンで、当時考えられた未来を感じます。
横から見ると、前から見た印象と違って、あれ?っと思うほど、かなり寸詰まりなことに驚きます。
もっとうんと長く見えた鼻先はこんなに短くて、ホイールベースも極端なまでに短く、全体的にはこんなに
短いのか…。

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実際にはコンパクトでありながら、もっとずっと大きくて立派なものに見える、こういうのはとても優れた
そして魅力的なデザインだと個人的には思うのですが、これにはノーズ全体の強い傾きとフロントウインドーの
やはり強い傾き、そしてプランビューでの絞りがほとんど無いことなどがあいまって、前から見たときにルーフ
が随分遠く、フロントエンドから距離があるように見えて、ある意味遠近感を狂わされてこう感じるのか…、
この感覚は当時のいわゆるスーパーカーの多くでしばしば感じられることで、好きなポイントのひとつです。

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フロントはとても好みなのですが、このリヤコンビランプは…、
なんかもうちょっとやりようが無かったものかと正直思います。

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このドアハンドルも、よく見るとこんな針金みたいに細いレバーで、色々むき出しのまま。機能を満たせば
それで良しということなのか、ある意味アヴァンギャルドなのか…。

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こういうシンプルな矩形を並べたパターンのスリット状のエアアウトレットはこの頃のベルトーネ作品、
アルファロメオ・カングーロとかモントリオールとかでも見られる処理ですし、車に限らずこの頃の他の
工業製品でもよく見られたデザインで、いわば当時のトレンドといえるものだったと思います。
いい意味で当時を感じられて個人的には心地よく思えるところのひとつです。

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ホイールも近くで見るとこんなことになっています。鋳造の鋳肌も粗さが当時らしいです。このホイール、
あまり軽そうにも見えないし…、これに関しては市販版のスポークの長いほうのデザインが一番いいと思います。

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こちらに向かって走ってくるHFプロト、カッコイイです。

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走り去る後姿は…、悪くない、ですね。 リヤコンビランプはやっぱりちょっとびっくり、なんですけど
それでも全体的な雰囲気が周囲の景色から浮いてて非日常を感じさせてくれて、そのことのほうが大きくて、
単独で見ると何でこんな…と思ったリヤコンビランプもそれほどは気になりません。

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多分本物だと思うのですがなんだかミニカーっぽく見える写真。この車はそう見えることがしばしば。

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フロントフェンダーは大きなホイールストロークをまかなうために一般面から飛び出した形になっていて、
それがこの車のデザイン上の魅力のひとつにもなっているのですが、その他の部分、全体的にはごくシンプルな
造形といえます。
短く極端なウェッジシェイプ、豊かな張りのサイドパネル、それだけで造形されたウェストラインより下の
ボリュームに、2次曲面から切り出したシンプルにしてシャープなイメージのフロントウインドーとそれにつながる
サイドウインドーとルーフで構成されるキャビンを載せた、わかりやすい(認識しやすい)造形。余計なものが
あまり無く、それがとても心地よく魅力的です。うるさいほど色々なキャラクターライン、プレスラインの入った
最近の多くのものよりもずっと。

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隣のターコイズブルーというかエメグリーンというかのコンセプトカーも当時らしいデザインですが、
おもむきはかなり異なります。

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この前後カウルの開き方がまたいいですね。


カウンタックもそうですが、このストラトスもこのデザインで(市販版はまた少し変更はありますが、形状的には
ほぼこのままといえますので)実際に市販車を作って売ったということがすごいと思います。しかもストラトスの
場合は世界ラリー選手権に出て、総合優勝するという目的をきっちりと達成しているのですから、もう本当に立派、
大したものです。このデザインだから速かった、このデザインだから勝てた、というわけではないんでしょうが、
何にしても、こんな形の車がラリーで本当に速いなんて、関係者以外は信じられなかったのではないかと思います。






ゼロもいいけど、こっちのプロトタイプもいいなぁ、すごく魅力的…。


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Lancia Stratos Zero (1970) [車、カーデザイン]

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前回取り上げたフェラーリ 512S モデューロと同じ年、1970年に発表されたベルトーネのコンセプトカー、
ランチア・ストラトス・ゼロ。もうほんとに刺さるようなというか、切れ味のいい刃物のようなデザインです。


Old Concept Cars
Lancia Stratos Zero (1970)
http://oldconceptcars.com/1930-2004/lancia-stratos-zero-1970/


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モデューロと比較すると、同じような平べったいシャープな形でありながら、ストラトス・ゼロのほうは前傾姿勢を
とっているように感じられることと思います。これはデザイナー、ガンディーニの特徴のひとつといえます。
モデューロのほうは平和で明るい未来、ストラトス・ゼロは何だかちょっと危なそうな雰囲気が…しないでもありません。
個人的な好みとしてはずっとこちら、ストラトス・ゼロのほうが上です。

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このサイドパネルの造形、すごく惹かれます。魅力的。 技術的な意味はあんまり無さそうなのがアレですけど…。

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一見してドアがどうなっているのか、サイドウインドーはどうなっているのか、色々疑問が出てくるデザインです。
ガンディーニのデザインするいわゆるスーパーカーのデザインを、第一印象で見る人の神経を軽くさっと逆撫でし、
そのすぐ後でひきつけずにおかない、そんな表現をした人がいますが、まさにそんな感じ、うまい表現だなと思いました。
また、“とても車とは思えない。でも、これぞ車っていう気もする。” これは随分古いあるマンガの中で、カウンタックを
初めて見た、車にあまり興味が無いカメラマンのセリフなのですが、これも本当にそうだなと思い、いたく共感しました。
このストラトス・ゼロも同じようなものを感じます。これぞ車、という感覚はやや薄いですが。

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この車が出来たとき、ヌッチオ・ベルトーネはとても気にいって、すごくいいのが出来た!これ見たらみんな驚くぞー
…と思って意気揚々とショーに出展したのですが、ショーでの反応はいまひとつパッとせず…、随分ガッカリしたと、
後に語っています。 ヌッチオの気持ちも、あんまり反応しなかったまわりの反応も、どちらもわかる気がします。 

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これがサイドウインドー。乗員の横顔は見えないようです。

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メーターパネル。前に置けないのでこの位置に。やや強引な未来っぽさの演出を感じますが、それはこの車は他の箇所も
いろいろみんなそうなので…。現代のテスラなどの超大型タッチパネルと同じくらいの大きさでしょうか。

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フロントウインドシールドを開けて…、これが乗降用のドアなわけです。その前側の黒い部分は踏んでもいいように
普通の塗装面ではなくてこういう処理をしてあるんだそうです。ボディを踏んで乗り込むって…。

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こんな狭いところに無理やり乗り込んで何がいいんだか…でも、なんか楽しそう。

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エンジンフード。このデザインは正直どうかと思います。
そして、開けると…古色蒼然。でも、ちゃんと縦置きミッドシップ。

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かなしくもオークションに出品されたときの写真。
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ベルトーネの世代違いの他のコンセプトカー達と。左からブラーボ、アトン、ストラトス・ゼロ。
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デザインとして破綻気味のディティールが散見されたり、どう見ても実現しなそうなところも多々ありますが、
シャープで繊細、独特な造形は他に代えがたい魅力的なものです。そしてこのデザインを現物(もちろんランニング
プロト)にして見せたというところがまたすばらしいです。いい意味で時代を感じる、とても惹かれるデザインです。






批判する人も多いけれど、他に代えがたい魅力的なデザイン…。


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Pininfarina Ferrari 512S Modulo (1970) [車、カーデザイン]

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前回取り上げたフェラーリ 512S スペチアーレ に続いて、ピニンファリーナが1970年3月ジュネーブショーで
発表したコンセプトカー、フェラーリ 512S モデューロ。
デザインの方向としてはとにかく未来。とにかく明るい安村 みたいですが、もう本当に未来、迷い無く明るい未来
を見ています。そういうことですからタイヤは隠す方向(本当は無くしたいくらいのいきおい)、まさに未来都市の
透明なチューブの中を飛んでいるエアカーのようなイメージです。

Ferrari 512 S Modulo Concept (1970)
http://oldconceptcars.com/1930-2004/ferrari-512-s-modulo-concept-1970/


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前回取り上げた512S スペチアーレ の写真に登場する女性モデルについては無いほうがいいと書きましたが、
このモデルさんはいいですね。こういう上品な使い方は好みです。また、ピニンファリーナらしい気もします。

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発表されたのは512S スペチアーレよりもこちらのほうが後なのですが、実はこちらのほうが先に完成して
いました。それが順番を変えて発表したのには訳があります。

ピニンファリーナ社内での評価は2台ともすばらしいものでした。
フェラーリ製の同じシャシーを使って社内で競作させたら、すっごくいいのが2台出来てしまったわけです。
さすがピニンファリーナ、当時同社に在籍していたのデザイナー達の力量がいかにすばらしいものだったか、
それがうかがえる(いくつかある)エピソードのひとつでもあります。

さて、この2台のどちらかをウイナーにして、他方をお蔵入りにしてしまうのはあまりにもったいない。

どうする?

両方発表したい。
だが、これを出来た順番に発表したら、モデューロを見た後では512S スペチアーレが古く見えてしまう(!)かも
しれない…。それは避けたい。こんなにステキなデザインなのだから。

じゃ、どうする?

うーむ…、順番を変えよう。

というような経緯で、後から完成したにもかかわらず、まず512S スペチアーレが1969年11月のトリノショーで
発表され、そのすぐ後、翌年1970年3月のジュネーブショーでモデューロが発表されることとなりました。
モデューロはあまりに先進的、未来感あり過ぎだったのです。



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発表されたモデューロの評判は…
まさにピニンファリーナが危惧したとおりというか、きっとそれ以上に、世界的に高い評価を得ました。
いわく、史上最も未来的な車。こんな表現は時代とともに現れる新しい車に受け継がれていくのではないかと
思うのですが、これに関してはそうはならず、この言い方がその後何年たっても特に訂正もされていないようです。
いかにこの車のデザインが突出していたかということです。車に大して興味が無い人も、素直にそう受け止めたの
ではないでしょうか。

この車がそんな高評価を世界的に得たものですから、当初ピニンファリーナが恐れたこと、十分傑作といえる
512スペチアーレが不本意な評価を受けてしまうこと… は直接的には避けられたのかもしれませんが、人々の
記憶にはモデューロだけが強く残り、他はかすんでしまった。そしてその中の1台になってしまった、というのは
残念ながら事実のようです。

モデューロは当時タイミング良く開催された日本の大阪万博にも展示され、そこでも人気を博しました。


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かなりあっさりしたインテリア。こういう傾向はこの頃のコンセプトカーに多いのですが、まだ皆さんインテリアに
それ程力を入れていなかったようで、ガンディーニが何かのインタビューで、“当時のインテリアはエクステリアが
出来てからサクサクッと作ったもので…”などと言っていて、まぁそういうことなんでしょう。大体、まだこの頃は
インテリアデザイナーというくくりも無かったんじゃないかと思いますし。

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ただ、個人的にはこのモデューロのデザインにそれほど共感するものではなく、好みというわけではありません。
表現が適切かどうかはさておき、良く出来た学生の作品のような、車以外のインダストリアルデザイナーの作品の
ような、未来都市を舞台にした映画に出てくる架空の車…そんな感じがして、いまひとつ魅力的に見えないです。
良くも悪くも車らしく見えないところがそう思わせるのかもしれません。

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ばん金のための木型と一緒に。

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この木型自体がステキなオブジェのよう。

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この写真自体はやらせでしょうけど、ボディはFRPではなく金属の薄板、恐らくアルミを手叩きでしょうか。

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デザイナー、パオロ・マルティンの描いたアイディアスケッチ。これが描かれたのは1967年のようです。

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当時のスケッチと、後年イラストレーターとかフォトショップで描かれたと思しきスケッチ。



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同じ時期に発表されたベルトーネのストラトス・ゼロと並んで展示されているモデューロ。こんな2台を同時に
見られるなんて、何ともうらやましい状況。
そういうテーマでカラボとか、ブーメランとか集めて展示してくれたら…、いやいっそのこと、60年代末から
70年代前半頃の傑作コンセプトカーを一堂に集めて見せてくれるようなイベント、やってくれないかな。
“1970年前後の傑作コンセプトカー展”とか銘うって、美術品の絵画や彫刻などで行われているように世界ツアーを
やっても…というのはさすがに無理があるか。でもそんなのあったら、普通のモーターショーよりも間違いなく
行きたいです。

という妄想はさておき…、上の写真を見て感じるのは、とがり具合ではモデューロを上回るほどでありながら、
タイヤが露出していることもあって、幾分車らしく見え、しかも独創性に富んだストラトス・ゼロのデザインの
何と魅力的なことかということ。次はこれを取り上げてみようと思います。







好みかどうかはさておき、非常にレベルが高いデザイン…。

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