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Dallarra Stradale ダラーラ ストラダーレ [車、カーデザイン]

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イタリアのレーシングコンストラクター、ダラーラが満を持して発表した同社初の超軽量スポーツカー。
同社はブガッティ ヴェイロンをはじめとるするハイパーカー、スーパーカー、そしてF1、SF、F3等の
レーシングカーの開発に携わってきた世界的なレーシングカーコンストラクター。いわば本物中の本物。

ダラーラ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A9

昨年11月にこの車が発表された時、ついにダラーラからロードカーが出た、これはなるべく早く
取り上げたい…、そう思いつつ結局これも今になってしまいました。

何のメディアか忘れましたが、この車が発表された時のダラーラ氏の述懐で、“いつか自社の名前をつけた
ロードカーを作りたいと心にずっと思っていたが、コンストラクターとして他にやるべき事があり過ぎて
中々実現するチャンスが無かった。しかし数年前のある時、今やらなかったらそんな日は永遠にやって来ない、
そう思って作ることにした。”というようなことを言っていて、ああ、ここまでの人、企業でもそうなのか、
でも、もっと早くても良かったと思うけどな…、と思ったものでした。

事前のスクープ記事でカムフラージュされた車を見て、期待していましたが、ちょっと寸詰まりにも見えて
あんまりカッコ良くなかったら嫌だな…と、若干の不安もありました。ですが発表された写真でみる限り、
スクープ写真から想像したよりもずっと魅力的で安心しました。そして色々と参考になるところも多く、
過去に自分が取り組んだ車について、あれもこうすれば良かったかもしれないな、そうすればもっと喜んで
もらえたかな…などと、後悔やら反省やらもしました。


イタリアのダラーラ「ストラダーレ」が遂に世界初公開。5年間で600台生産、価格は約2,000万円から(2017年11月16日)
http://creative311.com/?p=26499

ダラーラ・ストラダーレ発表 約2000万円~ 初年度分は完売(2017年11月17日)
https://www.autocar.jp/news/2017/11/17/249512/

ダラーラ初の市販スポーツカー、ストラダーレ 発表…855kgの軽量ボディに400hp(2017年11月17日)
https://response.jp/article/2017/11/17/302636.html

第467回:ダラーラのロードカーがいよいよ公道へ 世界600台限定の「ストラダーレ」に試乗する(2018年1月11日)
http://www.webcg.net/articles/-/37970

【独占レポート】ダラーラが放つ”本物のリアルスーパースポーツカー”に初試乗!(2018年5月7日)
https://motor-fan.jp/article/10004078


このダラーラ ストラダーレは、カーボン製ボディを採用するライトウェイトモデルで、フロントの
ウインドスクリーンの無い、いわゆるスピードスターが基本状態で、一般的なドアはありません。
ウインドスクリーン、ルーフ、サイドウインドー(ガルウイングタイプのドアとしての役割を持つ)
などは全てオプションという割り切った構成。
生産計画は、今後5年で600台を予定。価格は、€155,000(2062万円)から。

【SPECIFICATIONS】
車名:ダラーラ・ストラダーレ
ボディサイズ:全長4185×全幅1875×全高1041㎜
ホイールベース:2475㎜ 
乾燥重量:855㎏(ロードスターの場合)
エンジン:直列4気筒DOHCターボ 2300㏄(フォードEcoBoost)
最高出力:294kW(400㎰)/6200rpm
最大トルク:500Nm(51㎏m)/3000~5000rpm
トランスミッション:6速MT/6速ロボダイズド・パドルシフト
駆動方式:RWD
サスペンション形式:前後ダブルウイッシュボーン
ブレーキ:前後ベンチレーテッドディスク
パフォーマンス 最高速度:280㎞/h 0→100㎞/h:3.25秒 
クーペのダウンフォース:820kg(オプションのリアウイング装着時)

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ロードスター用脱着式ウインドスクリーン(カーボンフレーム)€16,600(220万円)
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タルガ用フレームルーフ€7,700(102万円)
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クーペ用トップヒンジ(いわゆるガルウイングタイプ)シースルーキャノピードア€7,300(97万円)
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この画像を見ると、ボディパネルの構成はきわめてシンプルなことが良くわかります。
一般的なドアを設定しないと割り切れば、この手の車の場合ボディ設計は一気に楽になるし、
製作工数も激減します。販売価格を抑えるひとつの有効なソリューションだとは思いますが…、
やはりよほどのことが無い限りドア(そして屋根も)はあったほうがいいと思います、個人的には。
それにこのカウルというか各パネル類は、どれを見てもヒンジなどで開閉できるものではなく、
全てがボルトアップ等、工具を使って着脱するもののようで、その割り切りの潔さは清々しいほど。
好意的に見れば、あのレーシングカーコンストラクターのダラーラ製なのだからこれはこれで良し、
ということになる、のかもしれませんが…。
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ドアが無いからバスタブ型モノコックはサイドも十分な高さをキープできて剛性確保がしやすい。
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エアインテークダクトもズドーンと通せるので、エアの流れもこの概念図のように(多分)スムーズ。
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基本的に屋根のある車のほうが好きな私ですが、この車に関しては屋根もフロントスクリーンも無い
状態もいいなと思います。全体的に伸びやかに見えていいです。

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フロントから入って脇に抜けていく(それによってフロントにダウンフォースを発生させる)
エアの通路が良くわかるショット。
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この薄型のリヤコンビランプは某量産車用の流用品。なぜわかるかというと、IF-02RDSのロード
バージョン設計時に私もこれを流用することを検討したから。結局使用したのは寸法的な理由で
同じメーカーの別車種のものなのですが、ランプ単体としてはこちらのほうが好みでした。
今もその時に検討した1セットが手元にあります。
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ダラーラ社の社長、ジャン・パオロ・ダラーラ氏。
航空力学の学位を得てフェラーリ、マセラッティ、ランボルギーニ、デ・トマソでキャリアを積んだ後、
自身でレーシングカーコンストラクターを設立。いくつもの有名競合他社が立ち行かなくなって消えて
いく中、堅実に実績を積み上げて生き残り、今や世界中のほとんどのカテゴリーでシャシーを供給し、
その多くで成功を収める。そして満を持して自身の名前を冠したロードカーをリリース…。すばらしい。
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おまけ写真。左から、故パオロ・スタンツァーニ、マルチェロ・ガンディーニ、ジャン・パオロ・ダラーラ。
若き日、ミウラの開発に関わった3人。みんなすっかりおじいちゃん、すばらしくステキなおじいちゃん達。
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ダラーラ製、その実績が価値を生む。これもうまくいってほしい…。






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SSC(Shelby Super Cars) Tuatara [車、カーデザイン]

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SSC(Shelby Super Cars North America Inc.)Tuatara
シェルビー スーパーカーズ ノースアメリカ・トゥアタラ。
(社名からキャロル・シェルビーが起こしたシェルビーアメリカン社と同一視されることがありますが
両者は無関係で、混同を避けるため社名の後ろのほうにNorth Americaとつける事になったそうです)

この車、トゥアタラは2010年9月、同社のアルティメットエアロの後継機として開発が発表され、
その時は "SSC Ultimate Aero TT II" の仮称で呼ばれていたものです。

シェルビー・スーパーカーズ・トゥアタラ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%A9

パワーは驚異の1350馬力! アメリカ製スーパーカー「トゥアタラ」がデビュー!!(2011年08月24日)
https://jp.autoblog.com/2011/08/24/ssc-tuatara-makes-north-american-debut-at-pebble-beach/

【レポート】最高速度400km/h超えのアメリカン・スーパーカーが、いよいよ生産開始へ!(2014年06月18日)
https://jp.autoblog.com/2014/06/18/ssc-tuatara-factory-gets-276-mph-green-light-in-washington-state/

世界最速記録奪還を目指すSSC(覚えていますか?)が、2011年に発表した「トゥアタラ」の進化を予告!(2018年01月10日)
https://jp.autoblog.com/2018/01/09/ssc-tuatara-new-teaser-image/


モックアップを発表してから3年後に生産開始というニュースはあったものの、実際はなかなか
進行していなかったようで、次のステップの発表が無く年月だけが経過して、どうなったのかな…
と思っていたのですが、いよいよ今年あたりには次のステップに踏み出すのかも、しれません。

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このフロントビューが印象的で、とても魅力的に見えます。好みの顔つきです。フロントビューも
フロントクォータービューもいい。単純にそれだけでずっと気にしていました。

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フロントビューに対して、サイドパネルの構成やリヤビューはあまり好みではないのですが…、
それでも全体的にはとても魅力的。他に似たものが無い点も価値があり、すばらしいと思います。

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この小さなフィン、これはいったいどういう効果を狙ったものなのか…。
ウイングはつけたくないけど何かアクセントが欲しい、そんな理由なのかな…?
顔つきもそうですが、この小さなフィンのことを覚えていたこともあって、ひとつ前の記事で
取り上げたVazirani Shul のデザイナーはもしかしたらこの車と同じデザイナーかな…?
と思ったのですが違っていました。すみませんでした。
サイドビューでのウエストラインというかショルダーラインというか、その通し方にも何となく
共通するものを感じて、同じ人が違う形にしようと考えた結果なのかな、と思ったのですが、
あらためて両者を比較してみるとそれほど似た雰囲気でもないか…と思い直しました。
重ねてすみませんでした…。

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本物のカーボンホイール、と思われるホイール。肉厚の中空スポークでしょうか。
革新的な技術のひとつという事かもしれませんが、耐熱性とか耐久性とかが満足できる
レベルになったとしても、どうもこの見た目はあまり魅力的な造形には思えなくて…、
個人的には超々ジュラルミン鍛造とかの繊細なスポークのほうが魅力的に見えます。
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これもまた、ものすごく無造作なリヤビューミラー。
もうちょっと何かしらありがたみのある造形にしてもいいんじゃないかと…。
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現実的にはもうリヤビューミラーは無くてもいいことになったので、この手のミラーは廃止して
リヤビューカメラを置くことになるんでしょうね。そのほうがスッキリしていいです。

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デザイナーはジェイソン・カストリオータ氏。元ピニンファリーナのデザイナーで、
マセラティ・バードケージ 75th(リヤビューが非常に魅力的!)、フェラーリ・599GTBフィオラノ、
マセラティ・グラントゥーリズモ、フェラーリ・P4/5 などのデザインで知られています。

ジェイソン・カストリオタ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%82%BF

彼がデザインした中で私は特にマセラティ・バードケージ 75thとこのSSCトゥアタラが
好きなのですが、マセラティ・バードケージ 75thに関しては、日本人の奥山清之氏が
ピニンファリーナのディレクターを勤めていた時期で、珍しくそのデザイン過程、製作過程が
テレビ局(日本のNHK)の取材を受け、“デザインルームの6か月~イタリア・スーパーカー誕生”
という番組になり、後にDVDも発売されました。リアリティがあって非常に見ごたえのある内容で
おすすめです。私は見ていて自分の経験と重ね合わせて(厳しい納期と様々なジレンマが生々しく
思い出されて)腹が痛くなるようでした。


子供の頃に見た想像上の小型宇宙船みたい。顔つきとキャビン形状が効いている。リヤの小さなフィンも。
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ボディ上面、前後4ヶ所にあるグラフィカルに並んだ小さな穴。これはエアアウトレットか、
何か別の効果、例えばゴルフボールのディンプルのような効果を狙ったものなのか、ただ単に
見た目のアクセントをつける事が主目的でそれに何かしら意味を持たせようとしたのか…?
これがどういう素性にしろ、個人的には悪くないと思います。
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何度も書きますが印象的で魅力的なフロントクォータービュー。この顔つきとボリューム感がいい。
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インテリアはどうも、あんまりパッとしないような…。なので画像の扱いも小さめでまとめて。
まだCGだけみたいなので、もうちょっと別の感じに変わってくれるといいのですが…。
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最近この手の超高性能をうたい文句にした新興メーカーがいくつか出てきていますが、
掲げたスペックが高い(高過ぎる)せいか、市販版リリースには皆さんてこずっているようです。
この車も最初の発表から随分長い時間を経過して、ここに来てようやく次のステップに踏み出す
のかもしれませんが…、その内容はどうあれ、この魅力的な顔つきがあまり変えられずにモノに
なってくれることを祈りたいです。



ひとつのビューだけでも魅力的なら、いいと思う。個人的には…。






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Vazirani Shul(India maker:Good wood) [車、カーデザイン]

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インドのヴァジラーニという会社が発表したハイパーカーのコンセプトモデルです。
何年か前に発表されて注目していたコンセプトモデル、SSC(Shelby Super Cars) Tuataraと
似ているところがあったので、もしかしたら同じ人がデザインしたのかな…と思ったのですが、
違ったようです。

ヴァジラーニ ハイパーカー「シャル」グッドウッドにて公開
https://www.autocar.jp/news/2018/07/16/303320/


下記の記事によると、デザイナーはゲームのグランツーリスモの開発で知られる山内和則氏とのことです。

The Vazirani Shul is India’s Newest Supercar, and Kazunori Yamauchi Helped Design It
https://www.gtplanet.net/the-vazirani-shul-is-indias-newest-supercar-and-kazunori-yamauchi-helped-designed-it/

他にもいくつかのサイトを見てみましたが、どうやらまだモックアップのようで、走れる状態に
なるにはまだしばらくかかるのではないかと思われます。

India-made Vazirani Shul electric hypercar set for debut
https://www.autocarindia.com/car-news/india-made-vazirani-shul-electric-hypercar-set-for-debut-408994

India-bred Vazirani Shul Concept officially revealed at Goodwood
https://www.msn.com/en-in/autos/news/india-bred-vazirani-shul-concept-officially-revealed-at-goodwood/ar-AAA1EJv

India's First Hypercar Vazirani Shul Unveiled At Goodwood Festival Of Speed
https://auto.ndtv.com/news/indias-first-hypercar-vazirani-shul-unveiled-at-goodwood-festival-of-speed-1883305

First Indian hypercar, Vazirani Shul detailed by its owner – Photo Gallery
https://www.rushlane.com/first-electric-hypercar-from-india-vazirani-shul-12273503.html

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この小さなフィンはどういう機能を持っているのでしょう?上にウイングつけて、ウイングステー
ということならちょうど良さそうにも見えますが、そうではないわけですよね…。
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小さなリヤウインドーの後ろにあいた排気口と思しき穴は、“タービン・エレクトリック・パワートレイン”
と同社がいう、(多分)ガスタービンエンジンの排気口を想定しているのでしょうか。
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回転すると内側から空気を吸い出すような形状になっている、カーボン製セミホイールカバー。
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個人的にあまり好きではないところのひとつ、フロントエンド、センターの垂直に近い壁のような
造形。マクラーレンの一連にも似ていて、こういう好みなのかもしれませんが、ここは自然に開放
しておいたほうが、その後ろ側に設けたせっかくの大型エアアウトレットへのエアの流れとしては
スムーズでいいのではないかと思います。もしかしたらそのエアはフロア下面から吸うことを想定
しているのかもしれませんが…。もしそうなら、超高速でフロントがリフトして舞い上がってしまう
ようなことを積極的に防ぐ、レギュレーションに縛られないロードカーならではのいい仕組みかも
しれません。
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この写真を見るとドアのオープニングラインはただの溝で、各パネルは分割されていないようです。
ウインドー類が真っ黒でインテリアが見えないようになっていることからも、それがまだ作られて
いないだろうことが想像されます。
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ラフスケッチ。
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ヴァジラーニ氏。ムンバイで生まれ育ち、カリフォルニアのアートセンターを卒業、ロールスロイス、
ジャガー、ランドローバーでのデザイナー経験があるそうです。(上記URL、一番下のサイトより)
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このアングルで見ると先ほど触れた小さなフィンがどういう機能をイメージしたものなのか、
ちょっとわかるような気がしてきました。その前側の排気口(と思しきところ)から出た排気ガスが
このあたりを通るときにこのフィンによって“あばれる”のを防ぎ、そうすることによってボディ
上面を流れる気流全体を整える整流板…、というイメージなのかな、と。
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“タービン・エレクトリック・パワートレイン”というのは、想像するにガスタービンエンジンを
使ったシリーズハイブリッドEVという事なのかなと思うのですが、燃焼効率自体はレシプロ
エンジンを上回る(だが一般的な自動車用エンジンとしてはレスポンスに難あり)ガスタービン
エンジンを発電用に特化して使うというのは(現実的には決して決して簡単ではありませんが)
理にかなっているとは思います。ですが、通常のエンジンだけ、或いはモーターだけのEVよりも、
ハイブリッドEVをシステムとしてまとめるのは普通に難易度が高く、それを初めて車を作ろうと
しているところがやろうというのは…、かなり大変なのではないかと思います。
どうも、甘く見ているような気が…しないでもありません。

車の形が(モックアップで)出来て、何かもう車作りのステップの中でかなりのところまで来た
ような気になっているんじゃないかと、余計なお世話ながらちょっと心配になってしまいます。
実績の無いところが発表するのであれば、少なくとも走れる状態の車を1台でも作ってからのほうが
いいと思うんですが、割と皆さん平気でこの段階で発表することが多くて…。
場合によっては開発資金を集める目的であえてこの段階で発表、ということもあるとは思うのですが
そのやり方で最後までうまくいくとは…、どうも思えなく…。

デザインは結構好みですし、冒頭に記したSSC Tuataraを除けば既存の車で似たものは無く(全部
個人的な感想です)、十分魅力的だと思いますので、私の心配が単に失礼な想像だった、という事に
なればいいなと思います。




難しいと思うけど、このプロジェクトもうまくいきますように…。






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ARES design Project Pony:フェラーリ 412 オマージュ [車、カーデザイン]

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前回に続いてイタリアの新興デザイン会社アレス・デザインの話題です。

ARES Design
https://aresdesign.com/

Concepts - ARES Design
https://aresdesign.com/pages/concepts

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前回取り上げたデトマソ パンテーラへのオマージュモデルの次に同社が発表したプロジェクト、
フェラーリ412へのオマージュモデルだそうです。ベースはフェラーリGTCルッソ。
今回のプロジェクトはまだレンダリングスケッチだけですが、ちょっと惹かれるものがあります。


ARESデザイン社、デ・トマソ・パンテーラの次はフェラーリ412を復活させる計画
http://www.ferrarilamborghininews.com/blog-entry-13864.html

ARESデザインが見た目はフェラーリ「412」、エンジンは「GTC4ルッソ」をベースのオリジナルモデルを開発
http://creative311.com/?p=30363

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パンテーラの時もそうでしたが、この412についても、なぜこの車種を選んだんだろう?と
思われる方も少なくないかもしれませんが、その理由はなんとなくわかる気がします。
パンテーラと412に共通するのはスッキリとして端正な造形ということです。

アレスデザインの社長バハール氏がかつて惹かれたことがあって、単純にそういうものを
自身の手で作ってみたいと思ったのかもしれませんし、既存メーカーと違う方向を考えた時、
最近の車は機械としてはとても良く出来ているがくどくてえぐい造形のデザインにはうんざり…
というような人達向けにうまくデザインすればビジネスとして成立する程度の需要が見込めると
判断したのかもしれません。あるいはその両方かもしれません。

フェラーリGTCルッソのあの何ともユニークな…良く言えばチャレンジングな形だとは思いますが、
せっかくのあのクラスのフェラーリの2+2、もっとオーソドックスなデザインでまとめたものを
作ってみたい。それはかつての412に似たものになるかもしれないが、それはそれで悪くないのでは
ないか…、そんな風にも考えたのではないでしょうか。



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パンテーラオマージュのものと同様なあっさりしたスケッチ。
まぁこれだけ明確なモチーフがあれば、スケッチワークはあまり必要ないかもしれません。

インテリア。
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オリジナルのフェラーリ412。というか最初の365GT4 2+2から、400GT、400i、そして412と
モデルチェンジしていくのですが、パッと見はほとんど区別がつかないほど、その差異は小さく、
私も正直よくわかっていません。ということで、いくつか混ざっているかもしれませんがここは
ひとまとめにして412の一連という事で、色々なサイトから拾った画像を載せておきます。

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同じ時期のミッドシップ2シーター、BBと共通するイメージの魅力的なインテリア。
エクステリアとあってないような気もしますが、個人的にこのメーターまわりは大好きなので
これはこれで良し。
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非常に高額な車両になるのは容易に想像できますので、こういう車にどれだけの需要があるのか、
多少心配にもなりますが(余計なお世話…)、どんな形であれ、この形がまた見れるのなら、
それだけもいいなと思います。




こういうプロジェクト、何とかうまくいくといいな…。






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ARES design Project Panther:デトマソ パンテーラ オマージュ [車、カーデザイン]

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昨年12月に発表されたこのプロジェクト。ここで取り上げたい物のひとつとしてブックマークしていました。
ランボルギーニ ウラカンをベースにボディパネルをパンテーラ風に変えたもの、ということのようです。

Ares Design
Dove nascono la nuova Pantera e la 911 GT3 Targa
https://www.quattroruote.it/news/industria-finanza/2018/01/31/ares_design_dove_nascono_la_nuova_pantera_e_la_911_gt3_targa_.html

Ares Design
Rifaranno la Pantera sulla base della Huracan
https://www.quattroruote.it/news/nuovi-modelli/2017/12/13/ares_design_rifaranno_la_pantera_sulla_base_della_huracan.html

アレス・デザインが、デ・トマソ「パンテーラ」風のボディをランボルギーニ「ウラカン」に着せた「プロジェクト・パンサー」を発表
https://jp.autoblog.com/2017/12/16/ares-project-panther-lamborghini-huracan-detomaso-pantera/

ARES_design_Project_Panther_02.jpg

このアレス・デザインという会社はイタリアのモデナに本社を置く新興デザイン会社で、これまでに
ベントレーやロールス、メルセデスなどの外装/内装を変えたオリジナルカーの製作、販売の実績が
あります。

ARES Design
https://aresdesign.com/

Concepts - ARES Design
https://aresdesign.com/pages/concepts

アレス・デザインの社長はダニー・バハール氏。彼は少し前までロータスの社長だった方で、
その前はフェラーリとかレッドブルグループでマーケティング担当の重役をやっていて、その
実績を買われてのロータス社長就任だったようです。ロータスとしては安定した売り上げ確保と
会社存続のため、新型の開発と、出来れば同時にラインナップの拡充もしたかったのでしょう。
そこでバハール氏は適任、かもしれない…と賭けたのだと思います。2009年10月に社長に就任
したバハール氏は早速色々な改革を行い、翌2010年、かつて在籍したフェラーリからお気に入り
のデザイナーを引き抜き、デザインのトップにすえて、自身の好みを反映した複数のモデルの
開発を同時に行わせます。そしてパリショーにおいて、今後発売予定!というふれこみで何と
5台ものコンセプトカーを発表、ロータスファンだけでなく世界中から注目を集めました。
5台はそれぞれ新しいロータスとしての魅力もありましたし統一感もありました。ただその統一感
というのは、言い方を変えればどれも似たようなイメージという事でもあり、同じ時期に一人の
デザイナーが中心となってまとめると、良くも悪くもまぁこういうことになりがちですよね…
と感じられるようなものでした。そういう事は自分でもしばしばありますので、あたたかめな
目で見ていたというのもありますが、デザイン自体それまでのロータス各車よりも好みで注目
していました。

そしてそういうことより何より気になったのは、一気にここまでの拡大路線、しかも価格帯を
より高価格帯(フェラーリなどに近い)へ移行するという、野心的で大胆なプランです。
そんなことして大丈夫なのかロータスは…? 期待もしますがそれよりむしろ不安になるような
ものでした。これはいつか見たような…、私にはかつてのマツダの多チャンネル化とその悲しい
結末が思い起こされました。
で、ロータスの親会社もそう思ったのかどうか、バハール氏の改革のそのあまりの急進ぶり、
危険なほどの開発費の大盤振る舞いプランに待ったをかけるべく、バハール氏を突然解任します。
それに対して納得がいかないバハール氏は親会社を相手取り訴訟。親会社からも特別背任だか
何だかの理由で逆訴訟…と泥試合になりましたが後に和解…。そういうあれこれはともかく、
とりあえずロータスが大変な事になるのは免れたようで、ちょっと安心したのと、あの5台の
コンセプトカーがどれも日の目を見ないことになってしまったのは残念に思いました。
良さそうなものだけでも開発を続ければいいのに…。

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自社の社屋内と思われる発表会の様子。オリジナルパンテーラも後ろに置いてあります。
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そういうロータスでの出来事があったことを知る者としては、今回のこのプロジェクトは比較的
安心して見ていられます。車を丸ごと1台開発するのと、ボディパネル(とそれに関連するもの)
だけの開発とでは、開発費が平気で一桁違ってきます。それに、今の会社ではもう雇われ社長では
なく自身で設立した会社です。出資者は他にいるかもしれませんが、ロータス時代のような残念な
こと(突然の解任、訴訟に逆訴訟…)はもう無いでしょう、多分。

車の構成としても、中身がランボルギーニ・ウラカンなら、デザインもエンジンもイタリア製
(ランボルギーニの今の親会社はアウディ、だからエンジンの開発はドイツということに…
というのはおいといて)ということで、かつてデトマソ・パンテーラが、エンジンがアメリカン
V8ということで不当に下に見られていたようなことにはならない、はず。オリジナルのシャシー
ではないというところはいかんともしがたいですが、オリジナルシャシーでこれを上回る出来の
ものを作るのは現実的にかなり難しいでしょうから、落しどころとしてはいいところではないかと。

それにしても、バハール氏がロータスの社長に就任したのが2009年10月。解任されたのが2012年。
その後すぐに立ち上げたアレスデザインがこんな立派な規模のものだという事が驚きです。
本当にビジネスセンスがあって、お金を集める能力に恵まれた方なのでしょう。やたら男前だし。
天が二物どころかいくつも与えちゃったんだろうなこういう人には。

立派な社屋。この写真にうつっているのはそのごく一部。
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製作中の様子。ライトグレーのサフェーサー、部分的に薄く吹いた黒いスプレーなど、面出しの最中で
あることがうかがわれます。
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それで、肝心なデザインについてですが、あくまで個人的にはですが…、
ちょっと魅力的だけど、オリジナルパンテーラの持つ魅力を超えていない、という印象です。
オリジナルパンテーラのいいところは、数あるスーパーカーの中でも屈指の上品さ、清潔感さえ
感じられるスッキリした造形、そういうところにあると思うのですが、今回のアレスデザインの
これは、ベースのウラカンの影響もあるのか、ちょっとスッキリ感に欠けて見えるのが残念です。
これだけ見れば十分魅力的だし、私がスッキリ感に欠けると思うディティールも、見ようによって
現代的なアレンジといえるのかもしれませんし、今のランボルギーニとか好きな人には歓迎される
のかもしれません。

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私がアレスデザインのほうの残念に思うところは特にショルダーラインの通し方。Cピラー下への
つながり方です。ここをどうしてこんな風にグニャッとしてしまったのか…。オリジナルのほうの
あのシャキッとした処理、良かったのにな…、そんな風に思うわけです。もしかしてドアを丸ごと
ウラカンからキャリーオーバーする必要があってそうしたのかな、と思って両者の写真を比較して
みたところ、似てはいますがちょっと違っていました。アレス版のドアはオリジナルデザインで、
少なくとも技術的な制約でこうなったわけではないようです。
前後のフェンダーフレアも同様にあまりいい印象ではないところです。ボディが白だとわかり難い
ですが、ブルーメタリックのほうはその形が良くわかり、何だか無造作につけただけのようで、
うーむ、ここはちょっとあんまり…と思ってしまいます。これならむしろ全体的にふっくらと
させたほうが良かったんじゃないかな…、フェラーリ288GTOみたいに。

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全体的なイメージとしてはオリジナルのパンテーラと、上記ロータスの5台のコンセプトカーの
中にあったもののかけ合わせのような感じがします。良くも悪くも。 ということは、これが
バハール氏の好みという事なのでしょう。
立派な規模の会社を自身で立ち上げて、好みのデザインのオリジナルカーを発表したということです。
中身は他社製とはいえ、ウラカンは現在のランボルギーニでシャシー性能最高と言われている程の
いい出来らしいですから悪くないでしょう。ただ、想像される価格(恐らくウラカンの倍以上)を
考えると、ちょっとデザインがおとなしすぎると思われないかな、という心配はあります。
派手にするために下品な造作を増やすような方向ではなく、出来ればプロポーション自体で
魅了するようなのになってくれたらいいのにな…。

いくつか好みではないところや心配な点もありますが、それでも、いろいろな意味でこういう車が
うまくいくことを心から祈ります。


せっかくなので、オリジナルパンテーラの写真も。やっぱりスッキリしてていいです。
De_Tomaso_Pantera_01.jpg
特に黒いフロントバンパーが追加されたこれ(北米向けでしょうか)は、元のフロントエンドから
ちゃんと連続した造形になっていて、それがパンテーラの魅力を増していていいなと思います。
この手の追加大型バンパーは他はたいていひどいことになっていますから、これは異例です。

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こんな短期間でどうやってこんな立派な社屋を建てられるんだろう…。






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LeEco LeSEE all electric car concept [車、カーデザイン]

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今から2年前、私がイケヤフォーミュラさんからの依頼でアスパーク社のスーパーEV(後のOWL、
このときはまだ名前は無かった。決まっていたのかもしれないがこちらには聞かされていなかった)
の開発でまともに寝る時間も無くてクラクラしていたw 4月頃、時々見ていたサイトで見つけた
中国のLeEco(ル・エコ)というメーカーのLeSEEというコンセプトカーです。
この会社は元々あまり自動車とは縁の無いNet系の企業です。親会社に自動車メーカーを持つところも
含めて、この種の振興EVメーカーは中国にいくつかありますが、その中で特にスタイリングがきれいに
まとまっていて印象的だったので、いつかそのうちこのブログで取り上げよう…と思っていました。
ただ、しばらくの間はやらなければいけない事が山のようにあって、ブログどころの騒ぎではなく…、
書くまでに随分かかってしまいました。

LeSEE Chinese Autonomous EV Looks like the First Proper Tesla Rival
https://www.autoevolution.com/news/lesee-chinese-autonomous-ev-looks-like-the-first-proper-tesla-rival-106734.html#

China’s Answer To Tesla Breaks Cover: Meet The LeEco LeSEE [21 Pics & Video]
https://www.carscoops.com/2016/04/chinas-answer-to-tesla-breaks-cover/


あっさり目のレンダリング。(この手のレンダリングは必ずしも開発初期のアイディアスケッチと
いうわけではなく、プレス向けの資料用として実物が出来てから描いたり、3Dデータが出来てから
描いたりもしますので、どのタイミングで描かれたものかはわかりません)
デザインはどこかで見たような…というところが散見されますが、素直にきれいな形の近未来の
車を作ろうとしていることが見てとれて、好感が持てます。

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3D CGによるレンダリング。ほぼスケッチのイメージどおり、細部まできれいにまとまっています。
強く意識したであろうテスラなどにも通じる、基本的に素直で滑らかなプロポーションと面構成。
伸びやかさはテスラを上回り、優雅な雰囲気がします。個性を出さんがためのエグイ造作のような
ものが無いのもいいです。

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ここはちょっとなぁ…と思うのはフロントドアの下側の開口ライン。こんな風に前上がりのラインでは
足がつかえて乗り降りしにくくてしょうがないんじゃないかと。スーパースポーツで、ドアの開口部が
全体的に狭いとかいうのでなければ、こんな事はしないほうがいいのにな、と思います。(剛性確保と
いう点では有効ですが)

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前後のバンパーが引き出しみたいになっているのも、コンセプトカーならではというか、現実的には
やらないことだと思います。ただ、もしも実現するならば、ここのクッションストロークを衝撃吸収
にも有効に使える…なんていうことになるのなら、それはすごくいいと思います。サイズ的には
どんどん大きくなる方向ですが…。

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フロント、サイド、リヤそれぞれの下側にある開口部は、恐らく床下にレイアウトする事になるであろう
バッテリーの冷却を考慮したもの、あるいはそれをイメージさせる造作かと思いますが、これらの周囲に
ある縁取りは個人的には無いほうがスッキリしていいと思います。

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スタジオの定盤の上の実車、コンセプトモデル。3D CGのレンダリングとほとんど変わらない。
写真で見る限り、少なくともエクステリアの仕上がりは良い。

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インテリアも作り込まれてはいますが、あくまでコンセプトモデル然としたもののようです。
ブレーキは容量の大きそうな立派なもの。回生システムがあるにしても、多分かなりの重量になると
思われるので、ブレーキはこういう大型のものが必須でしょう。見た目も良いし理にかなっています。

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ショー会場での様子。

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インテリアは、よく言えばコンセプチュアル…と言えなくもないですが、そうだとしてもこれが
魅力的かどうかは微妙な気がしますし、どう見てもあまり現実的には見えません。特に後席…。

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観音開きのドアもコンセプトカーにはありがちですが、実際にはあまりいいものではないと思います。
開口部の断面を見ると、ボディ側もドア側もいかにもコンセプトカーらしい単純なもので、ウェザー
ストリップらしきものも見当たらず、これでは雨も騒音も防げそうにない…コンセプトカーですから
そこまでうるさいこと言わなくても全然いいのですが、もう少しリアリティを出してほしかったなと。

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ということで、個人的には(特にエクステリアデザインに)好感を持っていたこの車ですが…、
冒頭で書いた、私が山ほどの作業にアップアップしているその間に、飛ぶ鳥を落とす勢いのように
見えていた振興EVメーカーの地盤のもろさが顕在化し、この手の↓あぶなっかしい残念なニュースが
色々聞こえてくるように…。

テスラに太刀打ちできるか…中国系EVベンチャー「BYTON」の実力
http://news.livedoor.com/article/detail/14183250/

---------- 上記ページ中ほどから抜粋 ----------
“相次ぎつまずく中国発ベンチャー
一時はテスラのライバルとも持てはやされたベンチャーのファラデー・フューチャーは、
重役の離職や技術的なトラブルに加え、資金繰りが悪化。2017年10月には米ネバダ州に
10億ドルをかけて建設中だった工場の建設を取りやめた。
さらに、ネット分野からEVに参入したLeEco(ル・エコ)も、資金面の悪化でトップが
辞任する事態に見舞われている。こうした惨状を指して、「パワーポイント上だけで
車作りをしている」と揶揄する声もある。”
---------- 以上抜粋 ----------


あぁ、やっぱりこうなってしまうのか…。
あのテスラでさえも経営危機が伝えられていて、先行きがどうなるか何ともいえないような状況に
なっているようですし…。
テスラの場合は、モデルSの完成度の高さに驚愕しましたが、一方で、初期のうちから規模を大きく
やり過ぎではないかとも思っていました。 ですが、そうしなければ生産コストを下げられない、
逃れられないジレンマ…、スケールの大きなばくちのようなものなのはどうしようもないか…。
まぁどんな企業でも仕事でも、多かれ少なかれそういう面はありますが、スケールが何しろ大きい。
個人的には同社に対して希望の星のように思うところもあって、何とかうまくいってほしいと願う
のですが、どうも脳裏にはかつてのデロリアンが浮かんでしまって、心配にもなります…。

EVに実用化の目処がついてからというもの、私のところでこれまでに受けてきた相談も含めて、
どうもこう…皆さんちょっと自動車の生産というか、その前の段階の開発とか、もの作りそのものを
なめてかかっているように感じることが少なくないです。これは物理的なもの作りをしないIT系や
金融系の方に限らず(そういう方に多いのは確か)、日本を代表するような一流企業(自動車系では
ないが工業製品を生産する)の役員などでもしばしばいらして、そういう方の相手は中々骨が折れます。
安く作るためにものすごくお金がかかる、と言うと何だかよくわからないかもしれませんが、
ちゃんとしたものを価格を抑えて生産するためには莫大な開発費がかかる、ということです。
あたり前の事なのですが、それを理解して欲しい、そう思います。

振興EVメーカーはどこがうまくいくのか、生き残るのか?
もしかしたら既存の自動車メーカー意外は結局モノにならないんじゃないか…そんな気さえしています。



日本のメーカーからもこれくらいのモノ、出ればいいのに…。






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トヨタ新型センチュリー 21年ぶりのモデルチェンジ [車、カーデザイン]

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21年ぶりに新型となったトヨタ・センチュリー。
このブログで取り上げる対象としてはちょっと異質というか、全然私の好きなタイプではないのですが、
前から気になっていて、なぜこうなっているのかな?という点について書いてみました。


“走る伝統工芸品”トヨタ・センチュリーが21年ぶりに世代交代!
https://motor-fan.jp/article/10004641

ハイブリッドの新型「トヨタ・センチュリー」発売
http://www.webcg.net/articles/-/38979

実車 トヨタ新型センチュリー 写真32枚でみる内装/デザイン/V8エンジン
https://www.autocar.jp/news/2018/07/04/300990/

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もう、プロポーションからディティールまで、外観も内装もほとんど心惹かれるところはありません。
全く失礼千万だとは思いますが、私あたりに好かれなくてもこのクルマとしては全然問題無いでしょう。

そういうクルマなので、昨年の東京モーターショーで見た時も、どうでもいいけど(本当に失礼…)
せっかく来たんだし一応写真撮っとくか…くらいの気持ちで撮ったのが下の4枚の写真です。

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前のモデルもこの新型も、特に好みのところはないけれど(何度も失礼過ぎ…)、まぁしいて言えば
この新型のヘッドライトの作りは、透明感が感じられて、ちょっとだけ惹かれるところもあるかな…
と思い、ここだけズームして何枚か撮りました。

ですが、このヘッドライトの外形形状、もう少し横に伸ばしてサイドパネルまで回りこませればいいのに
どうしてそうしないでこういう形にするんだろう? これだけの車両寸法があるのに、ここがこんなふうに
なっていることでなんだか窮屈な印象を受けてしまうし、正直古臭いイメージがしてどうにも…。
ひとつ前のモデルチェンジの時も私としては同じように感じたのですが、今回のモデルチェンジでも
またこうしているということは、これはもうトヨタとして確固たる信念があってこうしている、という
ことなのでしょうね。
しかし、なぜなんだろう?何を狙っているんだろう…? ここがセンチュリーらしくていいという方も
いらっしゃるのでしょうけど、元々このクルマの良さがあまりわからない私には本当にサッパリです。
初代のイメージを守っているのかもしれないけれど、初代がそれほどいいものだったとも思えないし…。
もしかしてロールスとかと似たようなイメージを狙っているのかな…? それにはちょっと中途半端じゃ
ないかな…、でもそうだとすれば、ロールスのこともあんまり良く思えない私にはわからなくてあたり前
なのかもしれないな…。そんなふうに思いました。


そんな事を思いながら、ちょっと安易かもしれないけど、自分ならこうするかな、という別案をやっつけで
作ってみたのが下の2枚の画像です。どちらも上段が元画像、下段が修正版で、フロントはヘッドライトのみ、
リヤはリヤコンビライトのみ、それぞれ側面に回り込むようにワイドな形状に変わっています。他の部分は
プロポーションから何から全てそのまま据え置きです。

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Toyota_Century_2018_12.jpg

何だか普通っぽくなってセンチュリーっぽさはやや薄まりますし、古臭さも中途半端ではありますがw、
私のような普通の人間にはこのほうがまだしっくりきます。
リヤビューはフロントほど印象の違いはないですが、それでもやっぱり修正版のほうが普通というか
まともに見えて、ちょっとはマシかなと思えます。


まぁ、まるっきり余計なお世話だということは重々承知していますし、いろんな意味でこのクルマと
関わることは多分この先一生無いと思うのですが、単純に、日本の最高級車のひとつとして色々な面で
世界に誇れるようなものであって欲しい、そう願う気持ちでこのクルマを見ています。
それで勝手に残念な気持ちになっているだけなんですけど…。





国産唯一のV型12気筒エンジンが廃止になったのも残念…。






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Hennessey Venom F5(1600hp、最高速483km/h 世界最速に挑む) [車、カーデザイン]

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昨年発表された最高速の世界記録を狙うヘネシー社の新モデル、ヴェノムF5。
ブガッティ・シロン、ケーニグセグなどと真っ向勝負という事になるようですが、少なくともパッと見、
それもフロントビューに限ってはこれらの中で一番まともというか自分の好みに近いように思えます。

なぜ最高速をめざすのか ヘネシー社、ブガッティ/ケーニグセグとどう戦う?  2018.07.01
https://www.autocar.jp/news/2018/07/01/293197/

【SEMA 2017】ヘネシーが新型ハイパーカー F5 を発表…1600hp、最高速483km/h  2017年11月2日
https://response.jp/article/2017/11/02/302033.html

【SEMA2017】最高速度484km/h、最高出力1600馬力! ヘネシーが新型ハイパーカー「ヴェノム F5」を初公開  2017年11月04日
https://jp.autoblog.com/2017/11/04/301-mph-1-600-hp-hennessey-venom-f5-details-emerge/

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ただ、このリヤビューは…、あくまで個人的にはですが、どうにも洗練されているとは言い難いし、
カッコイイとも思えない。もっと言うと、素人っぽいというか、おもちゃっぽいというか…、
狙いはわからないでもないですが、色々残念…。


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気になりだすと他にもいろいろ気になってきて、たとえばフロントの普通はラジエーターグリルとかがある
ところの奥、ただの塗り面で軽く驚きます。しかも2本の黒い縦桟みたいな出っ張りは別パーツでもなくて
塗り分けっぽく見えます。 この作り方、仕上げは無いんじゃないか…。
この固体自体はモックアップと思われる(ウインドーグラスが真っ黒で中が見えない、ということは
インテリアはまだ作っていないと思われます)ので、全てのディティールまでランニングモデルと同じ
作りこみでなくてもいいと思いますが、そうだとしても、せめてここは網でも張って内部をブラックアウト
するとかしてくれればいいのに、そう思ってしまいます。

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上の2枚の写真を見るとサイドウインドーの周囲との段差も気になります。Aピラーからルーフ側にかけての
段差が結構あって、それもリヤクォーターウインドーとつながるあたりで段差が徐々に変化していっています。
リヤクォーターウインドー(?)と接するところでも妙な段差があってスムーズにつながっていない。
何でこういうことになっているのか? もしかしたらデザインモデルではある程度フラッシュサーフェイスに
なるように作っていたのだが、そこに昇降するサイドウインドーをレイアウトしようとしたら、そのままの
曲面ではうまくいかないことがわかって、でももう時間がないので強引に何とかそれらしく見えるように
何とかまとめた…、という事なのかもしれませんが、そうだとすれば単純に設計段階での検討不足だったと
いうことだし、それならモックアップのうちはこんなことしないで(その種の設計要件は次のステップで
反映するとして)、きれいに面がつながるようにしておいても良かったのではないかと思うのですが…。


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インテリアのレンダリングを見ると、これは3D CGにもなっていない、2次元の絵であろうことがわかります。
インテリアは基本的にエクステリアが完成した後でないと作りこめないのですが、甘く考えられている事が
多くて、まともにデザイン、設計しようとすると非常に手間がかかる作業であるにもかかわらず、そのための
望ましい状況が作れない(時間も人も足りない)事が多々あります。ありがちなことなのですが、このモデルも
そういうことになっているのではないかな…と想像されます。

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目標とする最高速を実現するにはタイヤの問題もあって、それはそんなに簡単なものではないと思いますが、
そういう目標を持ってこういうことをやっているということ自体が大したものだと思います。
また、同社としては今回のこのモデルが完全に一からデザインした最初のモデルになると思いますので
(以前のモデルはロータスの大幅改造版といえるようなものだった)、まだ色々と詰めていかなければ
いけないところがあるであろうことは容易に想像できます。ですので批判的な気持ちではなく、応援する
ような暖かい目で見守っていきたいです。





ランニングプロトになったらもう少し洗練されますように…。






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White McLaren F1 Could Sell For $14 Million [車、カーデザイン]

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This Unique White McLaren F1 Could Sell For $14 Million
https://jalopnik.com/the-worlds-only-white-mclaren-f1-could-sell-for-14-mil-1612982357

Top Gear Meet the $14m McLaren F1
https://www.topgear.com/car-news/british/meet-14m-mclaren-f1

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貴重なマクラーレンF1の中でも更に少ない白いボディカラーのものが来月ペブルビーチで行われる
オークションに出品されるようです。予想落札価格は1200万〜1400万ドルの間ということです。
さすがに高価でが、この車の価値からすれば欲しい人はいそうです。

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上記のサイトはどちらもあっさりした内容で、もう少し詳しいことがわからないかなと思ったのですが、
自動翻訳ではいまひとつ日本語爆裂状態で…なんだかよくわからないところも多いです。
写真もわりと無造作で荒く、せっかく天気のいい日に撮ってるのにもったいないな…と思ったのですが、
同じ写真を以前他のところでも見たような気がしますし、今回のオークション出品のために撮影された
ものとは限らないようですね、これらの写真は。

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設計者、ゴードン・マーレーが思い描いた理想主義的ともいえるレイアウトや、モノコックを含む
フルカーボンボディ、正統派エンジンのの王様とも言える自然吸気V型12気筒6,000ccエンジン、
基本的にはオーソドックスなダブルウィッシュボーンでありながら巧妙なマウントで衝撃を和らげる
サスペンションなどなど…、メカニズム的には唯一無二、孤高の存在だと思います。

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ただ…個人的にはですが、純粋なスタイリングとしては正直それほど魅力は感じないといいますか、
このすばらしい素材にこのエクステリアデザインはちょっともったいないな…と前々から思っています。

かつてブラバムF1ですばらしく個性的で魅力的なマシンをデザインしていたゴードン・マーレーが
纏め上げた究極のロードカー…なのに、どういう理由かそのスタイリングは彼自身ではなく、同じ
イギリス人のピーター・スティーブンス氏に依頼されています。
スティーブンス氏は70年代には自身のデザイン会社を立ち上げていたのですが、この車の開発に
携わる期間、1990年~1993年の間はマクラーレンカーズのチーフデザイナーとして同社に在籍して
いたようです。

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個人的にこのピーター・スティーブンス氏の作品がどうもあまり魅力的には思えなくて…
(ちなみにピーター・スティーブンス氏の手がけた車は、ロータス・エスプリSE(第2世代)、
ジャガーXJR-15、涙目のスバル・インプレッサなどあるのですが、XJR-15(中身はほぼ
レーシングカー、このデザインはまとまっていて悪くは無いが…)はともかく、少なくとも
第2世代のエスプリSEと涙目のインプレッサに関しては今ひとつどころか、オリジナルよりも
悪くなっているように思えて ー 完成度の高いものをいじるのは難しいものではありますが… ー
何度も言いいますがあくまで個人的にという限りにおいて、どうもダメです…。

エスプリSEのほうはそれだけ見れば悪くない、十分魅力的なスポーツカー(或いはスーパーカー)
だと思いますが、オリジナルの切れの良さが随分薄れてしまってダルくなってしまって…残念です。

そしてどうしても許容できないのが涙目のインプレッサ。色々制約があったのでしょうし、何とか
元のもの(批判の多かった丸目)との差異を出さなければならなかったのだろうとは思いますが、
これはどうしてもいただけません。私の中ではスバル史上最低なデザインかも、そう思うほどです。
(チョットひどいこと言い過ぎかなとは思います。好きな方、すみません…。)
同じインプレッサのひとつ前の世代(初代)のWRカーも彼の仕事ですが、あれは素性のいいベース
があって、そこに彼がオーバーフェンダーなどを付加したもので、いい感じに魅力アップしていて
結構いいなと思いました。


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ゴードン・マーレーファンの私としては、かつてのブラバムF1で見せてくれたような、彼らしい
切れ味鋭いカッコいいデザインをこの究極のロードカーでも見てみたかったです。そういうものを
見れると思って期待していた時間も長かったので、いざ現物の写真を見た時は正直ちょっと拍子抜け
しました。 あぁ、こんな風にしたんだ。そうかぁ…。チョットガッカリ

後にこのスタイリングがピーター・スティーブンス氏のものであると知って、どうしてゴードン・
マーレーは自分以外の人に依頼したのかな…せっかくのすばらしいチャンスに…、と考えたのですが、
上記の私の好きだった若き日の彼がデザインしたF1マシンデザインをあらためて見てみるに、
カッコいいところはすごくカッコいいのだけれど、その分破綻気味ともいえるところもあって、
レーシングカーならそれはそれで問題無い、目的のためにだけある形で他はどうでもいいという
割りきりがむしろカッコいい、と好意的な解釈も出来るのですが、これがロードカーとなるとさすがに
そういうのはちょっとまずかな…とか思ったのでしょうか。
それで、ちょうどその少し前に(自分はまだ手がけた事が無い)ロードカー、ロータス・エスプリSEや
ジャガーXJR-15を手がけたばかりの旧知の仲のピーター・スティーブンス氏がいる。
彼に頼めばいいんじゃないか、自分の好みを色々伝えるのも彼ならやりやすいし…。
そんなところだったのかな、と想像はしますが…、今もやっぱりちょっと残念な気はします。

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とはいえ、ゴードン・マーレー自身はすごく気に入ったものが出来たと満足していたようなので、
それは本当に良かったと思います。




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↑この画像は以前の記事でとりあげたもので、こんなところまでいいなぁ…と思いました。
Mclaren F1 マクラーレン F1(ロードカー) のオーナーズマニュアル   2014年11月2日
http://ash-institute.blog.so-net.ne.jp/2014-11-02






それでもやっぱり孤高の存在、マクラーレンF1。色も白だし…w






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Ferrari SP38 - 488 GTB base one off model [車、カーデザイン]

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フェラーリSP38発表 488 GTBベースのワンオフ・モデル - 海外ニュース | AUTOCAR JAPAN
https://www.autocar.jp/news/2018/05/23/291893/

フェラーリがワンオフ『SP38』を発表…F40 のモチーフ採用
https://response.jp/article/2018/05/24/310053.html?gp=1_email_20180524

Ferrari SP38
https://www.ultimatecarpage.com/cg/7265/Ferrari-SP38.html


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フェラーリ SP38。最新のワンオフモデルだそうで、ベースは488GTB。
308GTBやF40へのオマージュでもあり、フロントエンドは308GTB、リヤウイングはF40を、
それぞれデザインモチーフにしているそうです。
そのデザインモチーフについては言われなければそれほど強くは感じないような…とか、ベースの
488、その前の458などに対して新しさはあまり無いような…とか、いろいろ思ったのですが、
そういううるさいことはどうでもいいんですね、この車は。

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この車はワンオフ、たった一人のオーナーのために作られたもので、これから量産に取り掛かって
沢山売っていく!という種類のものではありませんので、セールスプロモーション的なことは
考えなくていいし、他の人がどう思おうが全く関係ないわけです。デザインについて何を語ろうが、
あるいは何も語るまいが、どっちでもいいわけです。
プロジェクトとしてはこの時点でもう完了しているのですから。

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ここからの写真は背景の湖から察するに、毎年コモ湖畔で行われるヨーロッパ最古の自動車コンクール
Concorso d’Eleganza Villa d’Este (コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ)に出展するために
会場近くに到着したところなのかな、と思われます。

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個人的にはこのホイールのデザインが気に入りました。

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かつてあこがれた車のイメージに、自分の好みを加えて、新たなアイディアも盛り込んで、
中身は最新のメカニズムで…、そんな車好きなら誰でも考える夢のようなことを現実のものとした
ワンオフモデル。 そのことがもうただすばらしく、うらやましいことだと思います。




ワンオフといわず、色違いとか何らかのバリエーションも…なんて、いいなぁ。






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